前回
アイスクリンを紹介しましたが、実は購入したのは高知県ではなく愛媛県喜多郡内子町でした。そう、「内子なんかに行ったら全員うちころされちゃうよ」の内子です。

ということで今回は、JR内子線内子駅前のモニュメントを紹介します。ここの駅前ロータリーには「エコロジータウンうちこ」という石標がありましたが、詳細については
内子町のホームページで紹介されています。裏面は写真が掲載されていました。春の写真だったので、季節によって変更されるのでしょう。

駅前で一番目立っているのはこれでしょう。蒸気機関車C12形231号機がここでは静態保存されています。C12形は真岡鐵道で現役のものがありますが、
JR水郡線常陸大子駅などでも紹介したように、他にも結構多く静態保存されているようです。今回のこの231号機は、内子線で最後まで活躍していた蒸気機関車であり、1970年(昭和45年)まで活躍していたとのこと。その縁があり、ここに保存されているようです。

機関車の近くには国鉄時代に使用されていたと思しき駅名標があります。周りの木枠は後付けと思いますが、中のものは本物と思われます。隣の駅は伊予大洲寄りの五十崎だけありますが、これは内子線が変に予讃線に挟まれていることも関係があります。向井原から伊予大洲まで一つの路線のようになっていますが、その中で内子線なのは内子-新谷のみであり、向井原-内子と新谷-伊予大洲が予讃線となっております。実は内子線はもともと五郎駅から伸びていた盲腸線で、内子駅が終点でした。第1次特定地方交通線に選定されていたのですが、短絡線”内山線”の計画に組み込まれることとなり、最終的に五郎-新谷が廃止され、現在の路線形態になりました。ということでこの駅名標は、短絡線になる前のものだったのではないかと考えられます。

次は「内子小唄」の歌碑です。○○小唄という歌碑は
長野県や
茨城県などにもありましたが、四国にもやはりあるようです。歌は春夏秋冬の四季を題材にしており、4番まで作られています。最後は「内子よいとこそうだよ内子」で締めくくられているのは民謡っぽさが出ていますね。ちなみに表面の記述によると歌自体は1949年(昭和24年)8月制定とのことですが、裏面の記述から石碑は1991年(平成3年)5月に、内子ライオンズクラブ25周年記念として設置されたものであることがわかります。

次はゴーレムのような、人のような銅像です。ちょっと古そうですが、1986年(昭和61年)設置とのこと。銅・・・でいいんですよね?タイトルは「未来へ-あしたへ-」であり、制作者は当時愛媛県立内子高校の教諭であった小田久義氏とのこと。小田氏は現在美術科がある松山市の済美高校の彫刻担当をされているようです。若い時に制作された作品ということがわかり、本人にとって当時は大役だったんじゃないかなぁと思えます。
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- 2023/05/03(水) 15:00:00|
- 駅前モニュメント
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