今回は航空基地があることで有名な青森県三沢市の玄関である、青い森鉄道三沢駅前のモニュメントを紹介します。

まずは西口への階段を降りてすぐのところにある、2体の大きなこけしです。こけしと言えば、以前
JR上越線群馬総社駅でもこけしを紹介しましたが、そこはこけしの産地ということでした。しかしこちらは近くの小川原湖に伝わる伝説をこけしで表現しているようです。具体的なことは説明板に書かれていますが、飛鳥時代の朝廷貴族であった橘中納言道忠公の息女である玉代姫と勝世姫は、旅に出ていた父を尋ねてこの地に来たのですが、父は既に他界しており、霊に誘われるようにそれぞれ別の沼に身を投じたようです。姉が身を投じた沼は姉沼と呼ばれており、妹が身を投じた沼は妹沼と当初呼ばれていたようですが、後者は現在の小川原湖となっています。地域に伝わる伝説をこういう形で知ることができるのも、モニュメントの一つの役割といえるでしょうか。

次は1931年(昭和6年)に三沢市淋代海岸から米国まで太平洋無着陸横断飛行を成し遂げた飛行機「ミス・ビードル号」をモチーフとしたゆるキャラの像です。その名も・・・
”ビードル君”です。
いやはや、この名前ではトキワのもりにたくさんいる某けむしポケモンと同じ名前じゃないですか。まぁ、この飛行機から名前を取ったら仕方が無いんですけどね。ちなみにビードル君については
三沢市のホームページでも紹介されていますが、その記事によれば、このビードル君は三沢駅を”見守って”いるらしいです。なんだか駅前交番みたいですね(笑)。

また、駅前の観光案内マップも「ミス・ビードル号」をイメージさせるデザインになっています。ちなみに「ミス・ビードル号」は実物こそ現存していませんが、実物大の模型が
青森県立三沢航空科学館にあるようです。

続いては駅裏の東口ロータリーにある大きな石碑です。「県南地区造園組合創立10周年記念事業」と記載されているのでその事業の竣工記念碑なのでしょうけど、”造園組合”ということなので、このあたりの木々を植えたり、石を置いたりしたのでしょうか。一応その風景も撮影してきたのですが、個人的には石碑が結構大きかったので、庭の風景よりも石碑の方が目立っちゃっているんじゃないかなーと思いました(でもどうなんだろう。モニュメント探しばかりしてるからそう思えるのかしら・・・)。
スポンサーサイト
- 2015/03/31(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
前回の
東海道本線共和駅に続いて、「何するだー!」第2弾。今回は千葉県香取郡東庄町のJR成田線笹川駅前のモニュメントを紹介します。

モニュメントは駅舎を出て右手の駐輪場の辺りにあります。訪問時は年始だったのですが、ご覧のようにイルミネーションの電飾だらけになっていました(汗)。あ、ちなみに像は逆光になっている黒っぽい部分だけであり、白いトナカイは本来モニュメントにはくっついていないものになります。説明板によればタイトルは「積雲の彼方へ」で、作者は新潟県十日町市を中心に活躍されている彫刻家の藤巻秀正氏であり、1993年(平成5年)3月に設置されたもののようです。コンセプトとしては「豊かな自然につつまれた「とうのしょう」」と書かれているため、東庄町のイメージを伝えるものとして設置されているモニュメントと考えられるでしょうか。一応像は葉と人と鳥が融合された形で表現されているのですが、、、人というよりも魚に見えたのは私だけでしょうか?

次はモニュメントと言うよりも、駅隣接の公園の遊具(乗っかって遊ぶやつ)なのですが、ポツーンと2つ立っていてやたらと目立っていたので、モニュメントとして勝手に捉えることにしました(笑)。まず一つ目は「きかんしゃトーマス」同様、前面に顔が表現されているSLの遊具です。青色という点でトーマスと共通点があるのですが、個人的には大井川鐵道で運転されているトーマスことC11形227号機の以前の塗装である、同社マスコットの「
SLくん」に近いような気がして止みません・・・

