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思いつくままに、すらすらと。

思いつくままに、すらすらと何かを書いていきます。ノーコンセプト、かな?

食いもんレビュー248 スガキヤ ざるラーメン

 もう12月ですが今更の話をします。養老鉄道多度駅を訪問したのは今年の夏に北陸に行く途中だったのですが、18きっぷで行くとしたらどこかから養老鉄道に乗り換えることになります。

三岐鉄道北勢線 141 西桑名駅

 ということで一旦桑名までやって来ました。とりあえず昼なので昼飯だな~と思い、三岐鉄道北勢線西桑名駅側を散策(北勢線には乗りませんでしたけど)。しかしこの辺りの飲食店はどこも大繁盛しているようで、開いている店がなかなか見つかりません。最終手段・・・ということでアピタのスガキヤラーメンへ行くことに「。まぁ、中京圏に来たのでせっかくなら東京で食べられないものを、ね。しかしスガキヤラーメン来るの何年振りだっけ・・・」とか思いながら、夏限定らしいざるラーメン(480円)を注文。

スガキヤ ざるラーメン

 出てきたものはこちら。麺はスガキヤなので、カップ麺とかのスガキヤと同じ麺ですね(たぶん)。一応ラーメンより1.5倍の量となっているようです。トッピングにはラーメンでは珍しいおあげと、刻みのり、ネギです。うん、ざるうどんみたい(笑)。つけダレは2種類あって、醤油系と胡麻系の2種類。醤油系は酸味がありますが、冷し中華のタレにつけるよりは酸っぱくないですね(ん、そんなことする奴がいるわけないだろって?いや、ここにいるのだが)。2種類の味が楽しめるので麺を増やしてもよかったかなと思いました。

 ちなみに春に出たときはつけダレがとんこつ系だったみたいですね。それはそれで食べてみたい気もしますね。
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  1. 2023/12/03(日) 03:00:00|
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駅前モニュメント898 養老鉄道多度駅 歓迎モニュメント&地蔵尊

 北陸行く道中のお話。

養老鉄道7700系7914F 多度駅にて

 名古屋からそのまま北陸を目指すのではなく、あえて桑名に出て養老鉄道に乗ることにしました。というのも以前こちらの記事で紹介しましたが、東急池上線・多摩川線で活躍していた7700系が譲渡されてから初めてこちらの方に来たので、訪問してみることにしました。ちなみに上の画像の7714号は、先ほどの記事にある鵜の木駅で撮影した車両と全く同じです。”歌舞伎塗装”まで同じままとなっていますが、ちゃんと貫通扉の剥がれたところは直したようですね。

養老鉄道多度駅 歓迎モニュメント 養老鉄道多度駅 歓迎モニュメント 足元の看板

 ということで今回は、三重県桑名市にある養老鉄道多度駅前のモニュメントを紹介します。まずはよく地方の観光地で見かける「歓迎」モニュメントです。「ようこそ多度へ」の下の部分が読めない・・・手前の看板が邪魔しちゃっていますね。それによれば、多度のあたりは壬申の乱の際に大海人皇子が休息をとったり、奈良時代や平安時代の遺跡が見つかるなど、昔から人が住んだり行きかったりする場所だったことが判明しているようです。写真には遺跡と、この地で出土した土馬が掲載されています。

養老鉄道多度駅 歓迎モニュメント 裏 養老鉄道多度駅 時計台の土台

 ちなみに裏側は「お気をつけてお帰りください」と書かれています(が、頭の”お”の字の点が取れちゃっていますね・・・)。時計はくっついているのかなとも思ったのですが、実は全く別のものであり、そちらは旧多度町の商工会青年部が設置したものとのことです。

養老鉄道多度駅 地蔵尊? 養老鉄道多度駅 地蔵尊? アップ

 次は駅前というと少し離れているのですが、先ほどのモニュメントのある広場を左に出てすぐの突き当りにある、こちらのお堂。卍があるので仏教ということはわかりますが、地蔵尊でしょうか?中の方を見ても地蔵尊かどうかは断定できませんが、場所を考えるとおそらく地蔵尊でしょう。植物もお供えされており、住民の方に大切にされているのがわかりますね。
  1. 2023/11/29(水) 15:00:00|
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駅前モニュメント897 小田急渋沢駅 「幸福を運ぶ風」&谷鼎句碑 他

