今回は長崎県西彼杵郡長与町の、JR長崎本線(長与支線)長与駅前のモニュメントを紹介します。この駅は旧線(長与支線)の中間駅では一番規模が大きく利用者も結構多いため、長崎方面から来る一部の列車は当駅で折り返しとなります。
まずは駅東口を出てすぐのところにある、「平和萬歳」と書かれた巨大な石碑です。設置は「平成十七年八月九日」で、長崎県出身の書道家である故・大浦澄泉氏によって書かれたもののようです。石碑の麓には説明用の小さな石碑が用意されており、「原爆被災60周年記念碑」というタイトルと、実行委員の名前などが書かれていました。確かに平成17年は原爆投下から60周年であり、8月9日は長崎の原爆投下日ですね。
次も大浦澄泉氏による文が書かれた石碑なのですが、「明日をひらく一日一善」と書かれているものが、ロータリー内部・駅舎正面の位置に設置されています。しかしこの石碑、裏面を見ると、「勇気こそ 地の塩なれや 梅真白」という、俳人・中村草田男の俳句が書かれています。
足元の石碑には、裏面の俳句についての説明と、設置者が長与町社会福祉協議会であることが記されています。それによればこの俳句は、中村草田男の教え子たちが戦時下の学徒出陣間近のときに、「かどで」に際してはなむけたものとのことです。
次は蒸気機関車の動輪なのですが、明確な拠出元の車両の記載はありませんでした。しかし動輪の前には「原爆救援列車」の説明があり、そこにはC51形蒸気機関車の画像があったので、C51形の動輪なのかもしれません。ちなみに原爆投下時に長与駅には列車が抑止していたようですが、その後ぎりぎりのところまで入線して負傷者を収容し、諫早、大村、川棚などの病院まで計4本の列車を運転して運んだそうです。なお、説明の右下にはその様子を描いた寺井邦人氏の「響け汽笛よ」という絵画が掲載されていました。
今までは原爆や戦争関連のモニュメントでしたが、ロータリーには1点、毛色違いのものも設置されていました。それが上の画像の「ミックン」というゆるキャラの像です。「
ミックン 」は、長与町の町制施行30周年記念として1999年に登場したキャラクターで、長与町の特産品のみかんをモチーフにしています。ミックンだけに、誕生日は3月9日・・・。ちなみにキャラクターの使用は、長与町の許可が下りれば無料でできるらしく、着ぐるみの貸し出しも行っているようです。
最後は駅西口に唯一設置されている、 吉無田獅子舞の像です。獅子舞よりも字が目立っている気もしますが、設置は長与駅周辺土地区画整理事業の竣工記念として設置されたものらしく、事業の概要のプレートもありました。ちなみにこの獅子舞は文化文政のころ、当時70戸ほどしか住人がいなかった吉無田地区において、少人数で踊れるものとして矢上・中尾地区から伝承されたことが始まりであり、獅子が悪魔を払い、五穀豊穣、家内安全、お家繁盛を守るといわれているそうです。この踊りは毎年10月に摩利支天神社に奉納するほか、長崎くんちにも出演するなどして、現在も継承されているそうです。
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2018/01/30(火) 18:00:00 |
駅前モニュメント
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前々回 、
前回 の絡みの話。私が飯坂温泉に来た目的は湯治だけではなかったのです。福島交通では既存の7000系を1000系で置き換える計画があり、既に何編成か置き換えが進んでいるとのこと。「7000系が無くならない内に乗っときたいなぁ」と思い、運用に入っているかどうかも調べずに飯坂線に乗りに行ったのでした。
あっさり乗車完了(笑) 福島交通飯坂線は、日中は2編成が運用に入っているようなのですが、どちらも7000系で運用されており、行き帰りで異なる編成に乗車することができました。ちなみにこの時既に7000系は上の画像の2連2編成と、3連1編成しか残存しておらず、3連は土休日の運用が無いので、この時に乗れる7000系にうまく乗ることができたのでした。
ちなみに福島交通7000系は、
以前に記事にした 上の画像の右側・北陸鉄道7200系同様、東急旧7000系の中間車を先頭化改造して導入された形式です。この時に先頭化改造された中間車は、どこの会社のものも当時東急で導入されていた9000系・1000系のような全面デザインとなっています。ちなみに北陸鉄道では先頭車の譲渡もされていましたが、福島交通はすべてが中間車からの改造による編成でした。
ほんでもって車内から桜水の車庫に止まっていた1000系を撮影。こちらは日比谷線直通用の東急1000系の中間車を先頭化改造して導入されたもの。元日比谷線直通用の7000系の先頭化改造車を、日比谷線直通終了で余剰となった1000系の先頭化改造車で置き換えるって・・・なんというか、「歴史は繰り返す」って感じですね。ちなみに被写体の1107-1208編成の種車は、
以前に記事にした 元住吉の画像の中の、一番右側に止まっていた1007Fの中間車らしいです。
最後は近所に残る7000系の残党を1枚。地方に散っていった7000系も置き換えがされるようになりましたが、東急7700系も7000系が久しぶりに製造されたということで、置き換えが再開されるようです。まぁ~使用開始から50年近く経ってますからねぇ・・・いよいよこのグループも終焉が近づいてきたということでしょうか。