もう一つの遊具は新幹線300系のようなデザインのものです。新幹線の遊具といえば、昔ながらの0系のものは結構あったりするのですが、ググってみたら300系の遊具も結構あちこちにあるみたいですね。東海道新幹線の車両が700系・N700系に統一されてしばらく経ちましたが、個人的には”のぞみ”といえばやはり元祖である300系のイメージが強いので、300系の遊具があるというのはちょっぴり嬉しいですね。
- 2015/03/29(日) 17:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
福井駅前に恐竜広場ができたらしい・・・くやしー!年末に行ったのにー!もう当分福井に行かないのにー!
・・・というわけで今回は福井で食べたラーメンを記事にします。
![五目亭 旬菜[黒]五目らーめん](https://blog-imgs-74.fc2.com/k/a/t/katabami310/gomokuteikuros.jpg)
訪問したのは福井駅前の
五目亭というラーメン屋・・・というか居酒屋というか、居酒屋風のラーメン屋といったら正しいのでしょうか?福井県内でチェーン店に介しているお店のようです。このお店は普通のラーメンも売っているのですが、メインは野菜を使用した五目ラーメンです。白と黒(塩と醤油)の2種類があり、私は黒を頼みました。値段は700円ちょっとなので、特に安くも無く、高くも無い感じです。
野菜は白菜、ニンジン、キクラゲ、もやし、メンマ、カブ、ほうれん草・・・既に五品越えてる気がしますが、五目ラーメンはいくら具が入っていても五目ラーメンです(笑)。スープにはとろみが付いていますが、味はシンプルな醤油味なので割とあっさりしており、野菜との愛称はよく、結構”やさしい味”に仕上がっています(裏を返せばこってりしたラーメンや、オーソドックスな中華そばとかを好む人には向かないことになるかもしれませんが・・・)。私は普段旅に出たら普通のラーメンとかばかり食べているので、野菜不足になりがちなのですが、こういうラーメンは野菜が採れるのでよいですね。
ちなみに私は最近袋入りのインスタントラーメンを食べるときに、麺と一緒に白菜やニンジンを一緒に煮込むようになったのですが、無意識にこのラーメンにインスパイアされちゃってるのでしょうかねぇ。
- 2015/03/27(金) 09:00:00|
- 食いもん
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8
今回は愛知県大府市にある、JR東海道本線共和駅前のモニュメントを紹介します。

まずは「共和の金ちゃん」というゆるキャラのモニュメント(看板?)です。東西の両方のロータリーにあります。これは共和の町と縁のあるオリンピックの金メダリストが多いことから、”金メダルのまち”として町おこしをする一環で企画されたキャラクターのようです。
大府市観光協会のホームページでも紹介されており、「
共和の金ちゃん朝市」というイベントも開催されている模様です。なお、金ちゃんの頭の5つの玉には、オリンピックの輪の5色が表現されています。

次からは東口のもの。まずは線路際にあった「南無延命地蔵菩薩」と書かれた幟が立っている地蔵菩薩です。こういう祠は
秩父鉄道の大野原駅前にもありましたが、血眼になって中を見るのもどうかと思っちゃうんですよね。扉の前から見て暗かったら諦めることが多いです(いかに自分がめんどくさがりなのかがわかります)。

次は「健康づくり都市」と書かれたY字型のモニュメントです。大府市は”健康づくり都市”としてのPRも行っているのですが、こちらにも「
おぶちゃん」という
天ぷらみたいなデザインのゆるキャラがいるみたいですが、まだここにはおぶちゃん像はありません(ただしおぶちゃんの描かれた看板はあります)。金ちゃんとおぶちゃん、像が並んで欲しい、気がしないでもない・・・

次は西口ロータリーにある、イナズマのデザインの時計台です。大府ライオンズクラブが10周年記念として設置したもののようですが、特に名称は無いようです。イナズマに見えるのが普通だと思いますが、ピカチュウの尻尾だと最初思ったのは多分私だけでしょう・・・

次は「何するだー!!」的なもの。一枚目は東口のロータリーにあるサンゴみたいなモニュメント、二枚目は西口の噴水にあるモニュメントです。訪問したのが年末ということもあり、思いっきりイルミネーションの電飾がつけられていました。町を飾るのはその町に住んでいる人の意向なのであまり否定はできませんが、年末の時期にモニュメント捜索を行うとこんな風になっちゃっているところが結構あるので、モニュメントオタクとしてはなんかなーと思ってしまいます。
- 2015/03/24(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今回は札幌方面から続く市街地の末端に位置する、JR函館本線銭函駅前のモニュメントを紹介します。札幌から来た函館本線の列車は、ここから崖と海に挟まれた区間を通って8.8km先の朝里駅に着くのですが、行政区画という点ではこの銭函駅から西が小樽市になります。