 今回は神奈川県秦野市にある、小田急小田原線渋沢駅前のモニュメントを紹介します。この駅と隣の新松田駅との間は6.2kmもあり、小田急線の中で最も長い駅間となっております。

小田急渋沢駅 こぶし庭園 小田急渋沢駅 こぶし庭園 こぶし説明

 この駅は南北にロータリーがあります。まずは南口のロータローの内部にあるものですが、ここには「こぶし庭園」という庭園が整備されています。「こぶし」とは演歌のアレではなく、ここに生えている木のことです。こぶしは日本全国に生えているものですが、秦野市では”市の木”に選ばれています。ここのこぶしも市制50周年を記念して植樹されたものとのことです。

小田急渋沢駅 幸福を運ぶ風 小田急渋沢駅 幸福を運ぶ風 タイトル

 次は庭園の中のこちらの石像。丸めのフクロウの石像ですが、タイトルは「幸福を運ぶ風」ということで、フクロウにはあまり触れていません。作者は彫刻家の西巻一彦氏ですが、この方はJR紀勢本線・近鉄名古屋線津駅にあった彫刻の作者でもあります。そちらの作品の一つにもフクロウの顔のようなものがありましたが、フクロウを入れるのが西巻氏の作風なのでしょうか?

小田急渋沢駅 谷鼎句碑 小田急渋沢駅 谷鼎句碑 説明アップ

 次はロータリーの向かい側にあるこちらの石碑。「ひぐらしの 一つのみ鳴く こゑを背に 夕あかね照る 道くだり行く」という、明治~昭和の歌人・谷鼎の短歌と、説明が書かれたものです。説明は谷鼎の生い立ちについてのものがほとんどですが、西秦野村千村(現・秦野市千村。駅の西南西あたり)に生まれたこと、窪田空穂の短歌詩「国民文学」にて頭角を現したこと、藤原定家の短歌の解釈について斎藤茂吉と論争を交わしたこと、大東文化大学教授に就任したこと、短歌誌「近代詩歌」を創刊したことなどが書かれていました。

小田急渋沢駅 渋沢駅敷設の由来

 ちなみに石碑の隣には「渋沢駅敷設の由来」という看板がありました。駅の設置に当たって周辺の住人の方々は無償で土地を提供したとのこと。現在の開発状況とか見ると、無償であっても駅を設置することによる効果を予測していたのでしょうか。

小田急渋沢駅 パンフルート

 次からは北口のモニュメントを紹介します。まずはペデストリアンデッキを降りたところから生えている?ような金のモニュメント。詳細の説明などはなさそうだったのですが、GoogleMapを見たら「パンフルート」と書かれていました。パンフルート自体は普通の楽器なのですが、ここにある理由は何なのでしょうか?

小田急渋沢駅 風景の器 小田急渋沢駅 風景の器 タイトル

 次はエリンギみたいなものが2本生えているような石像です。作者は秦野市在住の彫刻家・横山徹氏で、タイトルは「風景の器」とのこと。この作品はハミングデイルしぶさわ彫刻展の出展作品として、1994年(平成6年)に制作されたようです。秦野市のホームページでも紹介されており、されによればこの作品は「丹沢の風景を映し出す器」であり、「空中を浮かぶ水溜まり」をイメージしているようです。

小田急渋沢駅 MY FAMILY 小田急渋沢駅 MY FAMILY タイトル

 次もハミングデイルしぶさわ彫刻展の出展作品として、1994年(平成6年)に制作されたもので、タイトルは「MY FAMILY」です。左がお父さん、右がお母さん、真ん中が子供でしょうか?こちらも紹介ページがありますが、作者のコメントとして「この世界に暮らす人間は、みな家族だと思います。人間には暖かい愛情に満ちたつながりが不可欠です。」とありました。さて、その作者の方なのですが・・・中岡慎太郎?え、幕末の志士?陸援隊?・・・ではなく、岐阜県出身の彫刻家の方で、JR飯山線・北越急行線十日町駅にも作品がありましたね(私はその時もおなじボケをかまそうとしていますが・・・)。
  1. 2023/11/26(日) 03:00:00|
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駅前モニュメント896 相鉄瀬谷駅 「友愛と奉仕」時計塔&ゴールドポスト(50号)

