今年の夏のネタは一休み。今回は鹿児島県いちき串木野市の代表駅である、JR鹿児島本線串木野駅前のモニュメントを紹介します。

モニュメントは駅前ロータリーの内部にあり、2つが並んでいます。

左側にあるのは、地元串木野出身で1890年(明治23年)の国会開設から衆議院議員であった政治家、長谷場純孝氏の胸像です。裏面の土台にも説明がありますが、それ以外の説明書きもあります。

右側にあるのは、8620形蒸気機関車68660号機の動輪と煙室扉、ボイラー安全弁です。動輪だけが設置されている例は日本全国あちこちで見られますが、煙室扉やボイラー安全弁まで一緒に設置されているところはあまり見かけないですね。SLではない
似たようなものは以前にも紹介したことがありますが。

そしてメインの説明書きがこちら。前者の長谷場純孝は、鹿児島本線の生みの親と説明されていますが、国会議員として鉄道国有化の推進もしていたようですね。衆議院議長や文部大臣も歴任されたようですが、1914年(大正3年)の議会のなかまに61歳で亡くなられたようです。一方8620形68660号機は、1923年(大正12年)に製造されたSLで、鹿児島本線の急行列車などに使用されたようです。ここの駅前に設置されたのは1973年(昭和48年)らしく、鹿児島本線串木野-鹿児島開業60周年を記念して設置されたとのことです。
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- 2019/09/29(日) 03:00:00|
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前回の記事で訪問したことを書きましたが、今回はその山形県南陽市にある山形鉄道宮内駅前のモニュメントを紹介します。

こちらが宮内駅の駅舎なのですが、既に目立つものが3つあります。

動物の石像が3体あり、左からフクロウ・ウサギ・パンダとなっています。宮内駅には「もっちぃ」というウサギの駅長がおり、駅長室で会うことができるようです。以前は部下の「ぴーたー」「てん」がいましたが、亡くなってしまい、いまは「もっちぃ」だけとなっているようです。そういう関係からか、駅前には動物の石像がたくさんあります。

一番目立つ石像は台に乗っている鶴の石像です。タイトルとしては「童謡(うた)と昔話(かたり)のまちかど」と書かれています。説明によれば、南陽市が自然と文化のある街であることをPRすべく、この駅前広場を童謡と昔話をモチーフに整備したとのこと。この鶴は南陽市内にある珍蔵寺に伝わる伝説「鶴女房」(「鶴の恩返し」の元ネタ)にちなんで設置されたものなのだそうです。

一方童謡のPRとしては、鶴の隣に地元宮内出身の童謡詩人・結城よしをが作詞した、「ないしょ話」の歌碑が設置されています。結城よしをは1920年(大正9年)、同じく歌人であった父・健三と母・えつの間に生まれ、17歳で仲間と童謡誌「おてだま」を創刊するなどの活躍をしましたが、戦時中に感染症にかかり24歳で亡くなっています。石碑の左側には、亡くなった子を悲しんだ「臨終の 子に童謡を 聞かせつつ 頬つとふ涙 妻は拭はず」という父・健三の歌と、「乳首吸う 力さへなし 二十五の 兵なる吾子よ 死に近き子よ」という母・えつの歌が書かれています。ちなみに市内の熊野大社にも「ないしょ話」の歌碑があり、父・健三の歌碑の隣に設置されているそうです。

ちなみに歌碑の下には馬と象の石像が、隣には植木鉢を持った虎の石像がありました。というか、これ本当に馬かな?自信がない・・・

こちらは歌碑一帯に設置されているベンチ。片方はウサギが板を持っていて、もう片方はライオンが持っています。ライオンの目がまん丸なのが個人的にツボ。ちなみに同じように動物が板を持っているようなベンチは、
JR高徳線佐古駅や
名鉄広見線御嵩駅にもありましたね。

そして最後も動物。駅前広場の向かいにある、ライオンとカバです。カバはなんかアン○ンマンのカバおくんみたいな顔をしています。ライオンは・・・なんかちょっと表情が怖い(笑)
- 2019/09/25(水) 15:00:00|
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前回の記事で山形鉄道に乗っていたことを書きましたが、その日の昼のお話。昼飯ラーメン食いたいなぁと思い、宮内駅付近でラーメン屋を探します。でも暑いのであんまり歩きたくないですなぁ・・・