2018/01/28(日) 15:00:00 |
鉄道
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前回 の続き。温泉に入ろうとして共同浴場を何件か回ったのだが、どうやら5000円札が使用できないようだ・・・どこかで崩さないと。
ということで先にメシを食うことに。駅のすぐ近くに「万来」というラーメン屋さんがあったので、そこで食べることにしました。ちなみに入り口のところに書かれている「よってがんしょ」とは、会津弁で「寄っていってください」という意味らしいです。会津のあたりは喜多方ラーメンが有名ですが、このあたりはどういうのなんだろうね~ということで、普通のラーメン(580円)を注文。加えて麺を注文の人は餃子5個が200円で頼めるということなので、それも頼むことに。
そんで出てきたものはこんな感じ。まずラーメンのほうですが、スープは喜多方と同じようなあっさり系の醤油味です。出汁のとり方も同じなのかな?しかし麺は喜多方のような中太麺ではなく、普通の太さの麺でした。具はももチャーシューとナルト、メンマ、海苔など一般的なもので、昔ながらの中華そばという感じのものです。スープの量が非常に多いので、全部飲み干すモットーの人はちょっと大変かもしれないですね。次に餃子のほうですが、比較対象が私が食べる冷凍ものになるのですが、それと比べると肉の味が弱めだったので、餡には野菜が多く入っているのでしょうか。欠点というか特徴というかわからないのですが、見ての通り皮の接着点が真ん中だけになっており、端の方はくっついていませんでした。それゆえ、皮が1枚はがれてしまった餃子もありました(;^^)
評価としては値段相応ってところですかね。随分お腹一杯にはなれましたので、特に大盛になどしていないのですが、量は多めだったかもしれないです。
2018/01/26(金) 09:00:00 |
食いもん
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ふらっと温泉に行ってきました。ということで今回は福島県福島市にある、福島交通飯坂線の終点・飯坂温泉駅前のモニュメントを紹介します。
まずはわかりやすい、松尾芭蕉像です。芭蕉さんの像は起点の
福島駅 にもあります。左隣は像の説明かと思いきや、違う説明だったり・・・
説明は右側に設置されていました。これによれば芭蕉が奥の細道の道中で訪問した際には、まだここは温泉場としては整備されておらず、土間にむしろを敷いただけの部屋に泊まり、雨・雷・ノミ・蚊におそわれて眠れなかったんだとか。また近くの医王寺を訪れた際には、飯坂の城主・佐藤庄司基治の2人の息子の墓碑があることから、「笈も太刀も五月にかざれ紙幟」という句を詠んだそうです。
・・・ちなみに像の左側の説明は・・・
・・・いろいろあってカオス(笑)
まぁ、1つ1つ片付けていきましょうか。まずは映りこんでいた説明のものですが、説明自体は後ろの十綱橋の由来を記すものであり、橋の付け根のところには橋柱とは別に石柱が設置されていました。説明によればこの橋自体は千載集に歌が詠まれているほど古く、前に名前が出ましたが、佐藤庄司基治は義経追討の鎌倉勢を迎え撃つために橋を切り落としたそうです。その後明治時代にアーチ橋へと架け替えられ、大正時代に今の橋になったのだとか。与謝野晶子の「飯坂の はりかね橋に 雫する あづまの山の 水色のかぜ」という歌の橋は、ここを指しているのだそうです。
次は赤色の丸い石のモニュメント。これは東京帝国大学医科大学(現・東大医学部)の眞鍋嘉一郎氏が日本で最初にラジウムを発見した地であることを示すために設置されたものとのこと。ラジウム温泉は今でこそあちこちで聞かれるようになりましたが、発祥はこの飯坂温泉だったみたいですね。先述の松尾芭蕉が温泉に来た時代なんてまだラジウムの概念はなかったでしょうから、「なんか効能があるなぁ」くらいにしか思っていなかったのでしょうね。
次はその隣の・・・これもなんだかカオスなことになっている・・・。モールはクリスマスツリーを表現していて、上っているのはサンタ?イルミネーションなんでしょうけど、サンタが木に登るの?ジャックと豆の木じゃないんだから・・・。ちなみに隠れてしまっているところには、「ぶらり湯のさと坂のまち ぶらぶら歩いてひと風呂あびて・・・」という短文が刻まれています。ちなみに下の「ぶら~りんぐ飯坂」とは、飯坂温泉観光協会が発行している不定期刊の雑誌の名前らしいです。石碑自体は1985年(昭和60年)に福島飯坂ライオンズクラブ20周年記念として設置されたもののようですが、温泉街のPRも兼ねたものなのでしょうね。
小さい私鉄の終点の駅ですが、これだけいろいろモニュメントがあるところもなかなか無いような気もします。
2018/01/23(火) 18:00:00 |
駅前モニュメント
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予告どおり550回という節目を迎えたので、JRのみのまとめを1回やります。皆さんの地元はありますか?
