青春18きっぷを使って4日間は西へ行きましたが、残りの1日は東に行きました。といっても東はすぐ海ですがね。ということで今回は、千葉県香取市にあるJR鹿島線十二橋駅前のモニュメントを紹介します。

ここには駅周辺の区画整理を行ったことを記録している、香北土地改良区第三工区の竣工記念碑が設置されています。この記念碑の設置は1983年(昭和58年)3月に設置されたようですが、ここの区画整理は他の地域の区画整理とはちょっと異なるようです。説明によればこの地域はもともと早場米の産地であったのですが、作物の運搬などには舟運が使用されており、あちこちに水路が張り巡らされていた水郷地帯となっていました。駅名の由来であるここの近くの加藤洲十二橋も、現存する水路に架かる橋がオブジェクトとなっています。そんでもってこの区画整理は、舟運では輸送の効率が悪くなってきたのでそれを改善するために行われたものであり、これによって農道、排水路、パイプライン、大型圃場などが整備されたようです。何気なく設置されている区画整理竣工記念碑ではありますが、地域の歴史を知ることができる文章が書かれているのが良いですね。
ちなみに加藤洲十二橋は確かに香取市内にあるのですが、実際の距離では隣の潮来駅(茨城県潮来市)が最寄であり、遊覧船の乗り場も常陸利根川対岸の茨城側にあります。「水曜どうでしょう」の「日本全国絵はがきの旅2」で十二橋に来たときも、”茨城”の風景として紹介されていましたね。そんなわけで観光地の名前が付いている駅ではありますが、この駅は1面1線の無人駅となっていて、駅周辺にも建物があまり見られない少し寂しげなところになっています。
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- 2019/02/01(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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