860回なので860らしい記事を。今回は山梨県西八代郡市川三郷町にある、JR身延線甲斐岩間駅前のモニュメントを紹介します。

ここの駅前には「ハンコの里 六郷」という、大きな印鑑のモニュメントが設置されています。右のモニュメントの「六郷」の下に一文字消した跡がありますが、「町」があったものと思われます。現在は市川三郷町ですが、2005年(平成17年)までは六郷町という独立した自治体であり、この駅はその玄関の駅でした。モニュメントの設置者である
六郷印章業連合組合のホームページに歴史が書かれていましたが、それによればこの辺りは水晶が多く産出される地域であり、江戸末期・明治初期から印章業が広まっていたようです。現在も手彫り印鑑の半分くらいが、六郷町にて制作されているとか。ひょっとすると皆さんが持っている実印も、この町で作られたものかもしれませんね。
・・・さて、このモニュメントですが、正面から見るとちゃんと印鑑であるとわかるのですが、裏に回ると・・・
やる夫とやらない夫の後ろ姿にしか見えん!AAを見つけることができなかったのですが、肩を組んで背中を向けているやる夫とやらない夫がこんな感じです。ちなみに”860”との関係は”860”→”やるお”という、しょうもない話でした。
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- 2023/05/31(水) 15:00:00|
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相鉄・東急新横浜線が開業し、東急線沿線から相鉄線沿線まで1本で行けるようになりました。ということで今回は、相鉄いずみ野線の駅から。横浜市泉区にある、弥生台駅前のモニュメントを紹介します。と言っても、訪問したのは直通運転開始前ですけどね。

ここには「さわやかまちかど 弥生台駅前広場」という、金属製の碑があります。その下にはアルファベットのSを使用したロゴのようなものがあり、さらにその下には「ヨコハマさわやか運動市・区本部」とあります。さわやか運動とは?ということで検索してみたら、
横浜市のホームページに古い記事のPDFがあり、都市美化運動の強化版であることが書かれていました。清掃がメインのようですが、駅前広場にこのようなものがあるということは、緑化とかも関係しているのでしょうかね。

次はこちらの石のモニュメント。ウ○コではありませんよ!ただの石じゃんというかもしれませんが・・・

反対側から見たら裏面が加工されているのがわかります。なんとなく靴みたいにも見えますが、何がモチーフなんでしょう?当然タイトルや説明などの類は無し。う~ん・・・
- 2023/05/24(水) 15:00:00|
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今回は山形県最上郡鮭川村にある、JR奥羽本線羽前豊里駅前のモニュメントを紹介します。鮭川村にある唯一の駅ですが、村の中心部はこの駅と陸羽西線升形駅との間の、中間くらいのところにあります。

この駅は隣に公民館があるのですが、そこの前に「頌徳碑」と題された石碑があります。頌徳碑だけだと何の石碑なのかはわかりませんが、本文を読んだところ羽前豊里駅設置の請願に関わった方々を讃えているものであることがわかりました。ちなみに設置日は「大正十五年十月十五日」と書かれているのですが、その横に「昭和十三年七月二十七日移転」と書かれており、一旦石碑が別のところから移転されていることがわかります。もともと駅前にあったものを、公民館設置とともに公民館前に移したということでしょうか。なお、この石碑が設置された時点では「豊里村」という村でしたが、この村は1954年(昭和29年)に現在の鮭川村と合併しています。

次はモニュメントなのか微妙なものですが、木の柱に俳句(季語がなさそうなので川柳かも)が書かれたもので、「人去って後から暮れつ花の山 喜月」と書かれています。喜月とは誰なのかと調べましたが、一応”大野喜月”という俳人がこの駅が開業した時代にいたようです。しかし岐阜県の方なので、山形県のこの地と縁はなさそう。実際どうなんでしょう?

