引き続き名鉄犬山駅前のモニュメントを紹介します。今度は東口前のモニュメントです。西口より東口の方が駅前が広いのですが、数はこちらの方が少なめです。

ここには彫刻作品が二つ設置されています。まずは長谷川豊純氏による「環」という作品です。白っぽいので石膏製のような気もしますが、白セメントを利用したコンクリートで出来ているような気もします。「環」というタイトルですが、左上が欠けているので環になってないと思うのですが、この欠けは何を意味しているのでしょうか?詳細は分からず。

続いては彫刻作品二つ目。岐阜県出身の彫刻家、佐光庸行氏による「縄文石」です。タイトルだけ聞くと「遺跡から発掘された縄文時代の石か?」と思ってしまいますが、実際には彫刻作品です。柱のような石に縄が巻かれているような様を、石と石膏かコンクリートか何かで表現しています。縄の部分の細かさはすばらしいですね。遠くから見ただけだと白い縄が本当に巻かれているように見えましたので。

犬山駅ラストは、大きなからくり時計モニュメントです。モニュメントは「犬山祭」の山車をイメージして造られたものであり、車輪に見立てた部分があったり、中に人形が入っていたりと、芸が細かく完成度が高いです。これは
前回紹介した「燿」というモニュメントと同様、愛知のふるさとづくり事業の一環として、1992年(平成4年)に設置されたもののようです。中の人形をよく見てみると、犬、雉、猿になっていますが、これはここ犬山が桃太郎伝説発祥の地であることをPRしているのだそうです。いやあ、本当に芸が細かいですね。
犬山城など観光スポットの多い犬山市ですが、訪問の際には駅前のモニュメントから見ていっても面白いと思いますよ!
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- 2013/06/09(日) 12:53:18|
- 駅前モニュメント
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