今回は150回目なので、記事のボリュームを比較的大きくしたいと思います。ということで、今回はJR関西本線の四日市駅のモニュメントを紹介します。三重県四日市市におけるJRの中心駅ですが、街は近鉄四日市駅を中心に発展したため、こちらは繁華街からは少し離れています。しかし近隣に工場があるため、貨物列車が多く発着します。

まずはロータリーの外側・駅舎の正面にある「稲葉三右衛門翁」の像です。像の裏にある説明によると、この方は天保八年の生まれで、四日市港の開港・発展に携わった中心人物とのことです。最初の像は1927年(昭和2年)に設置されたものの、太平洋戦争時の銅の供出のために撤去されてしまいました。そして(1956年)昭和31年に再度像が製作され、現在に至るようです。忠犬ハチ公の像もそうでしたが、兵器製造のために銅像まで取り壊すというところに、戦争の心の貧しさが垣間見えるような気がします。

続いては上記の像の向かい・ロータリー内部にある「憩う」という像です。着物姿の女性が椅子に座って休憩している姿が銅像で表現されています。
JR博多駅で紹介した「博多節舞姿」の舞妓像もそうですが、着物を着た女性というのも、これまた画になりますね。裸婦像とかは割とあちこちにありますが、着物姿の像はそんなに見られるものではないので、もっと設置して欲しい気もします。

続いては「創立百十周年記念」「株式会社百五銀行」と彫られた小さい石碑がありました。正直これだけでは三重県の地銀の
百五銀行が設置したこと以外よくわからりませんでした。隣に一本木が生えていたので、この木を植樹したのかもしれませんね。一応そうかなーと思って木の画像も押さえてきました。

上のような木が生えている他、垣根などもたくさんあるからか、「みんなで街を 美化・緑化」と彫られた石碑も設置されていました。1988年(昭和63年)に四日市商工会議所と四日市を美しくする会が緑化推進運動功労者内閣総理大臣賞を受賞しているそうです。かつては「四日市ぜんそく」なども流行った場所でありますが、今では自然環境のことをよく考えた街づくりをしていることがわかりますね。
スポンサーサイト
- 2014/02/02(日) 16:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:1
-
| コメント:0
四日市市エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。
- 2014/02/03(月) 09:05:40 |
- ケノーベル エージェント