今回は以前隠れモニュメント街道と紹介した都営新宿線と大江戸線が交差する、森下駅前のモニュメントを紹介します。モニュメントは「森下駅前」交差点のところに設置されていますが、地下駅なのだから駅上だろという突っ込みをしてはいけません(笑)

まずは交差点の四隅に設置されている”纏”のモニュメントです。これ江戸時代に使用されていたものを復刻させたようなデザインになっており、4つはどれも同じになっています。ここには原型についての説明があり、「江戸享保年間、八代将軍吉宗公の時代江戸町火消し、いろは48組、本所深川南・中・北16組により纏が編成された折、当深川発祥の地森下を火事などの災難から守るために深川中組内7組の纏として作られたものです。その後に、江戸消防記念会第6区3番組として、明治5年に中組と3番組と6区とが組み込まれた今の纏になって現在に至っております。」とのことです。江戸時代から栄えていた東京下町ならではのモニュメントですね。

また、深川発祥の地ということで、「深川散策繪圖」という地図が設置されていました。最初はただの地図かと思っていたのですが、歴史スポットをうまく紹介しているところが趣深かったので紹介することにしました。一応地図を良く見ると「森下駅」の記述があるので、都営新宿線が開通した後に設置されたものであることは確かでしょう。なのに、それより先に開業しているはずの門前仲町駅が書かれていないような気が・・・
江戸時代の歴史スポットが多くあるので、駅前に限らずいろいろと面白いものがありそうです。”歴史散歩”とかしてみると良い場所なのでしょうね。
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- 2014/06/15(日) 15:41:46|
- 駅前モニュメント
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