今回は東武スカイツリーライン(伊勢崎線)越谷駅前のモニュメントを紹介します。この駅は両隣の新越谷、北越谷とは異なり、昔から準急(現在の区間急行)停車駅である市の玄関駅なのですが、3駅の中では最も利用者が少ない駅となっています。

まずは駅を東側へ出てすぐのところにある、「越谷市民憲章」です。市民憲章系はよくあるものですが、「定礎」が一緒に設けられているのは流石に初めてみましたね。ちなみに表面には制定日として昭和53年(1978年)11月3日と刻まれておりますが、裏面には「昭和57年9月吉日」と刻まれていました。設置まで4年、何があったのでしょうか?ちなみにその時代に設置されたとなると、越谷駅がまだ複々線・高架化する前になりますね。それにしてはきれいに維持されている石碑のように思えました。

次は「越ヶ谷駅開設記念碑」と書かれた石碑です。説明が詳しく書かれていますが、もともと東武鉄道が1899年(明治32年)8月に北千住-久喜で開業したときに設置された越ヶ谷駅は、現在の北越谷駅だったようですね。こちらの越谷駅はその21年後である1920年(大正9年)4月に地元の要望で設置されたとのこと。提灯行列など、盛大に祝賀会を開き、その喜びを石碑に刻んで後世に残すことにした・・・ん?ということは、石碑というのはこれではなく、別にあるということ?


ということで向かいの交番の裏を見てみたら石碑がありました。しかし「越ヶ谷駅開設記念」ではなく、「越ヶ谷驛停車場新設記念」と書かれています。微妙に名前が違うけど、これでいいんですよね?土台には寄付者の名簿が書かれているのですが、解字が書かれているので、こちらは確かに古い石碑のようです。

一方で西口には目立ったモニュメントは設置されていません。唯一あるとしたら、ごくごく普通の時計台くらいです。しかしこの時計台、ロータリークラブ創立100周年記念として設置されたもののようです。ロータリークラブは1905年にシカゴで発足した組織なのですが、となるとこの時計台は2005年に設置されたということになりますかね?(結構○年記念とかって、数年ずれて設置されるものもありますけどね)
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- 2021/10/24(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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