今回はJR常磐線と水戸線が交わる、友部駅前のモニュメントを紹介します。ここは茨城県笠間市の拠点となっている駅ですが、元々は友部町の中心の駅であり、現在の笠間市ができる前の旧・笠間市の中心は水戸線の笠間駅でした。
笠間市は「稲田御影石」という石の産地として知られており、駅前にはその石を利用した石像が多く設置されています。地元の産品のPRをすべく、設置されているのでしょう(但し、実際の産地は水戸線の3つ隣にある稲田駅周辺です)。なお、これから紹介するもののほとんどが、「いなだストーンエキシビジョン」の提出作品となっています。

まずは南口に出て真っ先に目に入るこの像です。一見しただけでは人の顔の像に見えるだけですが、よく見ると顔を構成しているパーツが靴の形をした石になっています。タイトルは「くっくっくっ、くつ」であり、人の笑いと靴がうまい具合に掛けられています。ちなみに作者はデザイナーのU.G.サトー氏です。U.G.サトー氏はこれ以外にも幅広く作品を手がけているので、他の駅のモニュメントも作っているかもしれませんね。

次はデザイナー・秋山孝氏による「頭隠して尻隠さず」「頭出して尻隠す」という像です。犬と犬小屋がそれぞれあり、片方は頭だけ、片方は尻だけ出しています。ちなみに作者の意図としては「頭だろうが尻だろうが隠すことには変わりは無く、どちらも一緒」ということなので、「頭だけ出してるんだったら普通ジャン」というツッコミはしてはいけないのでしょう(笑)

次は北口にある「阿吽」というタイトルの石像です。これも作者は先ほどのものと同じ秋山孝氏であります。これは2体の犬(狛犬らしいです)によって「阿吽の呼吸」を表現しているものであります。つがいなんでしょうかね?

続いては割と大きな石像で、「花咲くつぼみ」と名づけられています。作者はグラフィックデザイナーの永井一正氏で、薔薇の蕾が開花する様子を石で表現しているとの事です。私自身薔薇は既に開花しているものしか見たことが無いので、蕾というのはあまりピンとこないのですが、花の蕾”ということはわかるモニュメントかとおもいます。

最後はいなだストーンエキシビジョンの作品ではなく、笠間市の市民憲章です。「わたしたち笠間市民のねがい」というメインタイトルがあり、南口・北口の両方に設置されています(画像一枚目が南口、二枚目が北口です)。南口のほうは少し材質が違うような気がしますが、これも花崗岩でできているようなので、稲田御影石を素材として使用しているのでしょうね。
なんか随分説明がテキトーになってしまった気がします。
こちらに「いなだストーンエキシビジョン」の詳細・過去作品が記述・紹介されているので、ご興味がありましたら見ていただければと思います。
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- 2014/04/22(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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笠間市エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。
- 2014/04/23(水) 08:47:16 |
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