一昨日の記事では近鉄の特殊狭軌路線である内部線を紹介しました。超ローカルな路線だったので、乗車前には「沿線にはモニュメントなんて無いだろう」と思っていたのですが、見事に期待を裏切られました。ということで今回は、内部線の終点である内部駅前のものを紹介します。近鉄は大手民鉄の中でも最も営業距離が長いのですが、まさか内部線の駅のものを最初に取り上げるとは思っていませんでした。

内部駅の駅舎を出て正面の道をまっすぐ20mくらい進むと、すぐに横断歩道と信号があります。その横断歩道を渡ったところに小さい駐輪場があるのですが、そこには「東海道四〇〇周年記念」と記述された石碑が建てられています。実はこの横断歩道で渡った通りが、東海道なのです。近鉄内部線は、少しはなれているところもあるのですが、全路線が東海道と並行するようになっています。東海道は途中の追分交差点で二股に分かれるのですが、国道1号線として先に進むのは伊勢街道方面となり、東海道としては2車線の県道407号線となります。この道路は追分駅前で内部線と交差し、内部駅付近で再度内部線と接近。内部駅より少し先に進んだ四日市市小古曽交差点で再度国道1号線に合流し、以遠は再び国道1号線が東海道となります。
道幅の広い国道1号線のところで「東海道です」と言われても「まぁ、そうだろう。こんなにでかい道路だし」と冷めた気持ちになってしまいます。一方でこのように少し細い通りで「東海道です」とPRされると、「へぇ~こんな細い道が歴史のある街道なのか~」と、なんだかわくわくするような気持ちになります。やはり名前から想像する通りのイメージと現実にギャップがあるから、そう思ってしまうんでしょうね。
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- 2013/11/19(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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