今回は小田急江ノ島線東林間駅のモニュメントを紹介します。この辺りの林間都市には3つの小田急線の駅がありますが、この駅だけが相模原市にある駅となっています。

いきなりモニュメントではなく木を紹介することになるのですが、目立つところに説明があったので取り上げることにしました。これは松の木なのですが、樹齢が100年を超えていると見られています。1987年(昭和62年)の東林間開発百年祭記念の際に、アンケートにて「千代の松」と名付けられたそうです。「新開の 歴史と共に 生い立ちて ふれあいの場に 千代の松かな」という短歌が詠まれていますが、これはアンケートで多かった他の名前の候補を入れているとのこと。

次はこちらの棒人間みたいな男女の石像。両手をバンザイしており、その上に金色の鳥がいます。タイトルは「人と自然のふれあい像」と、なんだか説明みたいな名前です。企画は瀧本文男氏、制作は工藤健氏とのこと。
東武日光線新古河駅前の銅像の作者も、工藤健という方だったのですが、同じ方でしょうか?それにしては作風が違いますし、工藤氏のホームページの作品紹介に、裏面の設置年(昭和63年1月)の時期にこの像はありませんし・・・。ちなみにこちらも先ほどの「千代の松」の名前と同じで、東林間開発百年祭記念の際に設置されたもののようです。

次は駅前から若干離れますが、東急ストアの方にあるこちらの壁画。詳細情報などは無く、タイトルも不明です。地元の子供の作品でしょうか?
たまにそういう絵画が駐輪場とかに設置されることがありますよね。
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- 2022/11/27(日) 03:00:00|
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ここ最近近場の記事ばかりだったので、今回は西日本から。今回は兵庫県美方郡新温泉町にある、JR山陰本線諸寄駅前のものをご紹介。ちなみに訪問したのは・・・7年前です。なんでそんなに長い間ネタを寝かせてたかねぇ・・・

この駅は小さな無人駅だったのですが、駅前には石碑が2つ設置されています。1つ目は「篠原無然之碑」と書かれた石碑です。見た目からわかると思いますが、結構古そうな石碑です。

そしてもう一つはその隣に設置されていた石碑。こちらは新しいようですが、どうやら先ほどの石碑の説明として用意されたもののようです。それによれば、タイトルの篠原無然は、1889年(明治22年)3月7日にこの諸寄の地で生まれた社会教育(通俗教育。学校以外で行われる教育活動)の先駆者とのこと。修養団体幹部となった後に、「天命は社会教育なり」という信念を持ち、奥飛騨の秘境・平湯村で地域教化指導、社会事業に尽力したようであり、生糸工場の工女の待遇改善にも寄与したとか。最期は平湯の長野寄りにある安房峠にて猛吹雪に遭い、36歳で生涯を終えたとのことです。碑の文字を書いたのは、懺悔奉仕団体の一燈園の創設者である、西田天香氏とのこと。設置年に「平成元年」と書かれていますが、西田氏は1968年(昭和43年)に亡くなっていますし、さすがに30年ちょっとでここまで古びた石碑にはならないですよね。実は石碑自体はもともと篠原無然の墓苑にあり、篠原無然生誕百年事業として、駅前に移設されたそうです。
ちなみにここには30分ほど滞在していたのですが、雨が降ってきたのでほとんど駅舎で過ごしていました。そんな中ふとやってきたのが・・・

コクワガタのメス。少し雨に濡れてしまっているようですが、雨宿りに来たのでしょうか?カブトムシのメスも同じですが、この娘も体がふっさふさなのがよくわかりますね。
- 2022/11/23(水) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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前回の記事でわたらせ渓谷鐵道花輪駅に降りたのですが、その目的は・・・

これ。
花輪駅から歩いて10分ほどのところにある、「丸美屋自販機」というドライブインが今回の目的地。ここは近くにある「レストラン飛鳥」というお店が運営している自販機コーナーなのですが、昭和の時代に製造されたラーメン・うどんの自販機が現役で活躍しています。最近テレビで紹介されたらしく、お店は外まで人があふれるほど大盛況!レストランの方がこことレストランを往復して商品の補充をされていました。今回私はラーメンを食べようと思ったのですが、ん、ボタンが2つある・・・からあげラーメン?