この駅には上の画像のようなモニュメントがあります。一瞬見ただけでは蟹(ザリガニ?)のはさみとかにも見えなくは無いのですが、タイトルとして「炎」と書かれているので、本当のところは何かが炎上している様を表現しているのでしょう。ちなみにこのモニュメントは小樽のタクシー会社である
こだま交通銭函営業所5周年紀念として、1984年(昭和59年)8月に設置されたものとのことです。駅自体が海のすぐそばということもあり、流石に潮風による劣化が結構見られますね。ちなみに、モニュメントの作者として記載されていたのは、小樽市に居住していた版画家の故・一原有徳氏であり、同氏が銭函駅前のモニュメントを製作したことについては、
小樽市ホームページの一原有徳記念ホールの記事にも記載されています。なお、一原氏はこれと同じデザインのモニュメントを小樽公園にも設置しており、小樽公園のものが「炎」、銭函駅前のものが「炎Ⅱ」として区別されることが多いようです。

おまけ。銭函駅は縁起の良い駅名であるため、金運上昇を祈るべく入場券を購入しに来る人もいるようです。そのため、駅の下りホームにはそれをPRするためか、”銭函”という駅名が書かれた賽銭箱のような銭箱が2つ設置されています。なお一枚目の画像の箱は、以前は改札口の上に吊り下げられていたのですが、落下の危険性が高まったのか、現在は机の上に置かれるようになっています。
- 2015/03/22(日) 17:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
福井県のスーパーで見つけたものです。100円くらいで売っていました。

宇佐美製菓という会社が製造している「おーうまい!蜂蜜太郎」という名前のお菓子です。このお菓子を私は東京で見かけたことが無いのですが、宇佐美製菓は名古屋の会社みたいですね。西日本で売られていることが多いのでしょうか?ちなみに「太郎」と名のつくお菓子として有名な、菓道の「蒲焼さん太郎」とは関係ありません。
画像に中身が写っていますが、簡単に言うと白かりんとうの亜種です。黒かりんとうは黒蜜みたいなものでコーティングされていますし、白かりんとうは白砂糖が振り掛けられているのですが、これは特に何かがコーティングされているような外観ではありません。蜂蜜はコーティングではなく、生地に練りこまれているとか、染み込ませているように味付けがされている程度なので、ベタベタしていることは無く、甘さは控えめになっています。生地にはさらにピーナッツが砕かれて混ぜ込まれており、味・香りの良いアクセントになっています。
食べた感じはたしかにかりんとうなのですが、味はどことなくかりんとう離れしているというか、ちょっと洋風のお菓子のような感じもしますね。結構独特な仕上がりというと言い過ぎかも知れませんが。まぁー、かりんとう系にしては値段も安く、味もいいので皆さんも見つけたらちょっと食べてみてください。
- 2015/03/20(金) 10:00:00|
- 食いもん
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
今回は「京急線の跨線橋にたまにJRの電車が停まる駅」こと、神奈川県川崎市川崎区の京急線・JR南武支線の八丁畷(はっちょうなわて)駅前のモニュメントを紹介します。駅の管理は京急が行っており、普通のみ停車ながら京急の列車本数はそこそこあるのですが、南武支線は1時間数本しか列車が来ないため、存在感がほとんどありません(駅舎の駅名標にもJRの文字が無いくらいです)。

ここの駅のある場所は旧東海道の川崎宿の一画だったため、いたるところに「旧東海道」と記された石碑などが設置されています。当然ながらこれから紹介するものも、旧東海道および川崎宿に関するものです。

京急の移転前の西口改札付近にある、「慰霊塔」と書かれた石碑と観音様です。塔婆まで立っているのが、人の多く集まる駅としては少々不気味にも感じられます。ちなみに何の慰霊塔なのかについては、ちゃんと説明板が用意されていました。それによれば、江戸時代以降戦後になってもこの場所では、江戸時代の人間の特徴人骨が多く掘り出されていたようです。人骨については、江戸時代の記録に川崎宿では災害や疫病などで多くの人々が亡くなっていると書かれていたことから、身元不明者をこのあたりでまとめて埋葬したものと推測されているようです。そしてその亡くなった人々を供養すべく、1934年(昭和9年)に川崎市がこの慰霊塔を設置したとのことです。ちなみに京浜電気鉄道(現・京急)の八丁畷駅の開業は1916年(大正5年)であり、南武支線が南武鉄道として乗り入れ開始したのも1930年(昭和5年)なので、この像は両路線が乗り入れた後に設置されたものであることがわかります(むしろどっちもそんなに古い路線なのか・・・)。

