今回は山形県最上郡鮭川村にある、JR奥羽本線羽前豊里駅前のモニュメントを紹介します。鮭川村にある唯一の駅ですが、村の中心部はこの駅と陸羽西線升形駅との間の、中間くらいのところにあります。

この駅は隣に公民館があるのですが、そこの前に「頌徳碑」と題された石碑があります。頌徳碑だけだと何の石碑なのかはわかりませんが、本文を読んだところ羽前豊里駅設置の請願に関わった方々を讃えているものであることがわかりました。ちなみに設置日は「大正十五年十月十五日」と書かれているのですが、その横に「昭和十三年七月二十七日移転」と書かれており、一旦石碑が別のところから移転されていることがわかります。もともと駅前にあったものを、公民館設置とともに公民館前に移したということでしょうか。なお、この石碑が設置された時点では「豊里村」という村でしたが、この村は1954年(昭和29年)に現在の鮭川村と合併しています。

次はモニュメントなのか微妙なものですが、木の柱に俳句(季語がなさそうなので川柳かも)が書かれたもので、「人去って後から暮れつ花の山 喜月」と書かれています。喜月とは誰なのかと調べましたが、一応”大野喜月”という俳人がこの駅が開業した時代にいたようです。しかし岐阜県の方なので、山形県のこの地と縁はなさそう。実際どうなんでしょう?

次は駅前の駐輪場に設置されていた椅子。木彫りなのですが、猫の顔が描かれています。うん、猫ですよね?なんとなくト○ロのようにも見えますが・・・猫ですよね?
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- 2023/05/21(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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