前回同様、会社別・路線別にして、各社内では所属路線ごとに分けています。JRと私鉄が乗り入れる駅は基本的にJRの駅として載せていますが、管理が私鉄・第三セクターになっている駅(八丁畷・直江津など)や、北陸新幹線開業で第三セクターのみになってしまった駅(妙高高原・魚津など)は省いています。なお、今回追加となった記事は、文字が朱色になっているところです。
■JR北海道
・函館本線 :
函館 、
桔梗 、
仁山 、
大沼 、
流山温泉 、
倶知安 、
余市 、
銭函 、
手稲 、
札幌 、
厚別 、
江別 、
豊幌 、
滝川 、
深川 、
旭川 ・室蘭本線 :
稀府 、
本輪西 、
幌別 、
登別 、
苫小牧 ・千歳線 :
(千)千歳 、
恵庭 、
恵み野 ・札沼線 :
石狩太美 ・根室本線 :
芦別 、
富良野 、
山部 、
十勝清水 ・富良野線 :
美瑛 ■JR東日本
・東海道本線 :
品川 、
大井町 ・山手線 :
渋谷1 、
渋谷2 ・南武線 :
宿河原 、
登戸 、
矢野口 ・横浜線 :
新横浜 、
鴨居 ・根岸線 :
石川町 ・東北本線 :
日暮里 、
小金井 、
石橋 、
岡本 、
(北)野崎 、
那須塩原1 、
那須塩原2 、
黒田原 、
新白河1 、
新白河2 、
白河 、
須賀川 、
(北)福島 、
名取 、
仙台 、
小牛田 、
田尻 、
石越 、
有壁 、
花巻 、
盛岡 (埼京線):
戸田公園 ・常磐線 :
南千住 、
亀有 、
金町 、
取手 、
土浦 、
友部 、
水戸1 、
水戸2 、
勝田 、
大津港 、
泉 、
湯本1 、
湯本2 、
四ツ倉 ・水戸線 :
新治 ・日光線 :
日光 ・水郡線 :
西金 、
常陸大子 、
矢祭山 ・磐越西線 :
翁島 、
会津若松 、
塩川 、
姥堂 、
喜多方 、
山都 、
鹿瀬 ・只見線 :
七日町 、
西若松 ・奥羽本線 :
米沢 、
赤湯 、
山形1 、
山形2 、
北山形1 、
北山形2 、
北山形3 、
北山形4 、
北山形5 、
院内 、
十文字 、
大曲 、
鹿渡 、
富根 、
大館 、
弘前 ・仙石線 :
多賀城 、
矢本 ・釜石線 :
遠野 、
陸中大橋 、
釜石1 、
釜石2 ・田沢湖線 :
小岩井 、
角館 ・花輪線 :
鹿角花輪 、
十和田南 ・八戸線 :
陸奥湊 、
鮫 ・五能線 :
能代 、
鯵ケ沢 ・津軽線 :
蟹田 ・高崎線 :
深谷 、
新町 、
高崎 ・上越線 :
新前橋 、
群馬総社 、
越後湯沢 ・両毛線 :
前橋 、
桐生 、
栃木 、
思川 ・吾妻線 :
長野原草津口 、
万座・鹿沢口 ・信越本線 :
群馬八幡 、
磯部 、
(信)横川 、
篠ノ井 、
長野 、
来迎寺 、
長岡 、
北長岡 、
新津 (北陸新幹線):
上越妙高 ・飯山線 :
飯山 ・越後線 :
越後赤塚 ・羽越本線 :
村上 、
今川 、
鼠ヶ関 、
鶴岡 、
余目 、
砂越 、
酒田 、
本楯 、
象潟 、
金浦 、
仁賀保 、
羽後本荘 ・白新線 :
豊栄 ・中央本線 :
代々木 、
高円寺 、
国分寺 、
相模湖 、
笹子 、
甲府 、
韮崎 、
下諏訪 、
塩尻 ・小海線 :
小海 、
臼田 、
岩村田 、
佐久平 、
三岡 ・篠ノ井線 :
平田 、
松本 ・大糸線 :
島高松 、
信濃大町 ・総武本線 :
両国 、
亀戸 、
都賀 、
佐倉 、
成東 、
飯岡 ・成田線 :
笹川 ・外房線 :
土気 、
新茂原 、
茂原 、
大原 ・内房線 :
浜金谷 、
館山 、
安房鴨川 ・久留里線 :
馬来田 ■JR東海
・東海道本線 :
東田子の浦 、
富士 、
新蒲原 、
金谷 、
菊川 、
掛川1 、
掛川2 、
袋井1 、
袋井2 、
浜松 、
新居町 、
三河大塚 、
三ヶ根 、
岡崎 、
共和 、
岐阜 、
穂積 、
大垣1 、
大垣2 、
