今回は中央本線・篠ノ井線が4方向に分岐する、長野県塩尻市の塩尻駅前のモニュメントをご紹介します。昨年の夏に訪問したので、当時はまだホームに「ミニエコー」が止まっていました。

まずは「短歌のまち塩尻」と彫られた石碑です。塩尻ライオンズクラブが結成35周年を記念して設置したもののようです。
塩尻市観光案内のこちらのページによりますと、塩尻市は若山牧水をはじめとする歌人を多数排出した街であり、「塩尻短歌館」という塩尻にゆかりのある歌人の資料を展示している施設もあるようです。また、塩尻市では「全国短歌フォーラム」をはじめとする、短歌に関連するイベントも多数開催されているようです。

次に「玄蕃之丞」という民話にまつわるキツネのモニュメント(石像)です。樽が三つ積まれている上に、キツネが三匹いる石像が立てられています。塩尻駅周辺は桔梗ヶ原とよばれており、大字宗賀桔梗ケ原にとどまらず幅広い地域を指すようです。この桔梗ヶ原では「げんばのじょうぎつね」という民話が伝えられており、この駅前の説明板にも簡単に書かれています。これによりますと、この地域には「げんばのじょう」といういたずら好きのキツネがおり、人に化けたり列車に化けたりしていたとのことです。しかしその陽気さが人々に愛された結果、現在もこのキツネを祀るように「げんば祭り」というお祭りが開催されているようです。キツネというと過去何回か取り上げてきた
京急空港線穴守稲荷駅の「コンちゃん」もいますが、キツネの伝説およびそれにまつわるモニュメントはここ以外にも結構ありそうですね。ちなみに石像下の樽についての説明は特にありませんでしたが、塩尻は市内にワイナリーが8社あるほど有数のワインの産地であり、それをPRしているのでしょう。たぶん「げんばのじょう」の民話とは関係無いものと思われます。
スポンサーサイト
- 2013/06/30(日) 14:29:48|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:1
-
| コメント:0
塩尻市エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。
- 2013/07/01(月) 09:18:36 |
- ケノーベル エージェント