十二橋駅の記事を書きましたので、今回はその手前から。今回は千葉県香取市(旧・佐原市)の中心である、JR成田線佐原駅前のモニュメントを紹介します。ちなみに上の画像は駅前のバス乗り場にあったホーロー看板を模した駅名標です。なんというか、ひらがなで書かれると”佐原”というよりも”鰆”のイメージが強いのは私だけ?(笑)
ここの駅は私も何回か降り立っていて、今までは駅前に何もありませんでした。今回も何もないかもしれないが、時間があったので時間つぶしで駅を出・・・あれ、何かできてる!

以前はそんなに駅前が広くなかったのですが、何時の間にやらロータリーが整備されており、そこに江戸時代の測量士・伊能忠敬の銅像が設置されていました。日付として「平成30年5月20日」と書かれていたので、昨年の初夏に設置されたばかりの銅像のようですね。伊能忠敬は日本地図「大日本沿海輿地全図」を制作したことで有名ですが、現在の九十九里町に生まれた後に、佐原村の伊能家に婿入りして17歳の時に当主となり、36歳の時には佐原村の名主となっていました。実際に天文学の勉強をするために江戸に出たのは50歳になってかららしく、佐原で過ごした時間のほうが長かったようで、没後に設けられた忠敬の墓についても、香取市内の観福寺に設けられているようです。なお、銅像の作者は地元香取市出身の彫刻家・木内禮智氏であり、説明によれば「測量を始め、自ら陣頭指揮を執り、過酷な環境である蝦夷地へ臨む希望と熱意に満ちた姿」を表現しており、「蝦夷地測量において。緯度1度の距離を測ることを自らの目標とし、毎晩のように北極星を熱心に観測していたことから、銅像は北極星を向けて建立」されているとのことです。単に銅像を作って設置するのではなく、細部にもこだわった部分があるのがわかります。

次はいつもなら紹介しないのですが、昔懐かしい丸ポストこと「1号丸形郵便差出箱」です。今回あえて紹介した理由は、画像の下部を見ていただくとわかるとおり、地元に関するイラストが付けられています。左側は市の花であり、「水郷佐原あやめパーク」で有名なアヤメでしょうか。右は7月に夏祭りが、10月に秋祭りが開催される「佐原の大祭」の山車のイラストですね。
秋田の竿燈祭り、
魚津のたてもん祭りなど、地元の祭りをポストで表現しているものは過去にも紹介していますが、それらは角ポストの上に像を設置するものがほとんどでした。佐原は”北総の小江戸”と呼ばれていて昔ながらの景観を守っているところでもあるので、昔ながらの丸ポストを撤去せずに地元のPRをしようとして、イラストによる表現方法に至ったのでしょうかね。
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- 2019/02/05(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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| コメント:3
> 赤い丸ポスト!
> 懐かしいですね(〃゚∇゚〃)

>
> カタばみさんが 書かれてるように
> これだけでも 人目を引くので
> PRイラストも 効果的かと…
>
> 実際に 郵便物も投函できるのかな‥と
> そのあたりも 少し気になりました

こんばんは。
ここのポストは集荷時間が貼ってあったので、
現役のポストと思われます。
駅前という立地なので、実際に使っている人も多そうですね。
- 2019/02/06(水) 23:08:35 |
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- カタばみ #-
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