私鉄のまとめ記事を書いているときに、ふと「あれ、智頭急行って1駅しか書いてなかったっけか」と気づきました。

ということで今回は、冬に智頭急行に乗車した際に訪問した、兵庫県佐用郡佐用町にある平福駅前のモノを紹介します。このあたりは国指定史跡の利神城や、宮本武蔵初決闘の地があるらしく、駅舎は木造の古いお屋敷みたいになっており、観光客向けの顔出しパネルもあります・・・田んぼの中の無人駅ですが。
そんな歴史のある地域であるここにあるものは・・・
石!

でもただの石ではありません(当然だ!)。説明によればこれは、「平福御殿屋敷・大手石垣に使われた矢穴のある石」とのこと。この石は2012年(平成24年)の佐用川の河川改修の際に、大手門となる南石塁の西端部の石垣と堀が発掘され、この石はその石垣に使用されていたものなのだそうです。特徴としては、石を割るときに使った楔の跡(矢穴)があるとのこと。確かに画像には規則的なくぼみがありますね。これが当時の採石技術を示す資料になるのだとか。

ちなみに隣には上部が削られて磨かれたこんな石もありました。説明は無かったのですが、これも石垣に使用されたもの・・・のようには思えませんね。石垣に使用されていたらこんなにツルンツルンじゃないだろうし・・・。こういう石って何かをアピールしているものなのか、ただの庭園のアクセントとして設置されているものなのか、説明がないとわかりにくいですよね。
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- 2019/07/28(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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