次は駅前の駐輪場に設置されていた椅子。木彫りなのですが、猫の顔が描かれています。うん、猫ですよね?なんとなくト○ロのようにも見えますが・・・猫ですよね?
- 2023/05/21(日) 03:00:00|
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今月も小ネタ消化月間にしようかな・・・。ということで今回は、神奈川県横浜市磯子区にある、京急杉田駅前のモニュメントを紹介します。四国が続いていたので、ここで一旦他の地域のネタも投下しましょう。

今回の画像はこの1枚だけです。杉田駅は以前は普通列車のみの停車だったのですが、JR根岸線新杉田駅に近く利用者が多くなったからか、エアポート急行運転開始時にその停車駅となっています。そんな杉田駅は橋上駅舎となっており、線路の両側に出入口があります。今回紹介するものは東口の方にあるこちらの祠。しっかりと榊が置かれていますが、管理されている方がいらっしゃるのでしょうか?特段説明書きなどは用意されていなかったのですが、調べたところによると白笹稲荷神社という神社のようです。しかし、白笹稲荷神社はもともと秦野市にある神社であり、こちらはその分社ではないかと思われます。分社の小さな祠がある例は、
JR総武線平井駅や
都営新宿線浜町駅、
JR相模線北茅ケ崎駅にもありましたね(なんとなく関東が多いような気もしますが、気のせい?)。
- 2023/05/17(水) 15:00:00|
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前回に続き、ごめん・はなり線から。各駅に像が設置されているんだったら、車内からも一発行けるんじゃないかと・・・
いけた!!
アップにしてみましょう。撮影に成功したのは安芸市の穴内駅のキャラクター「あなないナスビさん」の像です。見ての通りナスのキャラクターなのですが、この辺りはビニール栽培によるナスの生産が盛んということで、それにちなんだキャラクターになったようです。確かにスーパーへ行くと高知産のナスをよく買うような気がします。冬~春の時期でも麻婆茄子とかおかずとして作りますが、この辺りの農家の皆さんがハウス栽培されていることにより、ナスが本来の収穫時期である夏~秋以外でも提供できるようになったことが大きいのでしょうね。感謝!
- 2023/05/10(水) 15:00:00|
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今回はまた戻って高知県の土佐くろしお鉄道から。香南市にあるのいち駅前のモニュメントを紹介します。ここはもともと野市町という独立した町であり、現在も香南市の行政の中心地となっています。

ここにあるのは、お馴染みのやなせたかし先生によって生み出されたキャラクターの像です。野市町では「ちんどんコンクール」が開催されるため、それにちなんでピエロのキャラクター「のいちんどんまん」が誕生したようです。ちなみに他の駅の像は、柱の前の部分に名前が書かれているのですが、ここはロータリーの説明の看板が前に設置されているので、柱の後ろに名前が書かれているという、珍しいかたちとなっていました。

ちなみにこちらは駅の横に置かれている自動販売機なのですが、こちらにものいちんどんまんが大きく描かれています。そして・・・
! これは駅ホームの待合室に設置されていたポスターです。土佐くろしお鉄道が設置したもので、のいちんどんまんが「ここに広告を掲載しませんか!」と、広告掲載スペースの宣伝をしています。いや、駅のキャラクターが宣伝していることが問題なのではない・・・こののいちんどんまん・・・実写じゃないか!中の人は土佐くろしお鉄道の社員さんでしょうか?写真を撮影したんだから、この着ぐるみは実在するはず・・・見たい・・・
- 2023/05/07(日) 03:00:00|
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前回
アイスクリンを紹介しましたが、実は購入したのは高知県ではなく愛媛県喜多郡内子町でした。そう、「内子なんかに行ったら全員うちころされちゃうよ」の内子です。

ということで今回は、JR内子線内子駅前のモニュメントを紹介します。ここの駅前ロータリーには「エコロジータウンうちこ」という石標がありましたが、詳細については
内子町のホームページで紹介されています。裏面は写真が掲載されていました。春の写真だったので、季節によって変更されるのでしょう。