2023年10月8日 相鉄西谷駅にて その1 2023年10月8日 相鉄西谷駅にて その2

 今回は近場です。今年も相鉄の株主優待券を使ってきたのですが、新横浜線開業後初の乗車となりました。西谷駅で列車を何本か見ましたが、もうどこの会社なのかわからない(笑)。JR埼京線と表示しているものもくれば、東急の車両が相鉄本線の横浜行きになっていたり、東急車が並んだり・・・数年前では考えられない光景が広がっていました(そもそも以前は各停しか止まらなかった駅なんですがね)。

相鉄瀬谷駅 「友愛と奉仕」時計塔 相鉄瀬谷駅 「友愛と奉仕」時計塔 裏

 ということで今回は西谷駅ではありませんが、相鉄本線の瀬谷駅前のモニュメントを紹介します。横浜市瀬谷区にはこの駅と三ツ境駅の2つがありますが、区役所の最寄は三ツ境駅であり、利用者もそちらが多いです。まず紹介するのは北口にある時計塔。以前似たようなものを見かけたような・・・JR徳島線阿波加茂駅JR鹿児島本線・九州新幹線新八代駅にありましたね。ライオンズクラブ、ロータリークラブどちらも同じようなものを設置していますが、今回のものはライオンズクラブの紋章があります。裏には横浜瀬谷ライオンズクラブ十周年記念として、1983年(昭和58年)5月27日に設置されたことが刻まれていますが、時計の部分には「結成50周年記念事業」とあります。40年前に設置されているのですが、何の50周年記念なのでしょう?ライオンズクラブの結成は1917年ですし、日本初のライオンズクラブは1952年ですし・・・

相鉄瀬谷駅 ゴールドポスト(50号) 相鉄瀬谷駅 ゴールドポスト(50号) 説明

 次に紹介するのは郵便ポスト・・・なのですが、ただのポストではありません。全身金色のポストです。このポストはゴールドポストプロジェクトという、”2020年東京オリンピック・パラリンピックの金メダリストの功績をたたえるために、メダリストのゆかりの地に金色のポストを設置する”という企画により設けられたものです。ちなみにこれは第50号であり、ソフトボールの峰幸代選手を称えるものとのこと。峰選手は小学生の時に瀬谷区に住んでおり、その頃にソフトボールを始めたのだそうです。ちなみにゴールドポストプロジェクトのホームぺージに他の設置場所も掲載されていますが、駅前が多いですね。つまり・・・
  1. 2023/11/22(水) 15:00:00|
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食いもんレビュー247 武州うどんあかねandみどりダイニング ハンバーグセット

 松任に行った日ではなく、羽咋に行った日ですが、帰りに大宮で乗り換えだったので、晩メシを食べることに。西口のあたりをウロウロ・・・

武州うどんあかねandみどりダイニング 入り

 うどん屋さんを見つけたのだが・・・ハンバーグ?コロッケそばは富士そばでも見かけますが、うどんとハンバーグの組み合わせって、初めて聞きますね。ということで、「武州うどんあかねandみどりダイニング」というお店に入店することに。ハンバーグセットを注文します。1000円オーバーなので結構値段が張るように感じますが、実は飲み物付き。生ビール1杯飲めちゃいます。

武州うどんあかねandみどりダイニング ハンバーグセット(ねぎ塩)

 出てきたものはこちら。う~ん、右上の麦ジュースが目立ってますねえ。8月ということもあり、うどんは冷しとなっていますが、量は少なめ。どちらかというとご飯の方が主食としてはメインかもしれません。他にはちびきゅうの漬物が小鉢であります。さてメインディッシュのハンバーグですが、ソースは種類を選べます(後ろのメニューに写っています)ので、私はねぎ塩にしました。ボリュームは結構ありますので、食べ応えがありました。

