前回の記事で訪問したことを書きましたが、今回はその山形県南陽市にある山形鉄道宮内駅前のモニュメントを紹介します。

こちらが宮内駅の駅舎なのですが、既に目立つものが3つあります。

動物の石像が3体あり、左からフクロウ・ウサギ・パンダとなっています。宮内駅には「もっちぃ」というウサギの駅長がおり、駅長室で会うことができるようです。以前は部下の「ぴーたー」「てん」がいましたが、亡くなってしまい、いまは「もっちぃ」だけとなっているようです。そういう関係からか、駅前には動物の石像がたくさんあります。

一番目立つ石像は台に乗っている鶴の石像です。タイトルとしては「童謡(うた)と昔話(かたり)のまちかど」と書かれています。説明によれば、南陽市が自然と文化のある街であることをPRすべく、この駅前広場を童謡と昔話をモチーフに整備したとのこと。この鶴は南陽市内にある珍蔵寺に伝わる伝説「鶴女房」(「鶴の恩返し」の元ネタ)にちなんで設置されたものなのだそうです。

一方童謡のPRとしては、鶴の隣に地元宮内出身の童謡詩人・結城よしをが作詞した、「ないしょ話」の歌碑が設置されています。結城よしをは1920年(大正9年)、同じく歌人であった父・健三と母・えつの間に生まれ、17歳で仲間と童謡誌「おてだま」を創刊するなどの活躍をしましたが、戦時中に感染症にかかり24歳で亡くなっています。石碑の左側には、亡くなった子を悲しんだ「臨終の 子に童謡を 聞かせつつ 頬つとふ涙 妻は拭はず」という父・健三の歌と、「乳首吸う 力さへなし 二十五の 兵なる吾子よ 死に近き子よ」という母・えつの歌が書かれています。ちなみに市内の熊野大社にも「ないしょ話」の歌碑があり、父・健三の歌碑の隣に設置されているそうです。

ちなみに歌碑の下には馬と象の石像が、隣には植木鉢を持った虎の石像がありました。というか、これ本当に馬かな?自信がない・・・

こちらは歌碑一帯に設置されているベンチ。片方はウサギが板を持っていて、もう片方はライオンが持っています。ライオンの目がまん丸なのが個人的にツボ。ちなみに同じように動物が板を持っているようなベンチは、
JR高徳線佐古駅や
名鉄広見線御嵩駅にもありましたね。

そして最後も動物。駅前広場の向かいにある、ライオンとカバです。カバはなんかアン○ンマンのカバおくんみたいな顔をしています。ライオンは・・・なんかちょっと表情が怖い(笑)
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- 2019/09/25(水) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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