前回の記事の続きということで、今回はJR東海道本線(琵琶湖線)・湖西線、京阪京津線、京都市営地下鉄東西線が乗り入れる、山科駅前のモニュメントを紹介します。

この駅は京阪側に大きなロータリーがあり、京阪とJRの間に小さなロータリーがあります。まずは京阪とJRの間のものから紹介しますが、ここには「風」というタイトルの女性の銅像があります。斜め上を向いていますが、風を感じているのでしょうか?説明によれば、「二十一世紀に京都・山科の地から日本中に、そして世界の隅々まで爽やかで和やかな「風」が吹きますように。人間の英知が自然と環境を守り、万物、生きとし生けるものが共生できますように」という意図があるようです。そして設置者がロータリークラブということで、
名鉄碧南駅などでも紹介した「四つのテスト」も設置されています。

次はモニュメントっつーか、植物なんですが、石碑が設置されていたので一応。小ロータリーの真ん中にシダレザクラの木とスタンディングバスケット(棒の上に花があるもの)花壇があります。同様のものがセブンイレブン(ハートイン)の前にもあるのですが、山科経済同友会創立40周年を記念して、2010年(平成22年)6月に設置されたものとのことです。

次は小ロータリー向かいの京阪の踏切脇に設置されている、本願寺山科両別院の道標です。「本願寺山科両別院 是よりひだり六丁」と書かれていますが、左ってどっちだ・・・。本願寺山科別院は踏切を渡って南方向へ行くことになります。設置されたのは「明治四十二年十二月」ということなので、京津線開業の3年前ですね。線路の工事と同時に設置されたのでしょうかね。同じようなものを
東急池上線御嶽山駅でも紹介しましたが、こちらの方が古いのに風化が進んでいないのは、しっかりと維持管理されているということでしょうか。

次は京阪側の大きいロータリーから。ここの中にはおたまじゃくしみたいな形の、大きいステンレス製のモニュメントが設置されています。タイトルは「SEED」で、制作者は彫刻家の伊藤憲太郎氏とのことです。伊藤氏の作品を他にも調べてみたのですが、山口県の宇部市や兵庫県朝来市にも「SEED」系列の作品があるようで、どれもステンレス製の彫刻のようです。タイトルからわかるとおり、おたまじゃくしではなく種と芽を表現しているようですね。

次からは駅前通りに設置してある彫刻作品なのですが、詳細説明も特になかったので、3つまとめて紹介します。まずは彫刻家・谷口淳一氏による「出会う時」です。階段の先に穴があります。左下は人でしょうか?次は彫刻家・小林陸一郎氏による「旅人の碑」です。小林氏の「旅人の碑」はシリーズ化されており、サブタイトルがついたものが他にもあるようですが、ここのものはサブタイトルの記述はなし。というか、これ彫刻なのでしょうか?木製の百葉箱のようにも見えますがねぇ・・・。そして最後は彫刻家・田村隆氏の「山階」。斜めになっているものに階段がありますが、何の表現なのでしょうかね・・・。えーい、どれもこれも芸術はばくはつだー(笑)

次もモニュメントか微妙ですが、石碑があったので一応。というか、これも山科経済同友会画寄贈したものらしく、こちらは創立30周年を記念してもののようです。これは太陽電池式時計塔のようで、太陽光発電をして時計の電力をまかなっているようです。ちなみに来年は同組織の50周年記念の年なのですが、また新たに何か設置されるのでしょうか?
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- 2019/02/19(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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