 正直ハンバーグ定食にうどんが付いているというだけなのですが、ボリューム感はかなりありますので、食後は満腹になりました。他にもメインディッシュが多めのセットがあるようですが、どれくらいのボリューム感なのかはちょっと気になりますね。
  1. 2023/11/19(日) 03:00:00|
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駅前モニュメント895 JR松任駅 松任城址公園のモニュメント&「アーバン ヴォイド」 他

 前々回前回に続き、JR北陸本線松任駅前から。今回が一応最後です。

JR松任駅 松任城本丸跡 JR松任駅 松任城略年表

 前回「白山市 市民工房 うるわし」の前のモニュメントを紹介しましたが、今回はその向かいから。ここには松任城がかつてあり、現在は松任城址公園として整備されています。ここにも石碑などがあるのですが、まず紹介するのは、松任城を説明する「松任城本丸跡」の石標と「松任城略年表」の2つから。本丸跡は文字通り本丸がここにあったことを示しています。略年表は松任の地名が生まれるところから書かれていますが、築城自体は1176年(安元2年)加賀介近藤師高が館を作ったことが始まりのようです。それでも平安時代ですから、昔からここが町であったことがよくわかります。

JR松任駅 忠魂碑全景 JR松任駅 忠魂碑アップ JR松任駅 太平洋戦争戦没者芳名

 次は公園の一角にある「忠魂碑」と書かれた石碑です。城なので戦国時代や江戸時代の戦没者を忠魂しているのかと思いきや、横には「太平洋戦争戦没者芳名」と題された石碑が置かれていました。まぁ、よく考えたら戦国時代の戦没者の名前なんてわかりませんよね。

JR松任駅 泣きいさつ 男神の如く 梅雨荒し

 次も公園内のものですが、「泣きいさつ 男神の如く 梅雨荒し」という句碑が設置されています。前々回に加賀の千代(千代女)の俳句について説明していますが、これは千代女ではなく野本永久という俳人が詠んだ句のようです。説明によれば「「古事記」の中より、須佐之男の命が子生みの果てに死んだしまわれた母の国へ行きたいと、泣きに泣き給う姿を想い濡れ立っている自分の中から、この表現句が出てきた。」とのこと。この句は1947年(昭和22年)12月の『ホトトギス』の巻頭句に選ばれたものでもあるようです。

JR松任駅 塔 JR松任駅 塔 タイトル

次は公園の横に設置されているエレベーターのボタンみたいなモニュメント。タイトルは「塔」で、作者は九谷焼作家の松本佐一氏とのこと。九谷焼は石川県で生産されている色絵陶磁器として有名ですが、ここの駅前モニュメント群ではこれが唯一の作品のようです。

JR松任駅 KIRIN JR松任駅 KIRIN タイトル

 次は赤い石の柱が5本立っているモニュメント。タイトルは「KIRIN」で、作者は七尾市出身の彫刻家・石田瑞夫氏とのこと。キリンの首に見立てているのでしょうか・・・どちらかというとチンアナゴのように見えてしまいます。ちなみに石田氏は1996年の「キリンビアパーク北陸庭園彫刻コンクール」で大賞を受賞していますので、これがその作品ですかね。

JR松任駅 行 JR松任駅 行 タイトル

 次はJR羽咋駅の擬音のモニュメントを制作した彫刻家・馬渕洋氏の作品なのですが・・・、この形でタイトルが「行(GO)」です。・・・・・・いいんか、これ?これ以上は私も何も言えませんが・・・・・・

JR松任駅 優楽 JR松任駅 優楽 別角度 JR松任駅 優楽 タイトル

 次は白い波というか、鎖というか、白いもの連なっているモニュメント。タイトルは「優楽」で作者は平松幹夫氏、1994年(平成6年)制作のようです。しかし、作品や作者の情報をネットで探したのですが、全然見つかりませんでした。おそらくこれも何かのコンクールの提出作品なのでしょうけど・・・

