今回は北海道岩見沢市にある、JR函館本線上幌向駅前のモニュメントを紹介します。

函館本線の
豊幌駅、幌向駅、上幌向駅は国道12号線と併走しています。線路と道路の間にはスペースがあるため、その場所が自転車置き場や公園などに西部されている例が見られます(といっても駅付近以外は草ボーボーですけどね)。そんでもって本題に入りますが、この上幌向駅も例漏れず、その線路と道路の間の場所にモニュメントが設置されています。駅前駐車場の東側が「上幌向ふれあい緑地」として整備されているのですが、そこには上の画像のモニュメントが設置されています。三本の石柱があり、それをつなぐように上部にステンレスのリングが設置されています。足元に説明がありましたが、タイトルは「新たな飛躍」とのこと。本文によれば、「明治二十五年原始林に鍬を入れ幾多の困難を乗り越えこの地を築き上げた先人に感謝し、開基百年を節目として新たなまちづくりを共に誓い未来に夢を託す証として旧駅舎跡地に建立する」とありますので、この場所はもともと上幌向駅の旧駅舎があった場所のようですね。”開基百年”という表現がいかにも北海道らしいかなと思います。
しかし、個人的に気になることが一つ。タイトルに”飛躍”と入っているのですが、三本の石柱がありとステンレスの造形品がある似たようなデザインで似たような名前のモニュメントとして、以前
JR奥羽本線赤湯駅前の「飛翔」というモニュメントを取り上げています。共に作者の記述はないのですが、ひょっとして同じ作者だったりして・・・
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- 2018/11/30(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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今回は福島県本宮市の玄関である、JR東北本線本宮駅前のモニュメントを紹介します。

まずは駅前ロータリーの内部に設置されている、「ようこそ 福島のへそのまち もとみや」と書かれた石碑です。裏面には安達太良山と阿武隈川の写真が掲載されていましたが、これはぼちぼち違い写真に交換されるようになっているらしいです。「福島のへそのまち」についてですが、
本宮市のホームページによれば、本宮市が福島県のほぼ中央に位置するので、そのことをPRしているとのこと。全国各地で「へそ」「中心」「まんなか」を名乗る自治体による「全国へそのまち協議会」にも参加しているようです。が・・・個人的には猪苗代湖のあたりが福島県の中心じゃないかなぁと思うのですが、皆さんはどう思いますかねぇ。

そして次に紹介するのは、その石碑の斜め向かいに設置されているこのセット。

マイクを持った男性の胸像ですが、この人物はこの本宮出身である昭和時代の歌手・伊藤久男氏です。設置は2012年(平成24年)であり、音楽が流れる仕様になっているため、背面にはJASRACの録音利用承諾書が取り付けられていました。なお、ぞの土台下部には「来る日も、くる日も ただ歌う事だけに残された 私の生涯であるから そしていつ迄も ほど良く貧しく ほど良くおろかに 終エンの其の日まで 私は歌い貫き度い・・・ と願うばかりであります」という、本人のメッセージのようなものが記載されています。

土台上部には経歴の記述と、歌が流れるボタンが設置されています。流れる歌は3曲あり、「イヨマンテの歌」「栄冠は君に輝く」「あざみの歌」が選ばれており、左隣に歌詞の石碑も設置されています。「栄冠は君に輝く」は甲子園のテーマソングであり、福島駅新幹線ホームの発車メロディにもなっていますね。前2曲の作曲者は同じ福島出身の
古関裕而氏であり、古関氏作曲の歌が非常に多いのですが、もともと伊藤氏のデビューは古関氏が勧めたことだったようです。こういう地元出身の有名人が歌った歌が流れるモニュメントも、趣があっていいですね。
- 2018/11/27(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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秩父で昼食を取った場所はここ。

