夏ですねぇ・・・去年も今年も何もなし。

ということで一昨年に訪問した東北から。今回は山形新幹線の終点である、山形県新庄市のJR新庄駅前モニュメントを紹介します。新幹線の画像を載せていますが、新幹線は使用していません。山形新幹線はミニ新幹線方式であるため、在来線特急と同じような感じに停車しています。

紹介するものはすべて西口側にあります。まずはこちらのロータリーの真ん中にあるモニュメント。木のような形状をしていますが、近くにあった説明書きによれば、市の木である「もみ」の木をイメージしているようです。タイトルは「山形新幹線新庄延伸記念モニュメント」と書かれているのですが、実際にはからくり時計であり、決まった時間になると市民歌や童謡が流れ、「新庄まつり」にちなんだ人形が出てくるそうです。
Wikipediaの新庄駅の記事に画像がありますね。本来の「新庄まつり」は8月の24日から26日に開催されるようですが、今年は規模を縮小して開催するようですね。

次は駅前広場の石碑です。「abies」というのは広場の愛称のようですが、先ほどのものと同様「もみ」のことを指しています。「もみ」をラテン語にすると「abies」なのだそうです。広場自体は1994年(平成6年)11月からあるようで、当時はまだ新幹線は乗り入れていませんでした。また、横には「
手づくり郷土賞」の受賞碑があります。同様のものは
上毛電鉄中央前橋駅前や
JR仙台駅前、
JR小牛田駅前にもありました。

ここからは「abies」の中にある石碑を紹介します。まずは民謡「新庄節」の発祥の地であることを示す石碑です。上の石碑には1番から3番までの歌詞が書かれており、足元の石碑には説明が書かれています。説明によれば「新庄節」は、藩祖の戸沢政盛公が領内の土木工事を行った際に唄われた流行節、舟運時代に荷物を運ぶ道中の中通り節、猿羽根山の向こうの毒沢地区の草刈り唄、鮭川村の羽根沢節など、元唄の諸説があるとのこと。・・・・・・つまり”よくわからん”ってことが書いてあるのか?

次は短歌の石碑ですが、2つあります。一つは「新庄に 汽車とまるまも なつかしき 此国びとの おほどかのこゑ」という歌。もう一つは「新庄に かへり来りて むらさきの 木通の実をし 持てばかなしも」という歌で、どちらも新庄ついて詠まれたものとなっています。詠んだのは山形県出身として有名な(というか、記念館どころか駅名にもなっちゃってるよね・・・)斎藤茂吉です。ちなみにこの歌碑は裏面に”平成十二年”とありましたので、新幹線延伸時に設置したのでしょう。
来年の夏はどこか遠くへ行けるかなぁ・・・
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- 2021/08/08(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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