醒ケ井 (東海道新幹線):
岐阜羽島 ・御殿場線 :
上大井 ・身延線 :
下部温泉 ・飯田線 :
豊川 、
川路 ・武豊線 :
武豊 ・中央本線 :
(中)金山 ・太多線 :
可児 ・関西本線 :
四日市 、
亀山 ・紀勢本線 :
津 、
松阪 ・参宮線 :
二見浦 ■JR西日本
・北陸本線 :
武生 、
福井1 、
福井2 、
福井3 、
小松 、
明峰 、
小舞子 、
野々市 、
金沢 (北陸新幹線):
糸魚川 、
富山1 、
富山2 、
・大糸線 :
平岩 ・城端線 :
福光 ・七尾線 :
宇野気 、
(七)高松 、
千路 、
徳田 、
七尾 、
和倉温泉 ・東海道本線 :
千里丘 ・紀勢本線 :
新宮 、
那智 、
紀伊勝浦 、
白浜 、
南部 、
岩代 、
御坊 ・福知山線 :
谷川 ・山陽本線 :
網干 、
西阿知 、
里庄 、
笠岡 、
東尾道 、
瀬野 、
(陽)横川 、
大野浦 、
大竹1 、
大竹2 、
岩国 、
新南陽 、
新山口 、
宇部 、
小野田 、
厚狭 ・姫新線 :
佐用 、
東津山 、
津山 ・赤穂線 :
播州赤穂 ・宇野線 :
妹尾 、
宇野1 、
宇野2 ・本四備讃線 :
児島 ・呉線 :
呉 ・可部線 :
古市橋 ・宇部線 :
阿知須 、
宇部新川 ・山陰本線 :
城崎温泉1 、
城崎温泉2 、
竹野 、
香住 、
浜坂 、
米子1 、
米子2 、
松江 、
玉造温泉 、
来待 、
宍道 、
久手 、
大田市 、
江津 、
浜田 ・舞鶴線 :
西舞鶴 ・因美線 :
智頭 、
美作滝尾 ■JR四国
・予讃線 :
(讃)高松1 、
(讃)高松2 、
丸亀 、
多度津 、
観音寺 、
浅海 、
松山 、
下宇和 、
宇和島 ・高徳線 :
栗林公園北口 、
志度 、
板野 、
佐古 、
徳島 ・鳴門線 :
鳴門 ・徳島線 :
蔵本 、
阿波加茂 ・土讃線 :
善通寺 、
琴平1 、
琴平2 、
後免 、
薊野 、
高知 、
伊野 、
佐川 、
窪川 ・予土線 :
松丸 ■JR九州
・鹿児島本線 :
門司 、
スペースワールド 、
折尾 、
博多 、
二日市 、
基山 、
筑後船小屋 、
玉名 、
上熊本 、
新八代 、
(鹿)川内 、
伊集院 (九州新幹線):
新水俣 ・香椎線 :
伊賀 ・筑肥線 :
筑前前原 、
福吉 ・長崎本線 :
佐賀 、
久保田 、
諫早 、
長崎 ・唐津線 :
唐津 ・日豊本線 :
下曽根 、
宇島 、
三毛門 、
中津1 、
中津2 、
今津 、
別府 、
鶴崎 、
日向新富 、
宮崎 、
南宮崎 、
帖佐 ※JR北海道流山温泉駅、滝川駅、JR西日本新山口駅北口のもの・福井駅西口の1の記事のもの、JR東日本那須塩原駅西口の一部は、現在既に撤去済みです。
※上越妙高、糸魚川、富山は北陸新幹線開業前の記事で、上越妙高は移転前の脇野田時代のものになります。
感想としては・・・
451~550でJRが61。第三セクター推しの時期と名鉄散策があったからこんなもんでしょうか。 2年連続で冬場に九州へ行っているので、何気に全県1駅は記事を書いていました。 アーバンネットワークは解禁したにも拘らず、2駅だけ。まぁ、これからです。 こう何年もやっていると、撤去されてしまったものもいくつか出てきていますね・・・
2018/01/21(日) 15:00:00 |
モニュメントまとめ
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む、今回で550回目か・・・。今回は栃木県下野市にある、JR宇都宮線(東北本線)小金井駅前のモニュメントを紹介します。行先で駅名だけは知っている人も多いところですが、実際に何があるか知っている人はそれほどでもないでしょう。