西武秩父駅の近くにある、「田舎うどん わたなべ」というお店です。「秩父に行ったらうどん食いたい」と思っていたので、あらかじめ駅に近いうどん屋さんを調べていました。ここはうどん屋に限らず居酒屋としての役割も果たしているらしく、いろいろなメニューがありました。うどんは「田舎うどん」(500円)がメインのようなので、それを注文することに。加えて秩父名物「みそポテト」(300円)も注文することにしました。うどんは醤油で食べる「ずりあげ」や、極太麺を煮込む「おっきりこみ」もあるようです。なお、うどんは打ち立ての生めんを茹でるので、10分くらいかかることを事前に店主が教えてくれました。OK、うどん目的で来ているから大丈夫。また、つゆは野菜汁と肉汁のどちらを選べるのですが、私は肉汁を選択しました。

出てきた「田舎うどん」は、鍋に入った麺をつゆにつけて食べるもの。以前東府中の
「平次のおうどん」で食べた肉汁うどんに近いでしょうか、豚肉が入った魚介系のつけづゆです。薬味にはすりごまとゆずがあり、きんぴらごぼうもついてきています。ちなみにうどんの上に乗っている葉っぱは小松菜です。うどんは讃岐のような強力な歯ごたえがあるわけではありませんが、食べ応えのある麺ですかね。「平次のおうどん」は値段が高いな~と思いましたが、こちらは500円なので、それを考えると随分リーズナブルですね。結構満足できるうどんだと思います。

ちなみにみそポテトは
以前にも取り上げているのですが、このお店のものは8個入りでボリューム満点なので、これまた値段を考えるとリーズナブルですね(うどんと合わせても800円ですからね)。作りたてをいただけるので、あつあつのほくほくでこちらも満足できました。
- 2018/11/25(日) 15:00:00|
- 食いもん
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もう一つ秩父鉄道から。今回は秩父市の武州日野駅前のモニュメントを紹介します。

今回紹介するのは、駅前駐車場脇にあるこの石柱。90年前の1928年(昭和3年)に建立されたようですが、武州日野駅を含む影森=三峰口の開通はその2年後なので、フライングして設置されたのでしょうか?「弟富士登山口」と彫られていますが、弟富士山はこの駅の南にある山です。標高は386mと
宝登山よりは低めであり、富士山の弟と言われるとちょっと違和感があるような・・・と思ったら、埼玉県にも富士山という山があるんですね。それの弟ということでしょうか。ちなみにこの山はカタクリ(本来の片栗粉の原料となる植物。今はジャガイモが原料となっている)が自生していることで知られており、遊歩道が整備された「弟富士カタクリ園」があるようです。

そしてその石柱を道路側から見ると、駐車場側とは異なり「浅間神社奥宮入口」と彫られています。これは駅の東南東くらいのところにある「弟富士浅間神社」ではなく、弟富士山の山頂付近にある奥の院を指しているようです。駐車場側も道路側も、結局のところどちらも弟富士山の登山口であることを示しているということになりますかね。

なお、土台には発起者や賛同者、世話人、石工さん、左官さんの名前が書かれていました。石工さんの一名が四角で囲われていますが、なぜ・・・?
- 2018/11/23(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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秩父に行ったときのメインイベント。

長瀞駅の近くにある宝登山ロープウェーに乗ってきました。宝登山は標高497mの山で、山頂には宝登山神社奥宮や、宝登山小動物公園があります。ゴンドラは昔の秩父鉄道の車両と同じ黄色と茶色の塗装で、「もんきー」「ばんび」の2台があります。通常は30分間隔での運転のようですが、訪問時は休日ということで観光客が多く裁ききれない状態だったので、10~15分間隔で運転されていました。今回はその宝登山ロープウェーの宝登山頂駅前広場のモニュメントを紹介します。

まずは駅舎の前にある「梅百花園」の看板の下にある、「紅桜に 命ことなる ひびきあり」という俳句の句碑です。梅園なのに桜?と思ってはいけません。長瀞町内には普通の桜の木が多くありますが、宝登山では11月から咲き始める冬桜が有名であり、梅園の先のところに木があるようです。それを詠んだのかどうかは定かではないですけどね・・・というよりも、詠み人は誰だろう。「千賀」とも読めるし「千公」かもしれない・・・そんな俳人いるのかな・・・
(11/22追記)
詠まれたのは、俳人の小林千架子氏とのことです。情報提供いただきました、みけ@ソロ・パブリッシュ管理人様、ありがとうございました。