駅前で一番目立っているのはこれでしょう。蒸気機関車C12形231号機がここでは静態保存されています。C12形は真岡鐵道で現役のものがありますが、
JR水郡線常陸大子駅などでも紹介したように、他にも結構多く静態保存されているようです。今回のこの231号機は、内子線で最後まで活躍していた蒸気機関車であり、1970年(昭和45年)まで活躍していたとのこと。その縁があり、ここに保存されているようです。

機関車の近くには国鉄時代に使用されていたと思しき駅名標があります。周りの木枠は後付けと思いますが、中のものは本物と思われます。隣の駅は伊予大洲寄りの五十崎だけありますが、これは内子線が変に予讃線に挟まれていることも関係があります。向井原から伊予大洲まで一つの路線のようになっていますが、その中で内子線なのは内子-新谷のみであり、向井原-内子と新谷-伊予大洲が予讃線となっております。実は内子線はもともと五郎駅から伸びていた盲腸線で、内子駅が終点でした。第1次特定地方交通線に選定されていたのですが、短絡線”内山線”の計画に組み込まれることとなり、最終的に五郎-新谷が廃止され、現在の路線形態になりました。ということでこの駅名標は、短絡線になる前のものだったのではないかと考えられます。

次は「内子小唄」の歌碑です。○○小唄という歌碑は
長野県や
茨城県などにもありましたが、四国にもやはりあるようです。歌は春夏秋冬の四季を題材にしており、4番まで作られています。最後は「内子よいとこそうだよ内子」で締めくくられているのは民謡っぽさが出ていますね。ちなみに表面の記述によると歌自体は1949年(昭和24年)8月制定とのことですが、裏面の記述から石碑は1991年(平成3年)5月に、内子ライオンズクラブ25周年記念として設置されたものであることがわかります。

次はゴーレムのような、人のような銅像です。ちょっと古そうですが、1986年(昭和61年)設置とのこと。銅・・・でいいんですよね?タイトルは「未来へ-あしたへ-」であり、制作者は当時愛媛県立内子高校の教諭であった小田久義氏とのこと。小田氏は現在美術科がある松山市の済美高校の彫刻担当をされているようです。若い時に制作された作品ということがわかり、本人にとって当時は大役だったんじゃないかなぁと思えます。
- 2023/05/03(水) 15:00:00|
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前回の記事に続き、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(阿佐線)から。今回は安芸郡安田町にある、唐浜駅前のモニュメントを紹介します。

ここのキャラクターは分かりやすい見た目です。お遍路さんですね。名前も「とうのはま へんろ君」です。この駅は四国八十八か所霊場の第27番札所・神峯寺の最寄り駅です・・・というものの、神峯寺はここから4kmくらい細いうねうねした山道を登っていかなければならず、難所の一つとして知られています。そんなこともあり、ここの場所を「遍路ころがし」と呼ぶようになったとか。

次は駅前広場を出たところの向かいにあるもの。モニュメントではなく壁画ですが、先述の神峯寺やお遍路さんに加え、なす、トマト、ピーマン、ミョウガが描かれています。ちなみにミョウガの出荷量は高知県が一番であり、市場の87%を占めているとか。壁画の下には「高知東部地区広域農道事」と書かれています。最後に1文字「業」があったと思われますが、地下水の穴の下であり、水に流れて消えてしまったのでしょう。近くにの説明によれば、この地区の農道を29.2km整備するとありましたが、それが設置された時点では工事は終わっていなかった模様。現在は・・・どうなんでしょう?

こちらはおまけ。看板だけなのですが、安田町では貝の化石がいくつか出土しており、ちょうど先ほどの壁画の左手には「唐浜化石(食わず貝)出土地」があり、300万年前の貝の化石が出土したとのこと。”食わず貝”というのはここに伝わる言い伝えで、「貝を食べさせてほしいと地元の人に依頼した弘法大師に対して「食えない貝」と言ってあげなかったため、大師が戒めのために貝を土石にした」という内容とのことです。
- 2023/04/26(水) 15:00:00|
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唐突ですが・・・四国に行きました。約3年ぶりの遠征です!