次は歌川広重「東海道五十三次」の3番目である「川崎」の絵をモザイクパネルで再現したものです。設置されたのは2001年(平成13年)であり、製作したのは川崎市川崎中学校美術部の、平成12年卒業生とのこと。今まで
高校生の卒業制作や
芸大生の卒業制作が設置されているところはありましたが、中学生の卒業制作が設置されているところを紹介するのは今回が初めてです。公立中学だと自分の家の近くということになるので、家の最寄り駅とかに自分の作品が飾られるというのは、製作者にとってはうれしいことでしょうね。ちなみに原画は
こちらで見ることができますが、このパネルは原画の右上3分の2くらいのところだけを再現している模様です。舟のところが無かったのが少し残念かなと思います。
そういえば南武支線には新しい駅が設置されるみたいですね。でも乗換駅であるこの駅ですらこの存在感の無さなので、駅を作ったところで利用する人がいるようには思えませんが・・・
- 2015/03/17(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今回はJR姫新線と智頭急行智頭線が乗り入れる、兵庫県佐用郡佐用町の中心である佐用駅前のモニュメントを紹介します。ここはいつぞやの台風で冠水して名前が全国に知れ渡ったことがありましたね。ちなみに私がここを訪問したのは2年前の夏!忘れかけていた記憶を呼び戻して記事を書こうと思います(笑)。

ここには流れ星のように穴が開けられた半球の上に笛を吹いた少女が座っている、「星の旋律」という銅像が設置されていました。銅像ではありますが半球部分は石でできています。ちょこんとアヒル座りしている姿がかわいらしいですね。作者は彫刻家の松田光司氏のようですが、
松田氏のブログにおいても、
この銅像が紹介されています。松田氏のブログはFC2ブログですが、今までモニュメント・彫刻作者の方で私のブログと同じFC2ブログをもたれている方を知ったのは、松田氏が初めてかなと思います(あれ、ブログタイトルにも同じく「思いつくまま」のフレーズが・・・)。もしかしてこの記事も読まれちゃってるかしら?芸術に関するセンスが無い記事を書いてしまっているので、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。

これだけでは何なので、佐用の名物を一つ。作用駅から少し歩いたところの線路沿いの公園に、「佐用の大イチョウ」という大きなイチョウの木があります。当然ながら横を通過する姫新線の列車や特急「スーパーはくと」等の車内からも見ることができます。説明によれば、遥か昔(少なくとも550年以上前)にこの地に万願寺という寺があり、そのときに大イチョウが既にあったといわれているようです。屋久島の縄文杉もそうですが、こういう木が枯れないのには何か共通点があるんですかねぇ~。
- 2015/03/15(日) 17:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
たまたま安かったので買ってみました。

「24時間戦えますか」という
ワタミ並のキャッチコピーでおなじみの、第一三共ヘルスケアの栄養ドリンク「リゲイン」とタイアップした、サントリーの炭酸飲料「リゲイン エナジードリンク」です。価格や店頭での陳列状況を見る限りでは、同じサントリーの「デカビタ」のように完全に清涼飲料水売り場にまぎれるわけでもなく、しかし普通の「リゲイン」と同等の扱いを受けているわけでもない、それぞれの中間の位置づけの商品なのかなと思いました。缶にワケワカラン動物が書かれているあたり、「レッドブル」のポジションを狙っているように見えます。

入っている原料を見る限りでは、アルギニン、ビタミンB、カフェインなどなど。完全にこれらは「レッドブル」と被っていますね(笑)。タウリンとかビオタニンとかは入っていないので、普通のリゲインとは全然違うものと言えるでしょうか。
注いで見た感じは1枚目の画像の通りですが、泡が結構立つのでなんだかビールみたいに見えます。色も「デカビタ」やコカコーラの「リアルゴールド」などと比べると、赤みが若干濃いような気がします。味のほうはジンジャーが効いている為「デカビタ」のような甘さはありません。しかし「リゲイン」よりも飲みやすい味には仕上がっています。
私個人は栄養ドリンクとかは結構気休めで飲むものだと思っているのですが、この商品はちょっと定価が高いかなと思いました。清涼飲料水として売っている「デカビタ」や「オロナミンC」より高いのは当然ですが、栄養ドリンクコーナーの「MJ-リゲイン」や「新グロモント」より高いので、なんだか貧乏性の私にはなかなか手を出す気になれそうに思えませんね。今回みたいに安売りされていれば買う程度でしょうか。
・・・ちなみに私は「レッドブル」をお金を出して買ったことはありません。町でお姉さんが配っているのをもらったことは多々ありますけど(笑)
- 2015/03/13(金) 09:00:00|
- 飲料
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
いよいよ北陸本線津幡-直江津が第三セクターに移管されてしまいます。ということで今回は私の持っている移管予定区間の最後のネタを紹介します。今回は富山県下新川郡朝日町の中心である、泊駅前のモニュメントを紹介します。ちなみに同じ名前のJR西日本の駅が鳥取県の山陰本線にあるため、ここの駅は(陸)泊駅と表現されています。

