今回は新潟県妙高市(旧・妙高高原町)に位置する、JR信越本線妙高高原駅前のモニュメントを紹介します。この駅は北陸新幹線開業後、並行在来線を引き継ぐ第三セクターのえちごトキめき鉄道としなの鉄道の境界の駅になる予定です。この駅自体は新潟県に位置しているものの、長野方面の始発・終着列車があり、越境利用の方が利便性が高くなっています。

さて、この駅には近くにロータリーがあるのですが、そこには"マッターホルンの鐘"が設置されています。"マッターホルン"というと、スイスとイタリアの国境がある角のような形をしたアルプス山脈の山ですが、なぜここにその名前をつけた鐘が設置されているのかと言うと、妙高市(旧・妙高高原町)がマッターホルンの麓にあるスイス・ツェルマット村と姉妹都市提携を結んでいることが理由となっています。妙高市も妙高山の麓に位置しているので、似たもの同士で姉妹提携しているのでしょう。そしてこの鐘は姉妹都市提携の際にそれを記念して、ツェルマット村から実際に寄贈されたもののようです。ちなみに姉妹都市提携の記念に寄贈されたものを設置している例は、以前
愛知県東海市にある名鉄太田川駅の「ニルフェルの泉」を紹介していますね。

ちなみに上の画像は鐘の直下にあるボードをアップしたものなのですが、ここには「スイス・グリンテルワルト村」と記述されています。実は妙高市は旧・妙高高原町の時代に、同じスイスのグリンテルワルト村とも、観光友好都市提携をしていたのです。グリンテルワルト村はツェルマット村とはかなり離れているのですが、同じく山の麓に位置する村です。やはりツェルマット村と同じように、山の麓というところで共感するものがあったのでしょうね。
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- 2013/10/29(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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