今回は埼玉県加須市の東武伊勢崎線加須駅前のモニュメントを紹介します。訪問したのは2年前です。
うどんの街ですが、うどん目的の訪問じゃなかったんで、うどんは出てきません。

まずは北口ロータリーにある名物のこちらから。加須市はこいのぼりの生産数量が日本一の街です。そんなこともあり、ここの駅前は国旗掲揚塔ならぬ、”鯉幟掲揚塔”が設置されています。こいのぼりは5月に掲揚されるものですが、ここのものは一年中掲揚されています。ちなみに設置は1984年(昭和59年)の3月とのこと。

鯉幟掲揚塔の横には駅前広場設置を記念する石碑が設置されていたのですが、それによればこの石碑が設置されたのが1983年(昭和58年)5月ということがわかります。つまり、先ほどの掲揚塔は駅前広場が竣工して1年以内に設置されたことがわかりますね。ちなみにここはもともと牛乳店、病院、パチンコ店があったようですが、他所に移転してもらってロータリーが整備されたとのこと。協力者のところには、「朝日タクシー、加須タクシー、東武鉄道」と、タクシー会社がメインで書かれていますが、確かにこの駅はタクシーの客待ちが多いです。というかこのロータリー、南口ロータリーができて鴻巣駅行きが一部南口のみ発着になったことや、大越馬場行きのバスがなくなったことなどから、バスの乗り入れが減ったんですよね(と言っても大越馬場行きはもともと1日5本くらいしかありませんでしたけど・・・)

次は女の子が2人手をつなぎ、空気椅子みたいな体勢になっている銅像です。これも随分前から設置されているものですが、タイトルは「和」で、作者は2004年(平成16年)に95歳で亡くなられるまで加須市に住んでいた、彫刻家の法元六郎氏とのことです。設置も「83.4」と書かれていますから、先ほどの石碑の文面からわかる通り、ロータリーが出来た当初から設置されていることがわかりますね。

次は三日月のような形の時計台。こちらはタイトルなどの記述がありませんでしたが、ロータリークラブの紋章がありますので、加須ロータリークラブが設置したものなのでしょう。ちなみにこれもずいぶん昔からありますが、設置年は不明です。少なくとも、駅ビル「かぞマイン」のファミリーマート(旧・サンクス)がマクドナルドだった頃には既にありました(笑)。そういえばこの辺りって、その時代コンビニがなかったような記憶があります。個人商店みたいなものはありましたが・・・それが今では、加須市内には
セコマまでありますからねぇ・・・時代は変わったものです。

次は赤い石でできた球体の上にステンレス製の兜みたいなものを乗せたモニュメントです。タイトルや作者などの記述はなく詳細は不明ですが、個人的にはこいのぼりが端午の節句に飾られるということで、兜をかぶった子供を表現しているようにも見えます。

ところ変わって南口。こちらは昔は民家が並んでいたのですが、いつの間にやらロータリーが出来、バスが乗り入れるようになっていました。少なくとも、準急A・準急Bがあり、浅草から伊勢崎まで準急で乗り通せていた頃にはまだロータリーはありませんでした。そんなところではありますが、何時整備されたかは石碑があったのですぐにわかりました。加須駅南口駅前広場、加須駅騎西線、駅南通り線の竣工記念碑があり、「平成21年4月12日」と明記されていました。ちなみに協力者名が裏面に記載されていましたが、もともとここに家を持たれていた方もいらっしゃるのでしょうね。

そして最後は石碑があったので撮影しておきました。加須ライオンズクラブ結成30周年記念時計台とそれを示す石碑です。こちらも2009年(平成21年)に設置されたもののようなので、ロータリー整備と同時に設置されたものと思われます。たまたまそんなタイミングで30周年を迎えるのかな・・・と思ったら、チャーターナイト(認証式)が1980年みたいなので、まあまあタイミングは合っていたみたいですね。
スポンサーサイト
- 2020/11/01(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2