JR松任駅 AMBER WIND─琥珀色の風─ JR松任駅 AMBER WIND─琥珀色の風─ タイトル

 次は風力発電のような、飛行機のような造形のモニュメント。タイトルは「AMBER WIND ─琥珀色の風─」で、制作は1997年(平成9年)9月17日。監修は 金沢美術工芸大学名誉教授であった小松喨一氏で、制作は前回紹介した「SET・UP」の作者の田村一博氏と、現在金沢美術工芸大学教授である浅野隆氏とのことです。

JR松任駅 アーバン ヴォイド JR松任駅 アーバン ヴォイド タイトル

 そしてこれが最後に紹介するモニュメント(いやー、ここまで長かった)。なんだか独房みたいな、地方にあるでっかい電話ボックスみたいな箱が置かれていますが、これがモニュメントです。タイトルは「アーバン ヴォイド」で、作者は彫刻家の小尾昌弘氏とのこと。小尾氏の「アーバン ヴォイド」という作品はこれ以外にもいくつかあるようですが、こちらを見る限りこれと同じように石を切って組み立てる作風とのこと。ちなみに今回のこの作品は、2002年(平成14年)の第9回キリンビアパーク北陸庭園彫刻コンクールにて、 ビアパーク大賞を受賞してキリンビール北陸工場に置かれていたようですが、工場が閉鎖されたからでしょうか、ここに置かれるようになっています。

クハ455-60 松任工場にて

 余談。松任駅の近くには、前回紹介したD51形の822号機の検査も行っていた金沢総合車両所松任本所(旧・松任工場)があり、訪問時(2017年8月)には廃車待ちの国鉄色455系(475系)や七尾線用の415系800番台が留置されていました。流石に今は解体されてしまったと思いますが、車両どころかこの工場も新幹線開業による在来線の第三セクター転換により、閉鎖されてしまうようです。
  1. 2023/11/15(水) 15:00:00|
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駅前モニュメント894 JR松任駅 D51形の822号機&暁烏敏像 他

JR松任駅 「松任」地名の歴史

 前回に続き、JR北陸本線松任駅前のモニュメントを紹介します。南口の公園の入り口に地名の歴史の説明書きがありましたが、それによれば昔、松木殿という公家が市町を作り、「松木殿にお任せする」という言葉が縮んで「松任」となったとのこと。

JR松任駅 D51形822号機 JR松任駅 D51形822号機 説明1 JR松任駅 D51形822号機 説明2

 前回句碑を少し紹介しましたが、南口横の公園にまだモニュメントがありますのでそれから紹介します。まずはこちらの蒸気機関車。デゴイチことD51形の822号機です。静態保存されているデゴイチは他にも、JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅にもありましたね。説明書きは2つ用意されており、1つは蒸気機関車の構造を説明するもの、もう1つは822号機を説明するものです。それによればこの機関車は製造後、敦賀→福井→糸魚川→福井と、北陸本線の機関区に所属して主に貨物輸送を担っていたようです。最後に松任工場で検査を受けたことを縁としたのか、引退後の1970年(昭和45年)4月20日に、駅の北広場にて静態保存されるようになり、その後1984年(昭和59年)にここへ移設されたとのこと。屋根がないところで長期間静態保存されているものの、塗装はきれいに維持されているのはありがたいですね。

JR松任駅 暁烏敏像 JR松任駅 暁烏敏像 アップ JR松任駅 暁烏敏像 句碑 JR松任駅 暁烏敏像 説明

 次はこちらの銅像と句碑。土台には「汝自當知」という法蔵菩薩が説いたと言われる言葉が書かれていますが、この人物は暁烏敏(あけがらす はや)という、白山市の北安田にある明達寺という寺の家系で、真宗大谷派の宗務総長を務めた方とのこと。また、活動は仏教関連だけでなく、詩や俳句も多く残しており、隣の句碑の「十億の人に 十億の母あらむも わが母にまさる 母ありなむや」という歌もそ1つのようです。

JR松任駅 手づくり郷土賞受賞碑

 次は他の場所でもよく見かける「手づくり郷土賞」の受賞碑です。直近では横浜市営地下鉄三ツ沢上町駅の記事でも紹介していますが、今回のものは今までのものとは異なり、賞の説明が書かれています。「歴史 伝統 文化など地域の個性や独自性を生かし 市民に親しまれ うるおいのあるまちづくりに寄与した全国の魅力ある施設に対して贈られるもの」で、ここは「いこいとふれあいの道」として受賞したようです。

