
西湘地区のネタはここで一区切りしようかな・・・。ということで今回は、神奈川県小田原市の、JR東海道本線と御殿場線が分岐する国府津駅前のモニュメントを紹介します。ちなみにこの駅は313系が乗り入れる再東端の駅になります。”国府津”という駅名は行き先にもなっているので知っている人は多いと思いますが、実際に何があるところなのか知っている人はあまり多くないはず。というか、普段の駅の利用者自体はあまり多くありません。しかし私が訪問した日は箱根駅伝の復路の碑だったため、駅のホームや改札に行列ができるくらい混雑していました。

そんな国府津駅前には石碑が1つ設置されています。人が多くて撮影が難しかったのですが、なんとか人の影が目立たない1枚を撮影することができました。この石碑は国府津駅開業100周年記念碑であり、1987年(昭和62年)7月11日に設置されたものになります。ちなみにこの駅が開業した1887年(明治20年)7月11日は、横浜からこの駅まで東海道本線が延伸された日と同じになります。この先、東海道本線(現・御殿場線)が御殿場方面へ延伸するのはその2年後ですが、山越えのために列車を後押しする機関車を連結する必要があり、この駅には特急列車もすべて停車していたそうです。小田原方面には1888年に小田原馬車鉄道が開通していることもあり、昔から交通の要所だったことがわかります。なお、石碑上部に彫られている機関車はD52形蒸気機関車で、鉄道唱歌の「国府津おるれば馬車ありて 酒匂小田原とおからず 箱根八里の山道も あれ見よ雲の間より」という歌詞が書かれています。寄贈者の名前が側面には書かれていましたが、一番上の「
東華軒」は小田原駅・熱海駅の駅弁を製造・販売している会社ですが、実は国府津駅前・ロータリーの向かいにも店舗があります(でも、そこで買ったら”駅弁”じゃなくて普通のお弁当だよなぁ・・・)。
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- 2020/03/01(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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