今年の夏の思い出を一つ。今回は福井県鯖江市の、JR北陸本線鯖江駅前のモニュメントを紹介します。この駅は特急の停車駅ですが、北陸新幹線開業後は第三セクターに移管するため、普通列車だけの駅となってしまうようです。毎度のことですが、移管前に18きっぷこの辺りを訪問しようと思い、降り立ったのでした。

まずは駅前の一画にて整備されているこちら。モニュメントや看板、塔のようなものがありますが、すべてに「めがねのまちさばえ」という文字が書かれています。一番目立つのはやはり赤いメガネのモニュメントでしょうか。ちなみに塔の裏側には「近松門左衛門の生まれ育ったまち」と書かれています。鯖江市はメガネのフレームの生産量が日本一であり、国内の96%、世界で見ても20%のものが鯖江で製造されているのだそうです。ちなみにこの
PRマークについての鯖江市のホームページによれば、”鯖江市のまち全体を眼鏡のテーマパークにする「メガネーランド」構想”というものがあるそうです。なんだかネーミングが某舞浜のゲフンゲフン・・

ちなみに私はここを6年前(2017年)にも訪問しているのですが、その時はまだこのモニュメントは工事中でした、まだ設置途中だったので、現在赤く塗装されている部分が未塗装であり、ステンレスむき出しの状態となっていました。

「めがねのまちさばえ」の隣にはモニュメントではなく説明書きですが、「福島文右衛門」という人物の紹介がありました。この方は2代目鯖江市長を5期20年勤めた人物であり、銀行や電力会社、鉄道会社(すでに廃止されている福井鉄道鯖浦線)の創設に尽力したのだそうです。

次は駅裏の駐車場にある石碑を紹介します。「東鯖江区画整理記念碑」と書かれているもので、裏面にはこの地区の説明と事業の詳細が書かれていました。それによれば、もともとこの辺りは田園地帯だったようですが、専業農家が兼業農家となり、宅地の需要が大きくなったので、1970年(昭和45年)から1978年(昭和53年)にかけて区画整理が行われたとのこと。産業の中心が農業からメガネフレーム関係に移り変わったのも、この頃なのかもしれませんね。
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- 2023/09/17(日) 03:00:00|
- 駅前モニュメント
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