もうそろそろお盆ですね。終戦の日が近いので新聞やテレビでは戦時中の話題を取り扱っているものが増えてきました。私もそれに便乗して太平洋戦争関連のものをアップします。
今回はJR山陽本線・岩徳線の岩国駅前のモニュメントをご紹介します。

まずは戦争関連のもの。「和」と題された石碑です。裏には「爆弾投下中心地」と彫られています。石碑の説明によりますと、終戦の前日である1945年(昭和20年)8月14日にこの岩国駅前が空襲の被害に遭い、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするためにこの石碑が建てられたとのことです。終戦の前日というところが、よりこの石碑の存在意義を重くしていると、私は思います。
近年日本も軍事関係に力を入れようとしていますが、私個人としましては軍とかそういうものはマクロ的な考えから見て"新しいものを生み出さない""ゆるやかな衰退"をもたらす物と捉えています。自衛権と言うのは正当防衛の観点から見ても行使すべきものとは思いますが、"軍事関連に著しく傾倒してしまった場合、結局のところ自分の首を絞めるだけになるのではないか"と、勝手ながら思っています(あんまりこの話長々としたくないので、端折ります)。

続きましては岩国市内にある日本三名橋の一つ「錦帯橋」を模したモニュメントです。「ミニ錦帯橋」と言うとなんとなく合っているかなと思います。錦帯橋は江戸時代に作られた木造のアーチ橋で、実物は錦川を渡るため約200mほどになります。現在では名勝の一つに選ばれており、史蹟名勝天然紀念物保存法に基づき保存され、度重なる災害による損傷からも復旧しています。

岩国駅からはバスを利用することで錦帯橋へ行くことが出来ますが、鉄道のみを利用する場合、岩徳線の西岩国駅または川西駅から徒歩で行くことになります。岩徳線の岩国-川西は岩徳線の列車の他に、旧岩日線を引き継いだ第三セクター「錦川鉄道」の列車も乗り入れます。上の車両は「きらめき号」と名づけられていますが、錦川鉄道の車両全4両は1両1両に愛称が設けられており、塗装もそれぞれ異なります。塗装も清流を髣髴させるものであり、観光PRの一翼を担っているようにも見えますね。
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- 2013/08/11(日) 16:00:00|
- 駅前モニュメント
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