
今回は宮城県伊具郡丸森町の玄関である、阿武隈急行丸森駅前のモニュメントを紹介します。と、その前に上の画像のものですが、こちらは駅舎とホームの間の構内踏切の横に設置されているもの。「親子旅 楽しく無事に 帰る駅」という川柳の石碑と、大小のカエルの像があります(親子なんでしょうけど・・・カエルの子はオタマジャクシ・・・)。もう一つは案山子ですが、駅員さんをイメージしているのでしょうか、制服を着ています。

さてここからが本題。まずは駅舎を出て右手にある駐輪場の前のこの石碑。上の部分には「記念碑」とのみ彫られていますが、何の石碑かは土台の説明を読めばわかります。「昭和四十三年四月一日 丸森線開通 明治百年記念事業協賛會建之 丸森町長作並寅之助 書」と書かれていますが、この石碑が設置されたのは阿武隈急行の前身である国鉄丸森線が開通し、終着駅として丸森駅が開業したときのようです。たまたまその年が1868年の明治維新から100年経った年だったので、「明治百年記念事業」が同時に行われ、石碑に組み込まれたものと思われます。ただ、1868年の4月1日はまだ慶応4年だったんですけどね。

次は駅前ロータリーの内部にあるこちらのモニュメント。なんか布みたいなものを畳んでいるように見えますね。いや、クレープ生地のようにも見える・・・が、詳細は分からず。タイトルなどの記述も一切ありませんでした。一応丸森町は
シルク和紙が名産なので、それをイメージしているのかもしれません。

次もロータリー内部にあるもので、屋根付きの塔のようなものが設置されています。上についている丸いものは時計かなーと思ったのですが、針がなく、絵が描かれています。この絵なのですが、町の鳥・花・木が描かれているようで、鳥はうぐいす、花はやまゆり、木は杉とのこと。それを踏まえて下の版画部分の絵を見てみますと、そちらもうぐいす、やまゆり、杉が描かれているのがわかりますね。

次はモニュメントというよりも看板でしょうか?木造の「阿武隈渓谷県立自然公園」と書かれた標柱がありました。この駅の近くには
阿武隈ライン舟下りの乗り場があり、渓谷を舟で見て回ることができるようになっていますので、それをPRしているのでしょうかね。

次はおまけ。駅からしばらく離れたところを歩いていて、火の見やぐらを見つけた・・・と思ったのですが、どうやらサイレンなのだそうです。ご丁寧にサイレン設置記念の石碑がありましたので、紹介してみました。
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- 2023/09/10(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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