6月に入り、だいぶ気温も高くなってきていよいよ夏らしくなってきました。ということで今回は、これからの季節にふさわしいもの?を一つ。画像は夜に撮影したものなので、久々に真っ暗な画像になってます。すいません。

今回はJR御殿場線上大井駅前の「上大井驛開設50周年記念碑」を紹介します。上大井駅は神奈川県足柄上郡大井町にあるのですが、御殿場線は国府津駅を除きJR東海の管轄となっているので、この駅も関東地方ながらJR東海の駅となっています。
さて、この石碑の一番の特徴はなんといっても上部に刻まれた「ひょうたん」でしょう。なぜひょうたんが刻まれているのかと言うと、この上大井駅では6月~8月くらいの時期に、駅の構内にひょうたんの実が実るからなのです。
大井町の公式ホームページにも記載されていますが、この駅は今でこそ無人駅となっているものの、かつては有人駅であり、1970年(昭和45年)当時の駅員さんが西日除けのためにひょうたんを栽培し始めたことがはじまりだったそうです。そして11年後である1981年(昭和56年)にこの駅のひょうたんが時刻表の表紙を飾ったことで、”ひょうたんの駅”として広く知られるようになったようです。
さらにこの駅が”ひょうたんの駅”として知られるようになったことをきっかけに、8月の第1土・日曜日に
大井よさこいひょうたん祭が開催されたり、駅以外のところでもひょうたんが栽培されるようになったりと、大井町がひょうたんで町おこしをするようになったのです。また、近くの小田原市に拠点を構える㈱しいの食品が、食用として品種改良されたひょうたんを利用した
ひょうたんの漬物を製造・販売するようにもなりました。
私が訪問したのは8月下旬だったので既にひょうたんは枯れてしまっていたのですが、今年はひょうたんが実るのはまさにこれからの時期です。ご興味のある方はひょうたんを見に小旅行でもされてはいかがでしょうか?
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- 2014/06/06(金) 17:00:00|
- 駅前モニュメント
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