JR松任駅 EXISTENCE'93-1.風 JR松任駅 EXISTENCE'93-1.風 タイトル

 次は南口ロータリーの向かいの「白山市 市民工房 うるわし」の前のモニュメントを紹介します。まずは「EXISTENCE'93-1.風」というステンレスの彫刻です。作者は秋田公立美術大学の教授をされていた島屋純晴氏とのこと。風と名前に入っていますが、かりんとうにしか見えないのは私だけでしょうか?(愚問)

JR松任駅 SET・UP JR松任駅 SET・UP タイトル

 次はなんだかカクカクした石の彫刻。タイトルは「SET・UP」で、作者は彫刻家の田村一博氏とのこと。

JR松任駅 隠れた紳士 JR松任駅 隠れた紳士 タイトル

 次は手品のようなお化けのような、不思議な造形のモニュメント。タイトルは「隠れた紳士」で、作者は七尾市在住の彫刻家・吉田隆氏とのこと。フゥン、帽子とスカーフで紳士っぽさを表現しているのですかね。ちなみに素材は銅であり、竹中銅器という会社が提供したもののようです。

JR松任駅 HORIZON JR松任駅 HORIZON タイトル

 次はボートみたいな形の石像です。タイトルは「NORIZON」で、作者は白山市(旧・鳥越村)出身の彫刻家・山下晴子氏とのこと。HORIZON・・・つまり水平線ということなので、このモニュメントの上の部分は水平になるように作られているのでしょうね。ちなみに画像をよく見ると、1999年に制作されたものであることがわかりますね。

JR松任駅 二胡の調べ JR松任駅 二胡の調べ 裏

 次は路地を挟んだ隣の図書館前の銅像。まだ南側にモニュメントがあるようですが、もうそろそろ駅前と言えなくなってきたので、ここまでを紹介することにします。この銅像は「二胡の調べ」というタイトルで、日本彫刻会石川支部会会長で彫刻家の山瀬晋吾氏が2002年(平成14年)に制作したものとのことです。タイトルそのまま表現されており、二胡を弾いている女性がチャイナドレスを着ているところが「いかにも!」って感じを出しているのが良いですね。

・・・まだ続きますよ。
  1. 2023/11/12(日) 03:00:00|
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駅前モニュメント893 JR松任駅 「まっとんまっし」&加賀の千代の句碑群 他

 893回目・・・やくざ?・・・はくさ・・・

JR松任駅 まっとんまっし JR松任駅 まっとんまっし タイトル

 ということで今回は、石川県白山(はくさん)市のJR北陸本線松任(まっとう)駅前のモニュメントを紹介します。この駅は現在特急停車駅となっていますが、新幹線開業後は第三セクターに移管するため、特急が来なくなる予定です。そんな松任駅前にはモニュメントが非常にたくさんあるので、2回でも紹介しきれません。3回にわたって紹介しようと思います。まずは駅南口を出てすぐのところにこちらのモニュメント。タイトル(愛称)は「まっとんまっし」であり、地元の方が付けたようで、「待っていて」という意味のようです。ちなみに制作者は堀庸師氏であり、「Gate of Steams」という正式名称があるようです。

JR松任駅 むかし JR松任駅 むかし タイトル

 次は上のモニュメントの近くにある「むかし」というモニュメント。ビート板みたいな石の板の上にちょこんとポケモンのディグダみたいなものが乗っています(ディグダなら頭を出していることになるか・・・)。製作者は彫刻家の北川太郎氏であり、北川氏のホームページによると、2003年(平成15年)の第1回キリンアートコンクールに出展しているようなので、その時の作品ではないかと考えられます。

JR松任駅 松任ロータリークラブ創立20周年記念時計塔 JR松任駅 松任ロータリークラブ創立20周年記念時計塔 石碑

 次はロータリーの横断歩道を挟んだ向かいにある時計塔。足元に石碑があるので紹介することにしましたが、どうやら松任ロータリークラブ創立20周年記念のもののようです。”1986年9月28日”と書かれていますので、周りのモニュメントよりも古いようですね。

