引き続き雪の鳥取県から。八頭郡八頭町のJR因美線・若桜鉄道線の郡家駅前のモニュメントを紹介します。

まずは駅舎の前にあった麒麟獅子の砂像です。麒麟獅子舞については、
鳥取駅前にも石像がありましたが、鳥取県東部と兵庫県北西部で行われる伝統行事で、このあたりでも行われているものと思われます。ちなみにこの砂像、壊れやすそうなのですが常設なのでしょうか?それとも一時的なものなんでしょうか?長期間置いておいたら風化が凄そう・・・

次は駅舎を出て左手に設置されている「古井喜實先生の像」です。吉井喜實(ふるみ)は地元出身の政治家であり、戦時中は内務省勤務で次官まで昇り、戦後は公職追放解除後に衆議院議員選挙に11回当選し、厚生大臣や法務大臣を歴任。厚生大臣時代にはソ連から大量の生ワクチンを緊急輸入し、小児麻痺の蔓延を防いだこともあったようです。その後は親中派として日中国交正常化の交渉に携わり、国交回復の実現に寄与したそうです。1995年(平成7年)に92歳で亡くなっていますが、像の設置はその5年後だったことを考えると、功績の評価が確かであり、多くの人が認めていたことがなんとなくわかりますね。

次も鳥取駅と同じ白ウサギの像なのですが・・・2匹いて1匹は完全に雪に埋もれちゃっていますね(笑)。ちなみに鳥取県の白兎伝説はここの説明によれば「因幡の白兎」の話だけでなく、天照大神が天から降りてこられた時に、行宮にふさわしい場所まで連れて行ったという伝説が、この町の霊石山・中山周辺にあるようです。ちなみにこの像は「神ウサギ」と題されており、「因幡の白兎」が求婚の話だったことに関連して、恋愛祈願をしてみてはいかがとのこと。本当に御利益はあるのかな?
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- 2019/01/13(日) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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