まずは文化功労者に認定されている地元出身の書家である、故・太平山濤氏の胸像です。太平氏は1916年(大正5年)に泊の地に生まれた後、書道の教師となり、富山県書道連盟を結成したりして多くの門下生を指導。その後教職を辞して書家となり、日展などへ作品を出店するようになり、2002年に文化功労者に認定されました。なお、この像はその2年後に設置されたもののようで、原型の作者は当時日展評議員であった彫刻家の善本秀作氏とのことです。なお、太平氏はこの像建立の3年後に逝去されているようです。

続いては「希望」というタイトルの銅像です。同じタイトルの像は群馬県の
高崎駅や、熊本県の
玉名駅にもありましたが、この像はどちらとも似ていない、一家の銅像となっています。恐らく立っている男の人が父親で、その横の女の人が母親、それ以外が子供なのでしょう。「希望」というタイトルのほかの像よりも、
大館駅前の秋田犬像に似ているような気がしましたね。人間と犬という違いはありますけど。

最後は意味深な石の並びと、その脇にちょこんと置かれている鳩の銅像です。不自然な配置ではありますが、理由があるのです。実はここには以前、同じ北陸本線の
魚津駅や
生地駅と同じように湧き水が出ていたのです。しかし水が枯渇してしまったのかわかりませんが、湧き水一式は撤去されており、排水溝のところもセメントで埋められてしまいました。その結果湧き水の飾りとしておかれていた鳩の像と石だけが残ってしまったのです。この不自然な配置が水の出なくなった部分の寂しさを、強く醸し出しているような気がしますね。
まとめ記事を見ていただければわかるのですが、実は北陸本線の滑川-泊は、全有人駅の前にモニュメントがあるモニュメント街道だったのです。ちなみに無人駅の東滑川駅と西入善駅には何も無いことを確認しています。いやはや、惜しい路線をなくしたもんだ(廃線になるわけではないですけどね)。個人的には富山以西をかなり取りこぼしているのですが、今後訪問することはなさそうですなぁ・・・
- 2015/03/10(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
今回は東急東横線大倉山駅前のモニュメントを紹介します。大倉山と言ってもスキージャンプ台があるところでもなく、神戸文化ホールがあるところでもありません。神奈川県横浜市港北区の大倉山です。

駅を出てすぐのところにケンタッキーがあるのですが、その前に神殿の柱と羽のようなモニュメントが設置されています。像の説明が気よれば、タイトルは「不滅への飛翔」で、「1988年、ギリシャ共和国アテネ市と姉妹提携の横浜大倉山エルム通りの末永い友好善隣の街づくりを記念し、当地域を象徴する記念館への道標として建設した」と書かれています。この記念館というのは近くにある公共施設「
大倉山記念館」のことであり、同施設はこの像同様、古代ギリシャの建造物のようなデザインの建物になっています。

また、近くには大倉山の地名呼称に関する詳しい説明書きが用意されていました。もともとこのあたりは”太尾”と呼ばれる地域であり、東急の駅も当初は”太尾駅”となっていました。しかし1932年(昭和7年)に「大倉精神文化研究所(現・大倉山記念館)」が創立されたことで駅名は”大倉山駅”となり、周知されるようになって行きました。これに伴い地元では住居表示も”大倉山”へ変更して欲しいという要望が出てきたため、2007年から2009年にかけて大倉山一丁目~七丁目に改称され、”太尾”の地名は住居表示からは消滅しました。しかし近隣の小学校や保育園、公園などには”太尾”の地名を残しているようなので、旧来の地名も大事にしたうえで住居表示の改称を実施しているようです。普段何気なく使っている路線の駅名も、調べると深い意味があるもんですねぇ。
- 2015/03/08(日) 14:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今回はJR長崎本線と唐津線が分岐する、佐賀県佐賀市の久保田駅前のモニュメントを紹介します。分岐駅で停車する列車の本数は多いのですが、ここは無人駅となっています。