次は駅舎を出て左の方にある、「OASISの鐘」という鐘のモニュメントです。景色を展望できる位置なので、隣には望遠鏡があったのでしょうか?撤去されたような跡もあります。この鐘は「世界の平和を願って」と書かれていますが、「OASIS」自体の意味は(逆光で上手く撮影できなかったのですが)鐘にかかれており、「O・・・おはよう」「A・・・ありがとう」「S・・・すみません」「I・・・いらっしゃい」「S・・・さようなら」という挨拶を指しているようです。そういえば某有名CMの「あいさつの魔法。」でも、「あいさつするたびともだちふえるね」と締めくくられていましたね。そんな感じの平和を願っているのでしょうかね。
- 2018/11/20(火) 18:00:00|
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長瀞で小腹が空いたのでおやつを食べることに。

あちこちに看板が立っていたので、気になり訪問したのがここ。長瀞駅前に程近い、「茶店八兵衛」というお店。店内での飲食も可能ですが、顧客の多くがテイクアウトのようです。ちなみに気になっていた看板に書かれていたのが、この画像の上部にも書かれている「そば粉たい焼」です。「(たぶん)世界初」とのこと。たぶんって・・・。ちなみに味が2種類あり、小倉あん(210円)と秩父味噌餡(260円)のラインナップ。せっかく秩父まで来ているので、私は後者を購入してみました。

たい焼はこんな感じ。餡が尻尾から出てしまっていますが、中の餡の量も非常に多く、尻尾をちぎって中を撮影しようと思ったら餡が出ちゃいそうになったので断念しました。そば粉については生地をアップで撮影した画像を見てもらえばわかると思いますが、確かにそばのような黒いものが生地に混ざっていますね。肝心の味についてですが・・・なんだろう、この妙なビールっぽさは(笑)そば粉ってビールっぽかったっけ?ビールのような香ばしさが感じられました。餡は味噌味ですが甘めに仕上がっているので、
みそぱんみたいな味になりますかね。まてよ、味噌味だからビールっぽく感じたのか?う~む・・・・
こうなれば小倉あんの方も食べてみたかったですね。今度訪問する際にはそちらも食べてみようと思います。
- 2018/11/18(日) 15:00:00|
- 食いもん
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ふらっと秩父方面に行ってきました。ということで今回は埼玉県秩父郡長瀞町の秩父鉄道長瀞駅前のネタをご紹介・・・と言いますが、この駅は
随分前に一度記事にしており、今回は積み残しの紹介になります。

紹介するのは以前の記事で紹介している「さくら名所100選の地」の石碑の、交差点をはさんだ反対側にある「一本杉稲荷社」という小さな祠です。”稲荷社”ということなので、祠の両脇にはお稲荷様(狐の石像)が設置されています・・・が、顔と耳が丸っこいので、一見しただけでは小熊に見えなくもない・・・。そして祠の中には・・・狐ではなくジバニャンのぬいぐるみがなぜか置かれています(笑)

手前には「一本杉稲荷社ノ由来」という説明書きがありました。が、しかし、木に文字が書かれていて、しかも古くなっているため、本文の肝心なところが読み取れません(泣)。わかる範囲で説明しますが、かつてここには一本の杉の木があり、この地の村田さんという人が夢で「杉のところでお稲荷様を祀りなさい」と告げられたことで、1938年(昭和13年)に設置されたとのこと。説明文の後半が消えてしまっているのでどういうご利益が有ったかがわからないのが残念なところですが、80年も大切に祀られていることを考えれば、地元の方々にいろいろなご利益があったものと考えられますかね。
- 2018/11/16(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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今回は岩手県二戸市にある、IGRいわて銀河鉄道金田一温泉駅前のモニュメントを紹介します。この駅は旧・東北本線では岩手県の北限の駅であり、盛岡方面には折り返し列車も設定されています。

