今回は北海道江別市にある、JR函館本線野幌駅前のモニュメントを紹介します。この駅はかつて夕張鉄道が分岐していましたが、廃止からかなり年数が経ち、かつ最近高架化されたため、その面影は余りありません。

駅前にはロータリーが整備されているのですが、そのレンガ積みの真ん中にトンネルのようなものが・・・

大・中・小のトンネルでしょうか?それと後ろには四角い塔のようなものが立っています。江別市は、以前に同じ市内の
江別駅、
豊幌駅でも紹介しましたとおり、この野幌駅の近くでレンガが製造されています。それに関連するものというのはわかりますが、形に意味はあるのでしょうか?

なんて前フリしましたが、ちゃんと説明書きがありました。それによれば、このモニュメントは江別でのレンガ生産初期である明治時代に使用されていた「登窯」をモチーフにしたものなのだそうです。この窯では傾斜面に焼成室を段々に連ね、下から上に向ってレンガを焼き上げていくのだとか。だから大・中・小みたいになっており、一番大きいやつだけ床が高くなっているんですね。ちなみに後ろの塔は煙突をモチーフにしているようですが、これは歩道のロードヒーティング設備の給排気塔の役割も果たしているのだとか。
今までも江別にレンガのモニュメントがありましたが、やはり産地であるここにあるものが、一番その産品のPRの意味合いが強く表現されているかなと思いました
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- 2019/07/10(水) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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