駅から歩いて数分のところのラーメン屋に決定。ちなみに駅に一番近いラーメン屋は休みでしたので、2番目に近いところだった金と思います。「ハイらーめんデス」という名前と、「あなたのお店 らーめん」と書かれている看板があります。一応店名は前者であり、このあたりの地域に何店舗かあるローカルチェーンのようです。
さて、店内に入りましたが、外が暑かったので「冷たいラーメンでも食おうかな、山形県だし」ということで、今回は「冷たい塩ラーメン」(730円)を注文することに。
冷やしラーメンは以前にも山形駅前で食べましたが、塩味ってなんだ?と思い、注文してみました。冷やしということで少し出てくるまでに時間がかかりましたが、その間お水をゴクゴク・・・。

んで、出てきたラーメンはこんな感じ。具はチャーシュー、メンマ、ワカメ、コーン、ナルトといったところで、普通のラーメンによくあるものです。麺は普通~中太くらいの太さですかね。結構コシがあるように思えました。肝心のスープですが、少しラー油が入っています。スープ自体の味は塩味なので淡白なのですが、このラー油がアクセントになっていて温かい塩ラーメンとの差別化ができていましたかね。酸味があった以前の冷やしラーメンとは、随分異なる印象を受けました。個人的には酸っぱいものがあまり得意ではないので、こちらの方が舌に合う感じですかね。
ちなみに後になって気づいたのですが、赤湯あたりって普通にラーメン有名でしたよね・・・そういうラーメンを食べようという気がその時は全然ありませんでした、暑かったんで(笑)。今度この方面に行ったときは、温かいラーメンを食べようかな。
- 2019/09/22(日) 03:00:00|
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ほくほく線を散策した翌日はこちらの鉄道を散策。最近はJRで遠くまで行って、第三セクターや私鉄の1日切符で散策することが多くなってきました。ということで今回は、山形県西置賜郡白鷹町の山形鉄道フラワー長井線鮎貝駅前のモニュメントを紹介します。

この駅は公民館のような施設が併設されており、駅前には広場が整備されているのですが、その真ん中にレンガ積み(タイル張り?)のモニュメントが設置されています。なんとなく下の方は花壇のようになっているのがわかるのですが、一番上にはステンレス製の何かが・・・。なんでしょうか。異なる角度から見ても、同じようなものがあるだけのように見えます。水でも出るのでしょうか?それとも風で発電か何かしているのでしょうか?当然ながらタイトルや説明書きなどの案内はありません。うーむ、気になる・・・

ここからは余談になりますかね?駅前ではありませんが、駅のホームには絵が描かれた木の板が設置されていました。外側を向いている方は、いろいろなキャラクターとフラワー長井線の車両が描かれています。車両の前面にいるのは・・・宇宙人?

一方ホーム側は鉄橋を走るフラワー長井線の車両が描かれております。「フラワー長井線10周年おめでとう 10年後はきみが主役、それまでがんばって!」というメッセージも書かれています。下に鮎貝小学校と書かれているので、フラワー長井線の三セク移管が1988年(昭和63年)であることから、1998年(平成10年)当時に小学校だった児童が描いた絵ということがわかります。メッセージは先生からでしょうか?それから21年。もうみんな大人になってしまったと思いますが、こういう小学校の時の作品が何年も展示されているというのは誇らしいことだと思います。私にはそんな作品無いしなぁ・・・
- 2019/09/18(水) 15:00:00|
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今回もほくほく線から。

今回は駅は駅でも道の駅?いやいや・・・、「
道の駅まつだいふるさと会館」が併設されている、新潟県十日町市(旧松代町)のまつだい駅前のモニュメントを紹介します。

ここの駅前には「まつだい駅 ほくほく線発祥の地」という石碑が設置されています。ほくほく線は開業こそ1997年(平成9年)ではありますが、鉄道建設の請願については戦前から始まっており、その主要人物だったのが、バス・トラック会社”松代自動車”設立者であった松代村の柳常次氏と、市川庄一郎氏でした。当時は除雪技術が現代ほど進んでおらず、冬季は道路が普通になってしまうということで、雪に強い鉄道の必要性を訴えたことが最初でした。当初は浦川原まで来ていた頚城鉄道を伸ばすつもりだったのですが、後に上越線まで接続する計画になり、ルート選定の「南北戦争」があり、国鉄再建による工事凍結があり・・・と、いろいろな事柄を経て、第三セクターにて開通したのでした。石碑の裏面にはその経緯が細かく書かれていました。

