今回は埼玉県秩父市にある、秩父鉄道浦山口駅前のものを紹介します。

浦山口駅は坂の上に駅舎があるのですが、坂を下りたところの交差点のところに、湧き水と不動尊が設置されています。木の道標には「不動尊・不動名水」と書かれています。

「不動名水の碑」という石碑が設置されており、そこに説明が書かれていました。この不動名水の水は古くから住民や旅人に親しまれてきたもので、なかなか濁ることがない清流のようです(大地震の前に白濁することもあるらしいですが・・・)。そしてこの不動尊(社)も江戸時代にはあったようなのですが、1917年(大正6年)の「石原の大火」によって一度焼失してしまったようです。現在の不動尊は、その後に有志により建立されたものとのことです。そして石碑については、駅前ガード下の拡幅工事の竣工記念として、1988年(昭和63年)12月に設置されたものであることも書かれていました。ちょっとした湧き水のようにも見えますが、周辺環境がいろいろと変化してきた中で残ってきた資源だということがわかりますね。

ちなみに、一番上の画像の右側を見てもらえばわかると思いますが、住民用の水汲み場として蛇口が設置されています。ここは久那水道組合という地元の組合が管理しており、施設の維持管理のため飲料水管理費を200円必要としているようです。その200円の投入場所なのですが、小さな賽銭箱が設置されており、その上にミニチュアの鳥居と祠が設置されていました。なかなか面白いアイデアだなと思いますね。
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- 2020/09/13(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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> 200円の投入場所‥
> ほんと ただの料金箱だと
> なんだか殺風景な感じがしますが
> こんなふうになってると
> お水も 美味しく
> かつ有難くいただける気がします
> (*´ω`*)

こんばんは。
こういう料金箱が用意されていれば
「自然に感謝」という気持ちを持てるかもしれませんね。
せっかくのお水ですから、仰る通りおいしくいただきたいと思いますし(^^)
- 2020/09/15(火) 22:34:20 |
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