ゴールデンウィークには名鉄三昧のほかにも、西武三昧をやってきました。今後は名鉄ネタと西武ネタ、過去のストックで、夏の18きっぷシーズンまで凌ごうと思っています。
西武三昧初回は、買収問題で廃線の話が浮上している西武秩父線の終点、西武秩父駅前のモニュメントです。西武鉄道の駅としては、
多摩川線白糸台駅に続いて2例目です。

一つ目は「西武鉄道秩父線開通記念碑」という石碑です。石碑左側の肖像は、西武鉄道吾野秩父線建設促進同盟会の会長であった当時の秩父市長・久喜文重郎氏と思われます。なお現職の久喜邦康市長は、久喜文重郎氏の孫に当たります。西武秩父線は1969年(昭和44年)10月14日に開通しておりますが、この石碑の裏には昭和四十四年十月十三日と記載されているので、開通前日に設置されたものだとわかります。西武秩父線開業以前は、秩父市には秩父鉄道線のみが通っていたので、東京からのアクセスは良くなかったと言えるでしょう。西武秩父線が廃止されてしまうと、その時代に逆戻りしてしまうので、東京からの観光客が減ってしまう可能性がありますね。

二つ目は「沿革史概略」と題された石碑です。何の沿革史の概略なのか、タイトルだけではよくわかりませんが、中身をよく見てみると埼玉県立秩父農工高等学校(現・埼玉県立秩父農工科学高等学校)の概略であることが分かります。実は西武秩父駅の敷地には、駅開業以前は同高校が存在していました。しかし路線開通に伴い高校は秩父鉄道大野原駅付近へと移転したのです。この石碑に昭和四十五年三月の記載されているので、駅開業後に設置されたものと分かります。おそらく
小田急小田原線狛江駅前にあった「狛江第一小学校跡地」の石碑同様、かつて学校があったことを示すために設置されているのでしょう。

三つ目はロータリー内にある石碑です。安全タ・・・下になんて書いているのか分かりません。バスが大量に入ってくるので近づくことができませんでした。画像の草を見れば分かるかと思いますが、この石碑はかなり小さいものです。よく探さないと見つからないくらいです。そんでもって何なのか分からないんだから、どうしようもないなぁ・・・

最後は秩父鉄道御花畑駅方面に向かう通路にある招き猫の像です。実はこの像の下(画像に移っていない部分)には、案内板がついています。秩父商工会議所の
こちらのPDFによりますと、これは”開運案内板「どこいくべぇ」”というそうです。市内100箇所にあり、それぞれ開運のカテゴリーが異なるようです。今回紹介するこの「招き猫」は100ある内のトップナンバーの像であり、金運をもたらすようです(招き猫なのだから当然か)。ちなみに秩父市内の他の駅前にもこの開運案内板はありましたので、後日駅前にあったもののみ紹介していきたいと思います(流石に100種類コンプリートするのはきつそうなので・・・)
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- 2013/05/12(日) 15:03:41|
- 駅前モニュメント
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