今回は山形県長井市の玄関である、山形鉄道長井駅前のモニュメントを紹介します。ここは国鉄時代から使用されていた木造駅舎があったのですが、訪問時は建て替え計画による解体工事中でした。

さて、そんな長井駅ですが、メインの入り口とは逆のところにも入り口があります。構内踏切を延長して公道に出たような感じの小さな入り口です。その入り口を出たところに、長井駅西親水公園という公園が整備されており、そこに彫刻がいくつか設置されています。

まずは入り口のすぐ近くに設置されているこちらのベンチの彫刻。左側がかばんと時刻表で、右側がとんぼです。時刻表の字体といい、サイズといい、
交通新聞社の小型時刻表をモデルとしているのでしょうね。リアリティ高すぎ(笑)。ちなみにタイトルは「花香る郷」で作者は石彫家の高橋朗氏です。

次は小鳥が2羽、水面で遊んでいるようなところを表現した作品。こちらのタイトルは「水清き郷」で、作者は同じく高橋氏です。説明がこちらは見やすいところにあり、より詳細が明らかになりました。どうやらこの彫刻群は「長井まちづくり基金助成事業」として長井商工会議所女性会が2011年(平成23年)10月に設置したもののようです。素材の御影石は市内の東側にある伊佐沢・大石地区で採掘されたものであり、地産地消の作品であることがわかります。

次は小鳥1羽が水面をつついているところを表現した作品。こちらのタイトルは「水美味し郷」です。水を飲んでいるところを表現しているのでしょうね。ちなみに作者の高橋氏は地元長井高校の出身であり、
同高校の同級会のホームページに作品の紹介もあります。このページの写真を見ていると、水面の波打つところの表現の上手さがわかります(いや、私の撮影がヘタなだけかも・・・)。

ところ変わって解体中の駅舎の正面にあるものを紹介します。ここには水車小屋があるのですが、どうやら動いていないようです。というか、画像の上の部分が欠けてる?水車って完全に円形じゃないんですかね?あんまり水車を見たことが無いのですが、過去に紹介した
野岩鉄道川治湯元駅や
東武上今市駅にあったものは完全な円形でしたよね。
長井市は”水の郷”とPRしているところもあるのですが、ここの駅前はその表現がわかりやすいところかなと思いました。
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- 2019/12/04(水) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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