
今回夏に訪問した場所から。北海道芦別市にある、JR根室本線野花南駅前のモニュメントを紹介します。駅の構内は上の画像の通り、ローカル線の駅の雰囲気が強く漂っていますが、私が訪問したときには、私以外にも降車客がいましたので、地元の方の利用もちゃんとあるようです。なお、画像右側にホームの無い場所の線路が映っていますが、かつては貨物扱いもしていた駅のようです。

そんな野花南駅前には「國鉄開通記念碑 大正二年十一月」と刻まれた石碑が設置されています。しかしこの石碑、その文の左に「野花南町開基百年事業修復 平成八年九月八日」と刻まれています。この文から察するに、もともとの石碑は鉄道院釧路本線の駅として開業した際に設置されたのですが、年数が経つにつれて風化が著しくなり、文字の判読も難しくなっていたため、1996年(平成8年)に野花南地区が開基100年を迎えたことを記念してこの石碑の修復を行い、現在の状態になったものと思われます。もともとの碑文は石に直接刻まれていたのかはわかりませんが、新たにはめ込まれた部分はやはり今っぽさが目立ちますね。日本全国あちこちまわっていると、やはり風化が進んでしまっている石碑も多く見られ、ものによっては撤去されてしまうこともあるのですが、このように修復されるものがあるというのもうれしいことですね。
”国鉄”でも”國鐡”でもなく、”國鉄”という書き方だったのはちょっと違和感ありましたけどね・・・
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- 2018/12/21(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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