まず紹介するのは、温泉地の駅前にはありがちな櫓方の歓迎モニュメントです。見る角度により書かれている文字が異なっています。櫓のモニュメントがある温泉の玄関となっている駅は、今まで
JR信越本線村上駅(瀬波温泉)、
JR吾妻線長野原草津口駅(草津温泉)、
会津鉄道湯野上温泉駅がありました。それらのものと比べると、今回のものは少し看板に近いようなつくりになっているようにも見えます。ちなみに下部に描かれている「亀麿くん」は、金田一温泉郷にある旅館「緑風荘」に伝わる「座敷わらし」伝説の守り神「亀麿」をモデルにしたゆるキャラのようです。
こちらによれば身長が170cmらしいのですが・・・もはや子供じゃないじゃん(笑)。私とほとんど身長が変わらないようです。

次は駅舎の横に設置されている、箱庭のような小さな池と石碑です。石碑には「安全の庭」とタイトルが書かれており、「駅舎改築落成記念」「昭和四十五年七月」などと書かれているので、1970年(昭和45年)に現在使用されている駅舎が改築した際に設置されたものであることがわかります。石碑には「安全の願いをこめて 十八の心一つに 造られし庭」と書かれているのですが、「十八の心」とは?阿弥陀仏四十八願の第十八願・・・は意味が違うような・・・う~む・・・

今度は駅舎の前に設置されているものなのですが、先述の「安全の庭」と同時期に設置したと思われる「金田一駅駅舎改築落成記念」と書かれた石碑が設置されていました。が、しかし、この石碑のまん前に垣根が植えられてしまっており、正面から石碑を撮影することができません。側面から撮影するにも上の画像が限界でした。垣根はもうちょっと考えて植えて欲しかったなぁ・・・石碑も泣いてるぜ(謎)

そしてこちらも駅舎の前に設置されていた石灯篭です。灯篭というか・・・脚の部分がなくなってしまったのか、もともとこのデザインで造られたのかはわかりませんが、ちょっとアンバランスな形のようにも見えます。駅自体の開業は1909年(明治42年)とかなり昔なので、ひょっとすると当時は現役で使用されていた灯篭なのかもしれませんね。
- 2018/11/13(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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以前キリンビールの甘くないチューハイ「
キリン ザ・ストロング」を紹介しましたが、そのすぐ後にサッポロビールも甘くないチューハイを出しました。甘くないチューハイを求めて彷徨い歩く私が買わないわけにはいかない!

ということで今回はサッポロビールの「サッポロチューハイ99.99」を紹介します。サッポロビールってチューハイのイメージがあまり無いんですが、今まではスコールサワーみたいなものを細々と出していたみたいですね。今回はドライ系人気に乗って出したのでしょうかねぇ?ちなみに味はレモンとドライを用意しましたが、11月には行ってからグレープフルーツ味も発売開始した模様。原材料表記を見てみると、レモン味にはレモン果汁が入っているのは想定の範囲内ですが、ドライはレモン果汁が入っておらず、代わりに「苦味料」というものがはいっているらしい・・・なんじゃそりゃ?お酒は我が愛飲(だった)サントリーの「
THE DRY」同様、ウォッカを薄めているようです。

注いで見たところはこんな感じ。まぁ、いつも通り透明ですわね。そんでもって味の方ですが、レモン味の方はレモンの味が確かにしますね。といっても「キリン ザ・ストロング」のように甘みがあるのではなく、酸味が強いです。酸っぱい味のレモンチューハイというのもそうそう無いような・・・私は苦手かな。一方ドライの方は、果汁がないので淡白な味になっていますが、ドライな感じはサントリー「THE DRY」に近い気もします。でも淡白、少し物足りない・・・。
やはり「THE DRY」に並ぶものというのはなかなか出てこないですなぁ。もう自分で何かを配合して作るしかないのかね・・・
- 2018/11/11(日) 15:00:00|
- 飲料
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前回の記事で不必要に平井信号場の名前を出してしまったので、今回はそこの隣の駅のネタを。ということで今回は愛知県豊川市にある、名鉄名古屋本線伊奈駅前のモニュメントを紹介します。