JR松任駅 松任の雲 JR松任駅 松任の雲 タイトル

 次は浅草のアサヒビール本社の上にあるアレみたいな銅像。タイトルは「松任の雲」であり、制作者は彫刻家で金沢美術工芸大学教授の土井宏二氏とのことです。1997年(平成9年)の「キリンビアパーク北陸「庭園彫刻コンクール’97」」で大賞を受賞しているそうですが、この作品がそれでしょうか。

JR松任駅 太陽と雲と雨 JR松任駅 太陽と雲と雨 タイトル

 次が上のものの隣にある、「太陽と雲と雨」というタイトルのモニュメントです。なんとなく雨っぽさはわかります。雲っぽさは模様でしょうか?でも銅像の模様って永く残るものなんですかね?ちなみに作者は彫刻家の干田浩氏であり、こちらのページによれば1999年(平成11年)の「キリンビアパーク北陸 第6回庭園彫刻コンクール’99 ビアパーク大賞受賞」とありますので、その出展作品でしょうかね。

JR松任駅 HOPE JR松任駅 HOPE タイトル

 次はロータリーの入り口にある、トゲトゲの石像。タイトルは「HOPE」で、作者は高岡を中心に活動をされている本野雅宏氏とのこと。

JR松任駅 加賀の千代像 JR松任駅 加賀の千代像 アップ JR松任駅 加賀の千代像 説明

 次は駅前にある「千代女の里俳句館」の前にある銅像から。加賀の千代(千代女)は松任の表具師・福増屋六兵衛の娘として、1703年(元禄16年)に生まれました。その後は俳句の道に一意精進し、晩年には尼になり、蕉風の俳句を詠んでいたようです。この施設もその千代女の功績を後世に伝えるために設置された博物館なのですが、1人の人物で博物館が1つできるということは、なかなかのことではないかと思います。

JR松任駅 朝鮮通信使の挿絵 JR松任駅 朝鮮通信使の挿絵 説明

 同じく博物館の前には挿絵画家の西のぼる氏による朝鮮通信使の挿絵が設置されています。どうやら千代女の俳句を書いた掛け軸や扇子や朝鮮通信使に渡したことにより、俳句が日本国外で知られるきっかけになったので、その縁で朝鮮通信使の行列の絵が設置されているのだそうです。

JR松任駅 あそびたき あのきに成りて 藤の花

 ちなみに駅前にはいくつか千代女の俳句の句碑が設置されています。こちらはロータリー横の藤棚のところにある、「あそびたき あのきに成りて 藤の花」という句碑。藤の花とあるので、藤棚を設置したのでしょうか?

JR松任駅 ひとすじに 百合はうつむく ばかりなり

 次は線路わきの公園に設置されている、「ひとすじに 百合はうつむく ばかりなり」の句碑です。

JR松任駅 百なりや つるひと筋の 心より

 そしてこちらも同じ公園にあるものですが、隣の加賀笠間駅前にもありました俳句ポストに、「百なりや つるひと筋の 心より」という俳句が書かれています。

・・・まだまだ松任のネタは続きますよ。
  1. 2023/11/08(水) 15:00:00|
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食いもんレビュー246 兆楽道玄坂店 ルース丼

 5月に仙台へ行っていた日の帰りの話。東京に帰ってきた時間が遅かったので、渋谷で遅い晩メシを食おうかと思ったのですが、0時に近くなると閉まるお店も多くなっていました(コロナ5類移行前だからかな?)そんな中入ったのは・・・

兆楽道玄坂店 外観

 京王井の頭線の駅の近くで黄色い看板が目立っているこのお店。昔から渋谷にある中華料理屋「兆楽」の道玄坂店です。「兆楽」といえば、個人的にはセンター街にあるお店の方が有名かなと思うのですが、お店の外観を撮影すると、あそこのビルは・・・ね・・・。ということでこちらに入店したのですが、ほぼラストオーダーの時間(笑)。ギリギリながらも名物っぽいルース丼を注文。いや、本当はルースチャーハンの方が有名かな。