発祥の地ということでもう1つ。国道側のところには、ほくほく線の開通に尽力した人物の顕彰碑も設置されていました。先ほどの柳常次・市川庄一郎の両名の名前もありますが、合計で30名ほどの名前が記されていました。同じ苗字の方々が多いのですが、この方々が昭和の鉄道建設運動に関わった方々だけなのか、ほくほく線開通まで関わった方々なのかはよくわかりませんでした。どうなんでしょうね。

次はモニュメントなのかどうか怪しいのですが、「山里稲雪」というほくほく線沿線のイメージボードです。実はこれはほくほく線の他の駅にもあるのですが、駅の中に設置されていることが多く、外にあったのはここくらいでした。ちなみに材料の木材は、沿線で産出されたものを使用しているようです。

次は線路の横に設置されていた、特急「はくたか」(スノーラビット)の石像です。北陸新幹線開業前は、ほくほく線は東京都北陸地方を結ぶメインルートとなっており、特急街道となっていました。特急「はくたか」はJR西日本所有の681系と、北越急行所有の681系200番台・683系8000番台が使用されていました。北越急行所有の車両には「スノーラビット」の愛称があったのですが、それは現在超快速の愛称に引き継がれるようになっています。今回の石像はその特急街道であったことを示すために設置されたものと思われます。像は681系なのですが、説明書きの写真は683系になっていますね・・・一応681系の写真も載せときます。なお、実車は北陸新幹線開業後はJR西日本に譲渡され、名古屋-金沢の特急「しらさぎ」に転用されているようです。

これは謎。681系の像の近くには、「佐藤正則」という人名が書かれた石碑がポツン。この庭園を整備した方のお名前でしょうか?

次は風見鶏がついた梯子のようなものです。タイトルはシンプルに「シンボルタワー」ということなので、駅または道の駅のシンボルとして設置されたものなのでしょう。寄贈者は第4代松代町長であった秋山利作氏とのことですが、ネットで秋山氏について調べていたら、
十日町市のホームページに当時の広報記事がありました。すげーな、インターネットって・・・

次はところ変わって道の駅とは反対側の南口のものになります。こちら側は「
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」」があり、通路で駅とつながっているのですが、駅と建物の間に低い陸があり、その上に凄く派手なモニュメントのが設置されています。これはナハトヴァール・・・ではなく、香川県の直島やハワイにあるかぼちゃのモニュメントの作者として有名な、草間彌生氏の「花咲ける妻有」という作品のようです。かぼちゃのモニュメントと同じく黒い●が多くデザインされているところが、草間氏の作品である特徴ですかね。ちなみにこの近くの山の中などにも、いろいろな作品が設置されているようで、エリア一帯が美術館みたいになっているようです。
- 2019/09/15(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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今回は新潟駅前からのお話。ここらで一泊するので、晩飯を食おうと思ったのですが、最近胃腸の調子が崩れ気味だったので、うどんでも食おうかなとお店を探します。

駅そば屋では面白くないので、街の中のお店を探す・・・までも無く、駅前にありました。「そばうどん」の文字が目立っていますが、運営している会社は「
みゆき堂本舗」であり、本業はせんべいの通販なのだそうです。今のところそば屋はこの新潟駅前のお店だけのようです。
さて、注文は食券制なのですが、うど・・・ん?「かけ中華」って何だ?かけそば・うどんと同じ値段(350円)みたいだが・・・。同じ新潟県の
直江津駅で食べたアレのことか?気になる。しかし今日は体調を考え、うどんにしたいが・・・