小金井駅は東西両方にロータリーが整備されています。まずは西口ロータリーの内部にあるこれ。蒸気機関車の動輪ですが、他の駅にあるものとは異なり、車輪の片側だけが保存されています。説明によれば、これは詳細な拠出元の車両までの記載はありませんでしたが、C57形蒸気機関車のもののようです。C57形の動輪は、
JR米子駅 や
JR会津若松駅 にもあるほか、会津若松では現役のC57形蒸気機関車を快速「ばんえつ物語」で見ることができます。ちなみにこの動輪は1979年(昭和54年)1月に。新幹線通過による駅前広場の整備が完了したために、当時の自治体である国分寺町が設置したものとのこと。下野国分寺がここの近くにあるので国分寺町だったのですが、中央線の武蔵小金井(小金井市)も隣が国分寺(国分寺市)・・・”小金井”と”国分寺”って何か関係あるのかしら?
次は上の動輪とは歩行者用通路を挟んだ向かいにある、「平和の礎」という石碑です。設置年としては「平成十年秋」とありますが、石碑自体は「昭和二十年七月二十八日小金井駅戦災」に関するもののようです。戦災についての記述は後ろにありましたが、先述の日時にこの駅で上野行きの列車が米軍の銃撃を受けて多数の死者が出て、さらにその遺骨を迎える人々が集まったところで再度銃撃を受け、二重に死傷者が出てしまったということのようです。この石碑はその戦災で犠牲になられた方々の冥福を祈るべく、当時の国分寺町が設置したものとのこと。戦災関連のモニュメントは
JR成東駅 や
JR岩国駅 にもありましたが、近年戦争経験者の方々が高齢で亡くなられていることを考えると、こういう石碑で戦争についての出来事を継承していく必要があるのかなとも思いますね。
次は東口ロータリーの内部にある、「東方の門」というブロンズ像です。手に持っているのは土器か何かでしょうか?詳細の説明などは一切無く、タイトルの由来もモデルもよくわかりません。「東方の門」といえば、島崎藤村が亡くなる前に書きかけていた作品の名前です。また、中国の蘇州に最近できた巨大ビルの名前が「東方之門」です、まぁ、どちらも関係ないと思いますけど。詳細わかる方、いらっしゃいます?
ということで50回区切りの節目を迎えましたので、次回はまとめ記事を書きます。
2018/01/19(金) 09:00:00 |
駅前モニュメント
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九州ネタは一休み。昨年の夏ごろに明治の「カール」が東日本で終売ということが話題になりましたが、
こちらの記事 にもあります通り、同じく明治のスナック菓子として有名な「ピックアップ」については、完全に全国で終売してしまうということ。なお、「ピックアップ」はファミリーマートのPB商品としての分も明治でOEM製造も行っていたのですが、同時に終了してしまうそうです。ということで・・・
買ったった! 11月に神奈川県某所で購入することができました。賞味期限は今月末日!なんとか滑り込みセーフです。ピックアップはノンフライのスナック菓子であり、軽さと素早い口溶けが特徴。
<おれもリストラかぁ・・・
ちなみにこのお菓子の名物キャラクターである「ペンギンシェフ」が風船を背負って浮いているのは、軽さを表現しているのだそうです。このなんとなく頭に残ってしまうキャラクターも、ついにリストラされてしまうことになってしまいました。
ちなみに中身はご存知の方も多いでしょうけど、一応。1個が小さめに作られているので、大人だと同時に何個かつまんでしまいますが、小さい子供でも食べられるくらいのサイズですね。口に入れるとジュワっと溶け、塩気、甘み、コンソメのだしの味があっさりつけられているので、ポテトチップスのような重さが無いです。正月でもたれた胃でも食べやすいお菓子でしたね。
ちなみにこのお菓子の箱の内側には、ペンギンシェフのつぶやき集があるのですが、今回は・・・
・ゴロゴロしてたいペン!