この駅は橋上駅舎になっており、駅の東西に入り口があるのですが、紹介するものは西口にあります。あるのは上の画像の「親子の像」という、母親と子供の銅像です。特にこの場所はこども園などがあるわけでもなく、詳細の説明も無いので、どのような意図で設置されているものなのかは不明です。ちなみに作者についての記述もありませんでした。う~ん、謎。
これだけでは何なので、伊奈駅についての説明を少し。名鉄名古屋本線は豊橋駅まで乗り入れているのですが、ここから1.2km
くらい南にある平井信号場からはJR飯田線に乗り入れて豊橋駅に着きます。これはもともと飯田線が私鉄の豊川鉄道だったときに始まったことであり、それがJRになってからも続いているのです。当該区間はJR飯田線であるためJR東海が管理しているので、名鉄は列車の本数が毎時6本に制限されており、普通列車などの多くはこの伊奈駅で折り返すようになっています。しかし伊奈駅は特急が通過してしまうので、ここから豊橋に行くのは毎時2本の急行しかありません。なお、近くにJR東海道本線の西小坂井駅(有人駅)とJR飯田線の小坂井駅(無人駅)がありますが、豊橋へいく場合前者が毎時2本、後者が毎時3~4本となっているため、一番規模の小さい駅が豊橋へ行くのに利便性が高いという面白いことになっています(まぁ、対名古屋ではこの伊奈駅が一番ですけどね)。
- 2018/11/09(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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今回は東京都江戸川区にある、JR総武線平井駅前のモニュメントを紹介します。平井は平井でも
伊予鉄の駅ではありませんので。

駅前は北口南口ともにロータリーが整備されています。まずは北口にあるものから紹介していきいますが、ここには「そよかぜ」というタイトルの、女性の銅像があります。ワンピースのようなものを着ているので、裸婦像ではありません。岩のようなものに腰掛けて、脚を組んでいる姿を表現しています。ちなみに作者は日展会員で京都教育大学の教授も務めていらっしゃる、彫刻家の谷口淳一氏であり、1995年(平成7年)7月に地元の小松川信用金庫が寄贈して設置されたものとのことです。

次は公衆トイレの前に設置されている、でかい量水標です。今年は台風の数が非常に多く、またそれ以外にも大雨による水害もありましたが、こういう量水標では過去の水害発生時の水位を記録し、後世に伝えています。同様のものは
名鉄常滑線名和駅にもありましたが、こちらは下から「大潮の干潮位」「大潮の満潮位」「キティ台風の最高潮位」「高潮対策の基準潮位」「この至近の荒川の堤防の高さ」の5つを示しています。荒川の堤防の高さが一番高いところであることを示し、低地であるこのあたりの水害対策への取り組みを示しているようです。

次は量水標の近くに設置されていた「手づくり郷土賞」の受賞碑です。これは1996年(平成8年)の手づくり郷土賞に
平井駅北口広場・地下駐輪場が選定されたことで設置されたものです。この賞自体は
JR仙台駅前や
上毛電気鉄道中央前橋駅前などでも取り上げてきていますが、今回は何が受賞しているのかの記述がないという、ちょっと無機質な受賞碑になっていますね。

次からは南口にあるものを紹介します。ここには時計台があるのですが、普通ならばスルーしてしまう・・・のですが、なんだかタイトルみたいなものが書かれています。それによれば「ピューネタワー平井 落成記念」とのこと。「ピューネタワー平井」とは、駅舎から見てこのロータリーをはさんだ向かい側にある、マンション・商業施設の建物名です。それの落成記念としてロータリー内に時計台があるってことは、建物の建設と共に駅前広場を整備したのでしょうかね。

