北陸新幹線の中でも、金沢-富山で運転される列車の名前が「つるぎ」になるようです。名前は富山県の剱岳からとったようですが、「つるぎ」・・・同じ北陸の別の所で聞いたことがあるような・・・
はっ!思い出したっ!
というわけで今回は、北陸鉄道石川線の(現在の)終点である、鶴来(つるぎ)駅前のモニュメントを紹介します。

鶴来駅の駅舎前に聳え立つ大きな石碑です。「栗田末松君 木尾久雄君 彰徳碑」と彫られています。裏には説明が書かれているのですが、漢文になっています。センター試験の漢文がさっぱりだった私に解読するのは難しいです(泣)。分かることを書いていきますと、まずこの木尾久雄氏というのは、石川線の元である石川鉄道の創設者とのこと。一方の栗田末松氏は石川鉄道建設時に多額の投資をしたとのことです。従ってこの石碑は、石川線開業の際に多大なる貢献をした両名を称えるべく設置されたものなのです。ちなみに石碑の設置は大正8年(1919年)6月ということなので、撮影時で既に94年経過しているのですが、手入れがちゃんと行き届いているのか、比較的状態は良好です。なお、石川線は2009年まで当駅から白山比咩神社の最寄り駅である加賀一の宮駅まで伸びていたので、私はこの石碑がその神社に関係するものかと最初思ったのですが、まったく関係ないです。

これはおまけ。ロータリーにあった蹴っ飛ばしそうな位の小さい石碑です。よく読めないのですが、どうやら道路改良工事実施の記念に設置されたもののようです。この手の石碑は、他の駅ではやたら目立つような大きさで作られることが多いのですが、ここまで小さいのははじめてみました。でも、気づいてくれる人はいるのだろうか?

なおこの鶴来駅には石川線使用車両の車庫があります。石川線についての詳しい記事は、また今度書こうと思います。
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- 2013/10/16(水) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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