我慢できませんでした(笑)。重いものは控えようと思っていたのに、ミニチャーシュー丼(250円)までつけてしまいました(笑)。そんでもって「かけ中華」とは何かといわれれば、私の推察どおり、直江津で食べた「和風中華」同様ラーメンの麺に和そばのつゆをかけたものでした。強いて直江津と違いを挙げるとすれば、天かすが入っていることですかね?こういう組み合わせの麺料理って、本当にどれくらいあるんでしょうかねぇ・・・
姫路、
弘前、(食ったこと無いけど)天童・・・まだまだありそうです。ちなみにミニチャーシュー丼は、ご飯にチャーシューが乗っているもので、それ以上でも以下でもなく。個人的にはタレがかかっているとよかったかなと思いました。
- 2019/09/11(水) 15:00:00|
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東北へ行く際に使用したのが「北海道&東日本パス」だったので、この切符で乗車できる北越急行にも乗ってきました。ということで今回は、新潟県上越市にある、北越急行ほくほく線うらがわら駅前のモニュメントを紹介します。

ここの駅は上越市浦川原区(旧・浦川原村)の中心部に近いため、駅前にはそこそこの広さのロータリーが整備されています。そこの中には、「ほくほく線うらがわら駅 地元要望駅建設実現記念碑」という石碑が設置されています。裏面にはこの駅が地元の要望によって設置されたことや、鉄道建設によって集落が二分される課題があったこと、騒音・振動対策、用地買収などのために連日連夜協議されていたことなどがかかれていました。ちなみに浦川原地区の鉄道開通は実はほくほく線が初めてではなく、かつては頚城鉄道という軽便鉄道が新黒井駅(現在のJR黒井駅の近く)から開通していました。しかし十日町方面の路線は無く、ほくほく線の開業によって十日町方面の学校への通学が可能になるなど、新しい交通の流れもできたようです。そういう意味も含めて、この石碑が地元の方々に設置されたのでしょうかね。

次は石碑の隣に設置されていた、ステンレスの塔なのですが・・・これは数年前に訪問した隣の
虫川大杉駅前にもありました。そしてここのものも相変わらず、タイトルや説明書きなどは一切無し。一体何なのでしょうか?浦川原地区の公共物か何かなのでしょうか?両方の駅に同じものがあるというのが気になるところです。
- 2019/09/08(日) 03:00:00|
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東北へ行くならば、避けて通れないところがありますね。 ということで今回は東北へ行った際にはお馴染みとなっている、JR奥羽本線・左沢線北山形駅前の着替える小便小僧の記事です。
【参考:過去の小便小僧】
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第1回・
第2回・
第3回・
第4回・
第5回2019年8月12日、彼はどのような姿になっていたかというと・・・
え!まじか! これは想定外・・・。まさか着替えてるんじゃなくて真っ裸になっているとは・・・(っつーか、あんさんそんな体しとったのね・・・)。前回の訪問から3年くらい経過していたのですが、これはどういうことなのでしょう。ついに着替えをしなくなってしまったのでしょうか?それとも一時的に服がなくなっているのでしょうか。もし前者であれば残念でなりません。私としては、一時的に着ていないのだと思いたい・・・!
何時になるかは未定ですが、あと1回は必ず訪問して確認しようと思います。
(9/8追記)
どうやら服を作っていた専門学校が閉校してしまったようですね。前回訪問時点では地元NPO法人が引き継いでいたようですが、それも終わってしまったのでしょうか・・・
- 2019/09/04(水) 15:00:00|
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東北に行った際に、食べたことが無かったのでなんとなく買ってみました。

千秋堂さんの「バター餅」というもの。バター餅は北秋田のお菓子として有名らしいのですが、ここの会社は岩手県雫石町にあるようなので、北秋田とは県境を越えた隣あたりになります。まぁ、近いので同じような文化があるのでしょう。

一応原材料表記も見てみましょう。もち米とバターがちゃんと入っています。それ以外に鶏卵も使用されているようです。一応常温で数週間は保存できるもののようですね。

中身はこんな感じで、6切れ入っていました。まわりに粉っぽいものがついているので、つきたての餅というよりかは、食感は大福の皮に近いですね。味についてですが、1切れ目を食べたときは、「え、バターってどこだ?」と思ったのですが、何切れか食べていたら乳製品っぽさがわかるようになってきました。普通は1口目のインパクトが強くて徐々に舌が慣れてくるものだと思うのですが、これを食べたときはなぜか逆でしたね。
ちなみにウィキペディアによれば、バター餅はハワイでも有名らしい・・・本当なのか?
- 2019/09/01(日) 03:00:00|
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