兆楽道玄坂店 ルース丼

 出てきたのはわかりやすくご飯の上に青椒肉絲が乗ったもの。卵スープ付きで820円です。青椒肉絲自体はいつも家で作っているのですが、細切りされたタケノコの水煮に、適当な薄切り肉、市販のタレを使って作っています。ここのものはタケノコも肉も大きく、かなり食べ応えがあります。タレも濃いめの味付けとなっており、自分で作る青椒肉絲よりもクオリティが全然違うことに気づかされましたね。

 ちなみにルースラーメンなるものもあるようなので、いつかルース系を完全制覇してみたいですね。
  1. 2023/11/05(日) 03:00:00|
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駅前モニュメント892 JR羽咋駅 唐戸山神事相撲像&地名碑 他

 前回に続き、JR七尾線羽咋駅前のモニュメントを紹介します。

JR羽咋駅 ロータリー北の島のモニュメント群 JR羽咋駅 ロータリークラブの石標

 今度は駅前ロータリー北側の島のモニュメント群から紹介します。手前の石標には「国際ロータリー第二六一〇地区大会開催」「羽咋ロータリークラブ平成三年十月」とありますが、その際にここが整備されたのでしょうかね。

JR羽咋駅 唐戸山神事相撲像 JR羽咋駅 唐戸山神事相撲像 説明

 まずはこちらの相撲を取っている銅像から。「唐戸山神事相撲」という、羽咋神社にて行われている伝統行事のようです。もともとは勝負によって豊凶を占う信仰が始まりといわれているようで、かなり昔から行われており、風俗の取り締まりで相撲が禁止された江戸時代の藩政期でも開催が認められていたようです。土台に書かれている「水なし 塩なし まったなし」というのは、神事相撲の古式の作法を示しています。

JR羽咋駅 地名碑表 JR羽咋駅 地名碑裏

 次は相撲の像の後ろにある石碑なのですが、タイトルのところに「羽咋 はくい」とあり、説明文として「市名羽咋の文字は日本最古の典籍古事記中巻に 石衝別王者 羽咋君 三尾君之祖 とあり、当地発祥の悠遠を示す。ちなみにちなみに王の陵墓は西方百米の羽咋神社境域にあり」と書かれています。裏面には地名碑と書かれており、”羽咋君”という王の先祖の墓がこのあたりにあることが、この街の名前の由来であることを示しているようです。

JR羽咋駅 ロータリー脇の地蔵尊 JR羽咋駅 ロータリー脇の地蔵尊 アップ

 次はロータリー脇にある、お店の前の地蔵尊をご紹介。土台が簡素で古そうなのですが、お店の人が昔から管理しているのでしょうか?土台とは異なり、屋根の部分とかは本格的な作りになっていますね。お地蔵さまはお二方おり、手前にはお猪口などが置かれています。

JR羽咋駅 人の道 親がつくって 子が歩む JR羽咋駅 人の道 親がつくって 子が歩む 裏

 ここからは東口の広場にあるモニュメントを紹介します。まずは広場の入り口のところにある観音様の石像から。石を削って観音様の形を造っています。タイトルなのかわかりませんが、土台には「人の道 親がつくって 子が歩む」と書かれています。裏面には「親子の絆、地域の絆の大切さを見直す一助になればと、この像を設置しました。」とありました。「大人がしっかり子供に背中を見せないと!」ってことですね。

JR羽咋駅 羽咋ロータリークラブ創立50周年記念植樹 JR羽咋駅 羽咋ロータリークラブ創立50周年記念植樹

 次は石碑があったので紹介しちゃいますが、記念植樹をしたらしい。羽咋ロータリークラブ創立50周年記念としてのもののようですが、設置年が今年とのこと。確かに地面の部分が真新しいのがわかりますね。

JR羽咋駅 広場の遊具1 JR羽咋駅 広場の遊具2

 これはおまけ。広場の遊具でしょうか?左の奴はなんとなくチョロギを彷彿させるような気がします・・・
  1. 2023/11/01(水) 15:00:00|
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