
今回は房総半島から。小湊鐵道上総牛久駅のものを紹介します。この駅を含め、小湊鐵道の駅舎は大正時代から使用されているものが多く、この駅の駅舎も国登録有形文化財に指定されているようです。

まずは駅前広場の入り口にあるこちらのゲート。駅前広場の入り口のゲートは、
JR浜田駅や
JR白浜駅、
長電須坂駅などにもありましたが、観光資源の像などが付いていたり、「歓迎」と書かれた看板があったりするのですが、ここのものは特にそのようなものはなく、四角錐を小さな子供が支えているモニュメントが付いています。左右にはキャッチフレーズのようなものがあり左には「思いやりのまち 牛久」とあるのですが、右は「南市原まちづくりナウ」・・・ナウ!?「ナウい」という言葉が流行ったころに設置されたのでしょうか?

次は駅舎の隣にあるこちらの構築物のまとまり。小さい小屋だったり、塔だったり、展望台だったりといろいろあるようですが、実はこれ、この駅のトイレなのです。これは市原市で行われている「
房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス」の作品として、建築家の藤本壮介氏により設計されたもので、5つの建物によりトイレ(1つは待合室)が構成されているようです。この駅は「里山トロッコ」の発着駅であり、これから里山方面に向かうことになる、いわば玄関のような位置であるため、「里山の始まりを予感させる風景」を表現しているのだそうです。ちなみに藤本氏設計のトイレは、当駅以南にもいくつかあるようです。

次は・・・これはモニュメントか?というものです。ひょっとしたら単に疎開留置しているだけかもしれませんが・・・。里山トイレの横の側線に、小湊鐵道キハ200形キハ202号が留置されています。この車両はJR東日本のキハ40系が譲渡されたことにより、2020年に運用を離脱しているのですが、なぜか解体されずここに置かれています。キハ40系が5両も入線したため、車庫が満杯になったからでしょうか?同じく運用離脱し、高滝湖グランピングリゾートに譲渡されたキハ203号とは異なり、特に静態保存のためにメンテナンスされているわけでもなく、塗装のハゲとかもそのままになっています。今後何か予定があるのでしょうか?

ちなみに同じ形式ですが、こちらはキハ208号。この後に私が乗車した、五井方面に向かう始発列車として使用されていた車両です。小湊鐵道はキハ40系入線前はすべてこの形式によって運転されていたのですが、国鉄キハ20系列と同じような気動車だったので、状態の悪い車両を置き換えることになったとのこと。しかしすべて置き換えるわけではなく、今後も継続使用されるものもあるようで、この車両はメンテナンスから日が浅いのか、塗装もピカピカでした。少し仕様が変わったのか、上部の雨樋も朱色に塗られ、前面に車番が記載されるようになっています。今後検査入場する車両も同じような更新がされるのか、気になります。
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- 2023/08/27(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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