ということで今回は、高知県安芸市の中心部にある、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(阿佐線)安芸駅前のモニュメントを紹介します。まずはこちらのキャラクター像から。ごめん・なはり線の各駅には、高知県出身で『アンパンマン』の原作者であるやなしたかし先生がデザインしたキャラクターがおり、
後免、
後免町の記事でも紹介しています。ここ安芸駅には「あき うたこちゃん」という、音符が書かれた服を着た女の子のキャラクターがいるのですが、なぜ音符なのでしょうか?(前フリ)

次はこちらの石像。たくさんの子供が手をつないでいます。横には犬が一匹。

像のところには説明の石碑が2つありますが、高知安芸ライオンズクラブ結成30周年記念として、川島一郎氏がデザインし、2005年10月に有限会社土佐石材が制作したものということがわかります。・・・タイトルは?

ちらっと映っていましたが、後ろには歌碑が設置されていました。何の歌かというと、同様の『靴が鳴る』の歌碑でした。なるほど、「お手つないで」だから、手をつないだ子供の像なんですね(犬は出てきませんが)。ちなみにこの歌碑が設置されている理由は、作曲者の弘田龍太郎氏が安芸市出身だからです。弘田氏は『鯉のぼり』『春よ来い』など有名な曲があります。ちなみに私はこの歌を聴くと、笑点で円楽師匠が「お手つないでお通夜に行けば~」「どうなったの?」「遺体がしゃべった」を思い出します。今では司会だった歌丸師匠だけでなく、円楽師匠も亡くなってしまい寂しい限りです。

ここからは薬味。まずは駅前耳鼻科の前にあるこちらのもの。2つあったのですが、1つは画像の青い部分が取れてしまっていました。車止めかなとも思ったのですが、歩道にあったので流石に車止めではないはず。波の形をしている以外は、正直何なのかはわかりませんでした。

次はロータリーの内部にある石碑・・・と思てみたら、植樹の説明でした。ここに植えられているのはココスヤシで、安芸市の市制50周年記念樹とのこと。暖かい地域なのでヤシの木は確かにイメージに合うものですかね。
ということでしばらくは、四国の記事を書けたらいいかなと思っています。
- 2023/04/23(日) 03:00:00|
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それでは、次は900回を目指していきましょうか。前回は
わたらせ渓谷鐵道大間々駅を紹介しましたが、その後上毛電鉄に乗るために赤城駅まで歩いて移動しました。
赤城駅は以前訪問したことがあるのですが・・・

・・・見たことがないものがある。ということで今回は上毛電気鉄道上毛線・東武桐生線の赤城駅の、追加となったモニュメントを紹介します。まずは上の画像のものですが、丁寧に説明書きが用意されています。名前は「二十三夜石塔」とのことですが、元々は文化9年(1812年)に二十三夜講(江戸時代の月待行事)の際に集まっていた下町講中(行事の仲間)が、家内安全、福寿増長、諸行繁栄、天下泰平、万民法楽の願いを込めて設置したもののようです。そんなに古いものをわざわざ駅前のここに移設するというのも、なんだか大掛かりな取り組みのように思えますが、実際どうだったのでしょう?というか、元々はどこにあったものなのでしょうか?昔からあった・・・ということは流石に無いだろうし・・・私がこんなに大きなものを前回の訪問時に見落とすわけが・・・ない・・・はず。

次はこちらの石碑・・・というか植樹。大間々ライオンズクラブ50周年記念植樹とのことですが、大間々ライオンズクラブの結成は1964年(昭和39年)9月11日とのこと。実は前回の赤城駅の生地は2015年に書いているのですが、訪問したのは2013年12月でした。従ってこの植樹もそれ以降に行われたものであることがわかります。確かにその時にはありませんでしたからね。
そう考えると、先に紹介した石塔もやはり、前回の訪問から今回の訪問(2022年8月)までの間に設置された可能性が高いと考えられます。うん、私の見落としではないはず。
- 2023/04/09(日) 03:00:00|
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