板橋区から北区へ。今回はJR京浜東北線(東北本線)の東十条駅前のものをご紹介します。

この駅は北側と南側にそれぞれ改札がありますが、今回紹介するものは南口側にあります。南口は駅舎を出ると道路(跨線橋)に面するのですが、紹介するものはその道路と線路を渡った対角線上の位置にあります。紹介するのは「子育地蔵尊」というお地蔵様で、お堂の中に複数名いらっしゃいます。ちなみにお堂の手前には庚申塔も設置されています。

近くには北区教育委員会が設置した説明板が設置されていました。それによればもともとこの地蔵尊は地蔵坂の中腹にあったようですが、1931年(昭和6年)に東十条駅(当時の下十条駅)が開通し、その6年後の道路拡張があったため、現在の位置に移設されたとのこと。設置年は不明のようですが、1773年(安永2年)に編纂された『新編江戸志』に関連記述があったことから、その時代には設置されていたものと捉えられているようです。家内安全と子供の成長についてのご利益があるようで、今でも子持ちの方がお参りにに来るようですね。
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- 2019/03/15(金) 09:00:00|
- 駅前モニュメント
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> 駅の側に こんな立派なお堂が…

>
> 東十条
> ご贔屓アーティストさんゆかりの所なので
> (゚д゚)!おお!となってしまいました(^^ゞ
こんばんは。
わざわざ駅前に移設してくれたというのも、
多くの人に拝んでもらいたいという意識からだと思いますので、
当時の宮大工の方がかなり力を入れて作ったお堂なのかもしれませんね。
東十条の地名をご存知でしたか!
東京の人でもなじみないことが多いところなので、
他の地域にお住まいの方がご存知というのは驚きです^^
- 2019/03/15(金) 21:20:10 |
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- カタばみ #-
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