お盆ですね。遠出がなかなかできていないので、数年前のお盆に訪問したところから記事を書きます。ということで今回は、石川県加賀市にある、JR北陸本線大聖寺駅前のモニュメントを紹介します。この駅は加賀市役所の最寄り駅でもあり、駅自体も市の中心部にあります。私がこの駅を訪問したときはまだ駅員さんがいましたが、現在は無人駅になってしまったそうです。

まずはロータリーに聳え立つこちらの石柱。「古九谷發祥之地」と陶板に書かれています。ここまで名前が出ていたらわかると思うのですが、この辺りは色絵の磁器である「九谷焼」の発祥地が近いので、それを示すモニュメントが設置されているのです。説明書きがありましたが、九谷というのはこの辺りの地名であり、もともと金山があった場所とのこと。そこで陶土が発見されたので、それを使用して1655年(明暦元年)に生み出されたのが、九谷焼の最初となる大聖寺焼(古九谷)なのだそうです。ちなみに結構古そうなモニュメントだなと思ったのですが、製造年月は1990年(平成2年)9月と書かれており、予想が外れました。

次は真っ白ですが、石膏像?にしては材質が違うようにも見えますが・・・。肩に鳩を乗せた女性の裸婦像なのですが、ちょっと年上の方がモデルでしょうかね?そんな風に見えます。ちなみにタイトルは「平和」・・・鳩がいるから?まぁ、ありがちですよね。ちなみに設置は1968年(昭和43年)11月で、加賀ライオンズクラブ10周年記念のものだったようです。

ちなみに像の足元のところには石碑が一つ設置されていました。「愛と誠で感謝の奉仕」と書かれています。設置は1995年(平成7年)10月1日であり、こちらも加賀ライオンズクラブによるもののようです。「奉仕」と書かれているところがライオンズクラブらしいところでしょうかね。ただし、その文字を書いたのはライオンズクラブの人ではなく、当時の加賀市長・矢田松太郎氏とのこと。

こちらはおまけ。駅前ではなく、1番線ホームに設置されている松尾芭蕉「奥の細道」に出てくる俳句の句碑です。「やまなかや 菊はたおらじ ゆのにほひ」とと書かれていますが、これはここから南にある山中温泉に滞在していた時に詠んだものだそうです。
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- 2022/08/14(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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