・一息するペンよ~
・ちょっと浮き足立ってる?
・・・ゴロゴロ一息ついている間に、リストラされて浮き足立ってるのか・・・世知辛い世の中ですね(´・ω・`)
2018/01/16(火) 18:00:00 |
食いもん
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今回は大分県大分市にある、JR日豊本線鶴崎駅前のモニュメントを紹介します。
まずは
諫早駅 に続いてまた踊りの像です。これはこの地区に伝わる「鶴崎おどり」という盆踊りであり、説明によれば1560年(永禄3年)に当時の豊後国の国主・大友宗麟が酒浸りになった際に、重臣の戸次鑑連が宗麟を正すために京都から舞子を呼んで踊らせたことが起源だそうです。踊りには「猿丸太夫」と「左衛門」の2種類があり、前者は伊勢の踊りを、後者は中国の”撰文”を元にしているのだとか。
そして像の前には大分都市計画本町土地区画整理事業竣工記念碑という石碑が設置されているのですが、上の由来の文には鶴崎おどりの像自体の同事業の竣工記念として設置されたものであることが示されています。こちらの石碑は他でも見られるものと同じで、事業の詳細が記されているものになり、踊りについての記述はありませんでした。
次も鶴崎おどり関連ですが、”正調鶴崎おどり保存会無形民俗文化財指定記念碑”というモノが設置されています。ただ見た目はなんだか記念碑というか、なんというか・・・でかい押しボタンみたい(笑)。ちなみにこの像は1980年(昭和55年)に設置されたようですが、正式に鶴崎おどりが国の選択無形民俗文化財に登録されたのは、2年後の1982年(昭和57年)らしい(像のところの説明には”昭和61年”とも書かれています)ので、フライングで設置したのでしょうか?なお、土台の裏手には「私たちの血の中の鶴崎踊り」という文章が書かれており、地元出身と思われる方による、おどりへの想いが書かれていました。
次は木と石碑があるのですが、「小野雄記念植樹」と書かれています。”小野雄”って誰だと思い、ちょっとググってみたら、どうやら鶴崎には「小野雄商店」というお店があったのだとか。その商店があった場所には現在、「
魚ゆう 」という居酒屋の2号店があるのですが、”ゆう”なのでその小野雄さんが経営されているのでしょうかね。
次はモニュメントというか、プレートに近いものなのですが、地面よりちょっと段差がつけられた土台にはめ込まれていました。サイズは画像上の空き缶から推測できると思います。内容は「ライオンズクラブ国際協会337-B地区 第40回年次大会記念 ガバナーL 宇都宮文夫 1994年4月10日」と書かれています。ライオンズクラブの大会があったようですが、ここの駅前ロータリーとの関係性は不明です。ロータリーの整備は上の石碑群の説明からわかるとおり、もっと前ですからね。
おまけ、駅前の周辺案内地図なのですが・・・
・・・裏に鶴崎おどりの影絵が!踊り推しの強い地域であることがここでもわかりますね。
2018/01/14(日) 15:00:00 |
駅前モニュメント
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道中のネタもしっかりありますよ。ということで今回は、山口県周南市にある、JR山陽本線新南陽駅前のモニュメントを紹介します。かつては新南陽市という市があってそこの玄関の駅として機能していたのですが、新南陽市は徳山市などと合併して周南市が発足し、現在の周南市の中心は徳山駅となっています。
まずは駅前ロータリーの内部に設置されている、石とステンレスで作られたモニュメント。説明によればタイトルは「伸」であり、作者は同じく山口県にある
JR宇部新川駅の「しばられピラミッド」 の作者である、彫刻家の速水史朗氏。設置年は1991年(平成3年)で、当時の新南陽市が非核平和宣言都市になったことを記念して設置されたようです。また、デザインについてはそれぞれ、全体的なまろやかな形状で平和や人間的な優しさを、石の立像で自然を、ステンレスの立像で工業を、手前に横たわる石で市の発展を支える市民を表現しているのだとか。確かに石は自然物、ステンレスは人工物ということで、表現の仕方はわかりやすいかなと思います。ちなみに私はこの形状・・・ハッピーターンかばかうけだと思ってしまいました(オイ)
次はバス停に設置されている何気ないベンチ・・・ん?