次は大きな石碑があるなーと思ったら、これはタイトルが書かれただけの石碑でした。「創立拾五周年記念 贈区の木くすの木」と書かれています。ちなみに何の創立十五周年かというと、江戸川造園組合の十五周年とのこと。まぁ、このロータリーを整備したのが造園組合員の方なんでしょうけど。

最後は先述の「ピューネタワー平井」の隅っこに設置されていた小さな祠です。鳥居が設置されており、その上部や周りの幟には「豊川吒枳尼眞天」と書かれています。これは愛知県豊川市にある豊川稲荷の分社であり、ここ以外にも結構あちこちにありますね。「豊川吒枳尼真天」は”とよかわだきにしんてん”と読むそうですが、難しいので「豊川稲荷」と書かれている分社の方が多いような気がします(世田谷区奥沢の東急目黒線の線路沿いにある分社のように・・・)。
あと、どうでもいいことですが、愛知県豊川市には平井町という地名があり、そこには名鉄名古屋本線とJR飯田線が分岐する平井信号場があります。まぁ、関係ない話だと思いますけどね・・・たぶん・・・
- 2018/11/06(火) 18:00:00|
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今回は北海道みやげをご紹介。土産といっても土産屋で買ったものではなく、相変わらず街中のスーパーで買ったものなんですがね・・・

ご紹介するのは、
ドースイという会社が販売している、「北海道産干こまい」です。「こまい」はタラ科の魚であり、漢字では”氷下魚”と書きます。ぶっちゃけて言えば、この魚の珍味自体は北海道ではなくとも買えるのですが、せっかく北海道産と書いてあるので買ってみたのでした。当然私は酒の肴として食べるのですが、
お供のお酒は久々の・・・賞味期限半年過ぎてるけど大丈夫だよね。

開けて出してみたらこんな感じ。見た目はそんなに大きくない魚の乾物そのものですね。食べてみての感想ですが、味は普通の乾燥にぼしに近い感じです。それゆえ、塩気はほどほどにあるのがわかります。魚が大きいことと、乾燥具合が結構しっかりしているので、身はかなり硬めです。歯で食いちぎるのもなかなか大変なので、歯と顎の鍛錬になりそう・・・
少し調べてみたのですが、どうやら皮付きのモノは硬いので、トンカチとかでたたきながら食べる人もいるようです。皮なしのものはそこまで硬くないようですが・・・いろいろはがして食べても硬かったのだがのぉ・・・
皆さんもこれを食べるときには硬さに気をつけましょう(笑)
- 2018/11/04(日) 15:00:00|
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久々に5月に訪問した富山から。今回は滑川市役所の最寄り駅となっている、富山地鉄本線中滑川駅前のネタをご紹介。

この駅は駅舎の正面と地下通路で線路(あいの風とやま鉄道含む)の反対側に渡ったところそれぞれにロータリーが整備されていますが、紹介するものはそこではなく、駅舎の真裏の細道を行き、踏切を渡ったところの道路向かいに設置されています。そこはロータリーというよりも道路が三角に交差している中の場所なのですが、噴水のようなものがあり、そこに白いテトラポットがあります。テトラポットには、滑川名物であるホタルイカを髣髴させるイカのステッカーが複数貼られています。しかしモニュメント名称の記述も、説明書きも特になく、これだけでは詳細は不明。「なぜにここにテトラポット?」と思う人は私だけではないはず・・・
・・・ちょっと調べたら、富山地鉄公認のブログ「
富山地鉄の鉄道アテンダント日誌」にて紹介されていました。それによればこの場所には、地名の田中町から名前が取られた「田中花壇」という名称があり、県100周年記念事業として1983年(昭和58年)から設置されているものとのこと。噴水としての機能もあり、夏場には水も出ているようです。35年前から設置されているというのはちょっとびっくりしましたが、こういう不思議なものが街中にあるというのは、何回遭遇しても面白いなぁと思ってしまいますね。
- 2018/11/02(金) 09:00:00|
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