ということで「ラーメン」と「からあげラーメン」が同じ値段(300円)だったので、後者を食べることに。そんでもって出てきたのが上の画像のもの。煮卵がありますが、これはアタリらしいです(ハズレはうずらの卵とのこと)。そこそこのサイズのから揚げが2個入っています(ちょっと冷たかったのは、自販機なのでご愛敬)。味については、本当にオーソドックス。よくある中華めんに、よくある中華そばのスープをかけたものって感じですね。昔地区のお祭りで出していたラーメンの味です(伝わらないと思いますが)。ただ、それが良いんですよね。自販機で買ってその味のラーメンというのが、良いんです。

もう一つ。ここにはトーストサンドの自販機もありましたので、これも食べることにしました。こちらは「ハムチーズトースト」(200円)のみの販売となっています。

出てきたトーストサンドは書かれている通り「ちょー熱い」です!混んできたので外のテーブル席へ移動。トーストサンドはアルミホイルにくるまれて出てきます。中身は薄めの食パンでロースハム1枚とチーズを挟んで焼いただけのもの。うん。やはりそれが良いんですよね。自販機からこれが出てくるのが良いんです。わっかっるかな~?

こちらはお店の窓なのですが、ステッカーがいっぱい!もともとドライブインということもあり、ツーリングなどで来た人たちが貼っていったのでしょう。ちなみに群馬県内にはこのような自販機があるところが結構多く残っています。個人的にはハンバーガーの自販機に今度挑戦してみたいんですよねぇ。
- 2022/11/20(日) 03:00:00|
- 食いもん
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ちょっと前の記事で
上毛電鉄が出てきましたが、8月にその辺りを訪問していました。ということで今回も上電から一駅ご紹介。

紹介するのは・・・”ふじさんした”・・・ではありません。”ふじやました”駅です。以前GoogleのCMで有名になった場所ですね。本当に富士山の最寄り駅として間違える人がいるのでしょうか?ご丁寧に「ここは 群馬県桐生市 です」という看板まで用意されていました。

そんな富士山下駅の前には、かなり古く大きな石碑が設置されています。タイトルが金文なので解読が難しいのですが、「相生常磐新道之碑」と書かれているものと思われます。道の字が全然原型とどめてないじゃないかと思うかもしれませんが、道の”絵”からこの字ができているとかなんとか。石碑の内容についてですが、駅前にあるものの上毛電鉄とは関係が無いようで、大昔に道路が開通したことを記念する内容のようです。設置年月も「明治三十九年八月」と書かれていますので、まだ桐生が市制を施行する以前に制作されたものであることがわかります(当然ながらそのころにはまだ上毛電鉄は開業していません)。”相生”は今でも名前が残っているので、この辺りの当時の村名であることはわかりますが、”常磐”とは・・・茨城県のことではなさそうです。桐生市内に常盤町という地域が以前あり、そこのことを指しているものと思われます。石碑の本文も”常磐”と明確に書かれているのですが、なぜ”常盤”が”常磐”になってしまっているのか、その理由まではわかりません。
そんでもって駅前の道路の向かいには・・・
富士山入口!・・・なんだ、やっぱり富士山の最寄り駅じゃないかー(棒)。はい、同じ名前の山です。ドラえもんに出てくる学校の裏山くらいの大きさの山ですね。階段あり頂上までの上ることができるようになっています。

流石に上まで行くつもりはなかったのですが、駅に近い入り口くらいはよく見ようと思って見つけた石碑がこちら。山のマークが上に刻まれており、その下に「致 穀聚山程 壹合」と刻まれているので、ここが山の一合目であることがわかります。本物の富士山同様、山頂までに九合目までがあるのでしょう。”富士山信仰”というものもありますが、この山を整備した方も富士山を信仰していたようですね。
・・・駅前すぐに一合目ということは・・・小さい山ということがよくわかりますね。
- 2022/11/06(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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