脚がイシダイじゃないですか! ちなみにイシダイの石像が脚になっているベンチはバス停にあったこの1つのみ。どういう意図でイシダイなんでしょう。製作者の人が磯釣り好きで、釣り魚として人気のイシダイをデザインしちゃったんでしょうか?ちなみにもう1匹いるのはイシダイの幼魚であるシマダイかな?なお、新南陽のあたりはイシダイが釣れないことはないのかもしれませんが、特に名物になっているということも無いようです。うーむ、謎。
2018/01/12(金) 15:00:00 |
駅前モニュメント
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大分県に行くということで、途中の中津で昼食をとることに。中津は
以前モニュメントを確認 したので、到着後すぐに店を探します。「せっかく中津に来たのだから、からあげ食いたいなー」と思い、お店を探します。大晦日だったので閉まっているところも多かったのですが・・・
・・・いかにも老舗っぽい中華料理屋発見!ショーウィンドウにからあげがあったので入店することに。ちなみにからあげは単品で550円。定食の類は無かったのでごはん(150円)だけは頼むことに。これじゃちょっと腹いっぱいにはならないかな~・・・
・・・前言撤回。
からあげの個数を数えてみたら、8個も入っていました。こりゃあ腹いっぱいになるぞぉ。ちなみにご飯は普通の量だったので、迂闊にラーメンやチャーハンを注文していたら、確実に食べ切れなかったでしょうね。からあげは中津っぽい衣で、竜田揚げのような白い部分があります。家で中津風のからあげ粉で揚げても上の画像のように白っぽくならないのですが、やはり片栗粉を別途まぶしているのでしょうか?また、お肉もいいものを使用しているのか、それとも私が普段食べているお肉が安いものだからかわかりませんが、もも肉特有の臭みみたいなものも感じられませんでした。衣に臭い消しの生姜が入っており、長時間漬けておいて臭みを消しているのでしょうかね。
550円でこの量をからあげを食べられるというのはなかなか無いのではないでしょうか?からあげ好きの方は行ってみてはいかがでしょう。
2018/01/10(水) 15:00:00 |
食いもん
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長崎県の
諫早 、大分県の
別府 ときて、その間が無いはずがない!
・・・ということで今回は、福岡県糟屋郡粕屋町にあるJR香椎線伊賀駅前のモニュメントを紹介します。え、脇道に逸れてるって?気にしない気にしない!ちなみに”伊賀駅”というのは全国でもここだけであり、三重県の伊賀地域には”伊賀駅”はありません。
まず紹介するのは、駅舎の真ん前に設置されているこのモニュメント。名称や詳細説明などの記述はありません。何かのレバーのようにも見えますが、なんとなく動輪にも見えます。鉄道の駅ということで、動輪っぽいものを設置したのでしょうか?ちなみにネットで検索しても詳細情報は無し。ううむ、これだけではよくわからないですね。まぁ、よくわからないものがあるというのも、駅前モニュメントの面白いところであったりするのですがね。
次は駅の駐輪場の前辺りに設置されている、「長太吉翁功徳記念碑」というタイトルの石碑です。まぁ、よくある駅または路線開業に尽力した地元の名士を称える石碑かなと思いきや、裏の説明を読む限りでは、伊賀駅や香椎線は関係が無いようです。ざっくり裏の説明を読んだところ、この長太吉という人物は地元糟屋郡出身であり、農業試験場開設などで農業の改良に寄与したり、大川信用組合(現在のおおかわ信用金庫?)を開設したりし、最終的には福岡県の産業組合設立に貢献したとのこと。この産業組合というのは現在の農協なのか、商工会議所なのか。石碑自体もこの産業組合というのがある時代に設置されたものらしいので、正直よくわからず。どなたかご存知の方、いらっしゃいますか?(まぁ、いるはず無いだろうけど・・・)
2018/01/08(月) 15:00:00 |
駅前モニュメント
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前回 に引き続き、九州から。今回は大分県別府市の玄関、JR日豊本線別府駅前のモニュメントを紹介します。大分県は福岡よりを少し紹介したことがありますが、中の方を紹介するのは初めてです(というより、行くのも個人的に2回目だったり・・・)
別府の町が源泉数、湧出量ともに日本一である温泉地として有名な場所ということで、まず紹介するのは”手湯”です。足湯ではありません。真ん中の穴からぼっこんぼっこんお湯が出てきております。文字通り手をつける温泉なのですが、足湯と比べると数は少なめです。過去にも新潟県の
越後湯沢駅 や福島県の
湯本駅 で手湯を紹介していますが、それらはホームに設置されていましたので、駅前のものは今回が初めてになりますね。ちなみにこの手湯は温泉公共浴用利用許可済票を取得しており、温泉分析書や禁忌症・適応症の注意書きも掲載されていました。
つぎはこれなんですが・・・紹介するのは建物ではないですよ・・・
この中に銅像があったのです。この「ワァッ!」と脅かしているような姿の人物が、亀の井旅館(現在の別府亀の井ホテル)を創業し、別府の観光開発の基礎を築いた、油屋熊八です。ちなみに後ろについている小人みたいなのは小鬼で、この姿は天国から舞い降りた熊八が「やあ!」と呼びかけているイメージらしいです。
像の土台はなんとか確認することができましたが、この像は大分みらい信用金庫の創立80周年記念として2007年(平成19年)10月に設置されたもので、制作者は彫刻家の辻畑隆子氏で揮毫は熊八の長男である油屋正一氏とのこと。別のところには「海は瀬戸内 湯は別府」とありますが・・・その上があるらしい・・・富士山と書かれているのかな?
