今回は福岡県糸島市(旧・前原市)の中心である、JR筑肥線筑前前原駅前のモニュメントをご紹介します。駅は橋上駅舎になっており、北口と南口それぞれにロータリーがありますが、モニュメントは北口に設置されています。

まずは「ようこそ伊都の国へ」と書かれたモニュメントです。ロータリーの中の芝生(安全地帯?)に設置されています。伊都の国というのは、中国の古文書として有名な『魏志倭人伝』の倭の国の一つである「伊都国」を指しており、その「伊都国」は現在の福岡県糸島市や福岡市西区の一部が当てはまるのです。従って、糸島市の代表駅である当駅が、旧伊都国の現在の玄関口と言えるのです。ちなみに市内には弥生時代のものとされる遺跡があり、鏡などの工芸品が出土されています。

続いて、ロータリー端っこのベンチ前に設置されている「夢見る頃」という3人の少女の銅像です。それぞれの少女が空想にふけっているところを表現しているものと思われます。私はポーズと表情が巧妙に「夢見る」姿を表現しているように感じ取れました。作者は彫刻家の玉野勢三氏であり、
玉野氏の公式ホームページでもこの像が紹介されています。ちなみに複数の人間が別々の方向を向いている像は、ここ以外にもありましたね。
西武入間市駅や
JR滝川駅にありました。

ちなみにこの筑前前原駅は筑肥線の複線区間の終端であり、運用上の拠点でもあります。福岡空港・姪浜方面からやってきた6連の列車の多くはこの駅で折り返すため、上の画像のような福岡市営地下鉄の車両はほとんどがこの駅で折り返します。一部の列車はこの先筑前深江、唐津、唐津線西唐津まで直通しますが、そちらの方面の列車も当駅始発が多く、103系3連のワンマン列車が多くなります。中には103系の3+3の6連が福岡空港からやってきて、当駅で分割し、3連で西唐津に向かう運用もあります。
スポンサーサイト
- 2013/06/14(金) 21:17:43|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0