ここの駅前には「停車紀念碑」と刻まれた石碑が設置されています。まぁ、以前
JR信越本線北長岡駅や
JR大糸線島高松駅、
JR北陸本線明峰駅などで紹介したような、駅が開業したことを記念するだけの、シンプルな石碑です(設置されているところに無人駅が多いのは気のせいかな?)。今回のこの石碑の注目すべき点は、文字が”記念”ではなく”紀念”になっているところでしょうか。1919年(大正8年)に公布された記念物保護の法律は「史蹟名勝天然紀念物保存法」という名前なので、古い言葉の使い方なのでしょう。そう捉えると久保田駅の開業は1896年(明治29年)のことなので、”紀念”という言葉になっているのも納得できます。
ちなみにこの石碑は今でこそ駅前に設置されていますが、昔は駅構内の隅っこに放置されていたようです。それを見つけた人が駅開業という”先人の偉業”を称えるべく、1958年(昭和33年)に駅前広場を整備して移設したのだそうです。制作からは100年以上、移転してからももう50年以上経過しているのですが、ちゃんと文字が読めるのはこの手の石碑の中では凄いことだと思えますね。
- 2015/03/06(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

以前
サッポロビール「麦とホップ 赤」を紹介しましたが、サントリー「金麦 琥珀のくつろぎ」という琥珀色の第三のビールを入手したので、今回比較してみることにしました。期間限定商品ですが、まだかろうじて売ってるよね・・・

成分を見ると、スピリッツが「金麦」の方が小麦なのに対し、「麦とホップ」は大麦になっています。後はアルコール度数が「金麦」が6%なのに対し、「麦とホップ」は5%なので、「金麦」の方が少し高いみたいです。

注いでみたところでは若干「金麦」の方が赤みが強いかもしれませんが、正直ほとんど同じですね。肝心の味のほうですが、これもあまり大きな差はないように思えました。アルコール度数が「金麦」の方が高いので、そちらの方がアルコールっぽい苦味がすこし強いくらいです。というか、琥珀色のビールとかって普通のビールよりもローストっぽい苦味があるような気がしたのですが、なんかこうやって飲んでみると、違いが結構わからなくなってくるんですよね。最初に「麦とホップ 赤」を飲んだときは「普通のとは違うな」と思うのですが、今回は「あれ、こんな普通の味だっけ」みたいに感じました。なんだろう、気のせいかな・・・味オンチが悪化したのかな・・・
・・・比較した意味が感じられない記事ですね、これ・・・
- 2015/03/03(火) 18:00:00|
- 飲料
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
3月になってしまいましたが、2月、しかもバレンタインデーのネタを放出します。今回紹介するのはおなじみの、京急空港線穴守稲荷駅前の「コンちゃん」です。バレンタインのネタという理由は、ただ単にその日の数日前に撮影したからというダケです。
【参考:過去のコンちゃん】
・
第1回・
第2回・
第3回・
第4回・
第5回・
第6回・
第7回・
第8回
今回のコンちゃんの衣装は、水色というか、エメラルドグリーンというか微妙な色のものが着せられていました。生地にはちゃんと模様も描かれていましたが、よーく見ると五重塔とかが描かれていますね。うーん、どうなんでしょう。五重塔といえば、国宝として登録されている京都・東寺のものや、奈良・法隆寺のものが有名ですし、この駅と同じ大田区にあるところとしては、重要文化財に登録されている池上本門寺のものがあります。が、しかし、ほとんどの場合が寺にあるんですよね。穴守稲荷は神社なので、仏教ではなく神道なのですが、こういうのって問題ないんでしょうかね。
んで、バレンタインデーが近いからなのでしょうけど、チョコレートがお供えされていました。チロルチョコが数個だけ(笑)。飲み物としてアサイーのジュースも置かれていましたが、チョコレートとの相性はどうなのでしょう。アサイージュース飲んだこと無いのでわかりませんが、イメージだけではなんか合わなさそう・・・
そして今回の訪問で一番驚いたのは、駅前のマクドナルドがセブンイレブンになってたこと!やっぱり汚い鶏肉を使ってたり、歯が入ってたりして売り上げが下がったんでしょうかね。
- 2015/03/01(日) 17:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2