今回はJR太多線の可児駅(岐阜県可児市)のモニュメントをご紹介。可児駅には名鉄広見線新可児駅が隣接しています。

まずは「道しるべ」と題された機械信号機です。可児駅駅舎前にあります。左側の画像が腕木式信号機で、真ん中の画像が分岐器の連動装置です。説明によりますと、これらの信号機は太多線の多治見-美濃太田が全通したときから当駅で使用していたものであり、1986年(昭和61年)11月26日まで使用されていたものだそうです。当時の可児駅職員の発案により、翌1987年(昭和62年)2月にここに移設されたのだとか。ちなみに国鉄時代に設置されたこの種の信号機で、駅前に展示されているのはこの駅のみだそうです。私自身、このような腕木式信号機は玩具でしか見たことが無かったので、実際にここを訪れたときは少し感動を覚えました。末永く保存してもらいたいものです。

もう一つ、時計塔です。普段なら「なぁ~んだ、ただの時計台か」と思ってスルーするところですが、看板が設置されていたので採り上げることにしました。この時計塔はライオンズクラブ国際協会334-B地区が、第59回地区年次大会記念事業の一環として寄贈したものだそうです。
ここから名古屋方面へ向かう場合、JRの場合は太多線に直通列車は無いため、多治見駅で一度中央本線に乗り換える必要があります。一方名鉄は準急ではありますが、名鉄名古屋経由の中部国際空港行きの直通列車が運転されています。また、JRの列車は日中1時間当たり1~2本発着しますが、名鉄の犬山方面の列車は4本(準急中部国際空港行き×2、普通犬山行き×2)発車します。そのため、対名古屋の輸送では名鉄が圧倒的に有利なので、JRの駅よりも名鉄の駅の方が利用者が多いです。ちなみに私も名鉄でここまでやってきました。
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- 2013/05/31(金) 21:50:25|
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