ちなみにこの周りの構築物は「油屋ホテル」という、芸術家・西野達氏による作品とのこと。西野氏はもともと既存の公共施設や銅像などを、仮設壁で囲んでホテルに変容させるという作風であり、今回のものは「
西野達 in 別府 」として、この銅像と手湯を囲んで作品にしたのだそうです。私が訪問したときは既に展示が終わり、解体途中の状態であり、1月下旬には銅像はまたお天道様の下に現れる予定とのことです。
2018/01/06(土) 15:00:00 |
駅前モニュメント
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んで、どこに行っていたかという件ですが、行っていたのは九州です。って、去年も九州行ってまた九州かというツッコミも聞こえてきそうですが、去年は熊本、鹿児島、宮崎の3県をウロウロしたので、今回は取りこぼしていたエリアをウロついてきました。
ということで今回は長崎県諫早市の、JR長崎本線・大村線、島原鉄道が乗り入れる諫早駅前のモニュメントを紹介します。諫早駅は現在新幹線建設に伴う駅舎建替工事を行っている関係で、仮駅舎となっております。仮駅舎の入り口はもともと駅舎があった位置の横の位置になるのですが、モニュメント自体はもともと駅舎があった場所に設置されています、その内の一つが「ようこそ!諫早市へ」という文字と共に、観光名所である諫早公園の眼鏡橋の写真が掲示されたモニュメントです。タイル張りにも見えますが、どうやら鉄骨製の模様です。ちなみに写真のある場所の裏面には、液晶画面が設置されており、CMみたいなものが流れています。
そしてそのモニュメントの後ろには、「いさはやのんのこ踊り」の姿の像が設置されています。この踊りは毎年9月に開催される
のんのこ諫早まつり などで踊られるものであり、伝統的な姿ではこの像のように笠をかぶり、皿を持って踊るとのこと。皿を持つことから「のんのこ皿踊り」などとも呼ばれるようですが、肝心の「のんのこ」は、曲の諫早のんのこ節から来ており、その意味は”かわいい”とかそういう様を指す言葉なんだとか。
ちなみに像の作者の名前は無かったのですが、踊り子の名前が・・・。ということは、この像は実在する人物を表現したということなのかしら・・・
ということで今後しばらくは、仕入れてきた九州ネタを中心に記事を書いていきたいと思います。
2018/01/04(木) 15:00:00 |
駅前モニュメント
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年が明けました。無事に遠方から帰って・・・来たと思います。さて、この記事を書いている今日は何月何日でしょう?(小遊三師匠風)
今回はビールのお話です。近くのイオンに行った際に、賞味期限が近いからか、安売りされていた洋モノビールがありました。名前は「BEAR BEER」であり、缶には白熊の絵がかかれています。
製造元はHARBOEというデンマークの会社なのですが、原産国はドイツと書かれています。確かにドイツにも支店はあるようだが、真相は不明・・・。輸入は神戸の業者が行っており、日本語表記の缶にわざわざ詰め替えているようです。ちなみに同じ製品が西友にもあったのですが、そちらは日本語缶ではなかったような気がします。なお、説明として「南ドイツの伝統的な白ビール(ヴァイスビア)です」と書かれているので、小麦麦芽を使用した白ビール(ヴァイツェン)であることがわかります。
注いでみたところの画像は1枚目の通りで、日本の一般的なビールでは見られない濁りがあるのがわかります。肝心の味についてですが、ヴァイツェンだから・・・というわけでもないような木もするのですが、日本の一般的なビール(ピルスナー)では感じられないほのかな甘みがありますね。説明にある”フルーティーさ”は確かにあるのですが、ヴァイツェン特有の小麦っぽさはちょっと薄いかな?大麦麦芽が多いのかしら。
ちなみにHARBOEのホームページにあるすべてが日本にあるかはわかりませんが、”Dark Wheat”は西友にあったので、今度試してみようと思います。
2018/01/02(火) 15:00:00 |
飲料
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