JR総武本線・東金線の成東駅にはモニュメントが3つほどあります。

1つ目は「礎」という石碑です。これには解説の掲示板がありました。第二次世界大戦終戦間際、この成東駅が空襲の被害に遭い、停車中の弾薬に引火してしまいました。国鉄職員や陸軍の兵士が消火活動にあたったものの、食い止められずに爆発。作業に当たっていた方々は全員命を落とされたとのことです。終戦からしばらく経ち、十三回忌のタイミングでこの慰霊碑が設置されたとのことです。

2つ目、3つ目は並んでいます。上の写真左側の「魁」という石碑は、この地の名士であった安井理民氏の功績をたたえたものです。安井氏は総武鉄道の開通に尽力した方で、この成東の地に鉄道を誘致させたとのこと。しかし鉄道開通は安井氏がなくなった後のことだったため、直接安井氏本人がこの地に列車が入線する様を見ることは出来なかったようです。
3つ目は写真右側の動輪です。真っ青になっています。どうやらこの動輪は蒸気機関車8620形の動輪らしいのですが、実際どの車両のものだったのかよくわからないみたいです。動輪が駅前に設置されている駅は結構多いのですが、ナンバープレートも一緒に設置されていることが多いです。ちなみに8620形は1960年代までこの地で活躍していたとのこと。「魁」と動輪は隣同士に置かれていたので同時に設置されたもののような気がしますが、「魁」の解説に機関車のことが触れられていなかったので、一応別物として紹介しました。
ちなみに私が成東駅をなぜ訪れたかは、別の記事で書きます。。。
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- 2012/07/01(日) 23:41:29|
- 駅前モニュメント
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