
今回は佐賀県武雄市にある、JR佐世保線永尾駅前のモニュメントを紹介します。この駅は現在無人駅となっていますが、1947年(昭和22年)に建設された木造の古い駅舎を改築して使用しており、駅舎に上の画像のような古めかしい駅名標まで取り付けられています。

ここからが本題。ここの駅前には墓石のような形をした古めかしい石碑が設置されています。タイトルは「永尾驛建設記念碑」であり、駅の設置を記念してその当時に設置されたものになります。まぁ、墓石みたいとか先に言っちゃいましたが、実際にはほとんど同じような石碑を、同じ佐賀県内の
久保田駅の記事でも取り上げているんですよね。このあたりの地域はこの手の石碑を設置するのが当時流行だったのでしょうか?
ちなみに永尾駅が開業したのは、駅舎建設の2年後である1947年(昭和24年)のことですが、石碑側面の記述は請願が昭和二十一年四月二十日、起工が同十二月二日、竣工が昭和二十二年三月十日と書かれているので、開業については触れられていません。加えてもともとこの場所は1942年(昭和17年)に信号場として開設されているのですが、それについての記述も無いので、駅舎の建設を記念して開業前に設置されたものであることがわかります。裏面や土台のところには賛同者の氏名が書かれていますが、えらくびっしり書かれているのがわかります。それだけ賛同者の方が多かったのでしょうね。
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- 2018/12/07(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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