コロナ前に訪問した場所から。今回は神奈川県茅ケ崎市の、JR東海道本線・相模線茅ケ崎駅前のモニュメントを紹介します。

まずは南口ロータリーの真ん中にあるこちら。大きな銅像ですが、特にタイトルなどの記述はありません。少し調べてみたのですが、詳細については、なんと
隣の藤沢市の広報ページに記述がありました。それによれば『ゆるやかなアーチ部分は「海」、アーチに支えられたハープは「生活環境」、ハープに乗った子どもたちは「文化と希望に満ちて生活している人々の様子」を表現』しているようで、1日4回、時間に合わせて音楽が流れ、動き出す仕組みになっているようです。私が訪問したときはその時間ではなかったので動いているところは見られませんでしたが、上下左右にいろいろ動く仕様になっているようです。

次は南口の線路沿いにあるこちらの石像。おそらく茅ヶ崎名物の「烏帽子岩」をモチーフにしているものなのでしょうけど、なんか大きなツノみたいなものがある、目の離れた動物のようにも見えます・・・。ちなみにモニュメントを企画したのは青年会議所で、「茅ヶ崎の良さ」を考えてデザインされ、「美しい海をこれからも、ずっとずっと大切に愛してほしい」という願いが込められているようです。

次は北口のペデストリアンデッキから。ここには地元にゆかりのある人物の手形のモニュメントがいくつか設置されています。まずは茅ヶ崎といったらこの方、若大将こと俳優の加山雄三さんの手形です。茅ヶ崎出身として知られていますが、実際には1歳まで大田区で育ったのだとか。

次は宇宙飛行士の野口聡一さんと、土井隆雄さんの手形です。野口さんは小学校の時からここで育ち、土井さんは実家がここに会って学生時代を過ごされたでそうです。両名ともに市民栄誉賞を受賞されていますが、宇宙飛行士を2名も輩出するというのは、地域としてもなかなか無いのではないでしょうか?

次は歌舞伎役者である12代目市川團十郎さんの手形。この方は茅ヶ崎出身ではないのですが、別荘が茅ヶ崎にあったことと、先述の宇宙飛行士の野口さんと親交が深かったことから、縁の人物として手形が設置されたそうです。ちなみに手形がある方の中で、この方だけ出身者ではないからか、市民栄誉賞を受賞されていません。

次は茅ヶ崎出身の元野球選手・山本昌さんの手形です。山本昌さんは長く中日ドラゴンズで活躍し、50歳になる2015年まで現役で活躍されていました。ちなみに本名は”山本昌広”であり、”山本昌”は登録名です。そのため手形のところの名前には本名が書かれていました。

次はベンチが2種類あるのですが、「ゆかりのまち提携三十五周年記念」と書かれています。説明書きもありましたが、愛知県岡崎市との提携とのこと。その”ゆかり”とは、町奉行であった大岡越前守忠相の曽祖父が、徳川家康から現在の茅ヶ崎市である堤村を与えられたことと、忠相が大名になり西大平藩(現在の岡崎市)の大名になったことのようです。ちなみに忠相の墓所も代々の領地である茅ヶ崎市堤の窓月山浄見寺にあるようです。

最後は普通の時計台なのですが、手前に絵があったので紹介。この時計台は茅ヶ崎市とホノルル市・郡との姉妹都市協定締結3周年と、茅ヶ崎市制施行70周年を記念して、2017年9月にロータリークラブが設置したものとのこと。ハワイと茅ヶ崎の風景がまぜこぜになっているのが面白いですね。
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- 2021/05/30(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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> 南口ロータリーの大きな銅像。
> これ 動くんですね(〃゚∇゚〃)
> しかも
> 上下左右にいろいろ動く仕様とか。
> 動くモニュメントは
> まだ見た事がないので
> もしここが近場なら
> 行って見てきたいくらいです(^^ゞ
>
> 手形の方も
> いろんな方のがあり
> 興味津々でした

こんばんは。
短時間の滞在だったのでどう動くかまでは見れませんでしたが、
上下左右に動くというのは興味深いですね。
- 2021/05/31(月) 23:48:56 |
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- カタばみ #-
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