今回はJR予讃線と土讃線が分岐する、JR四国の要所である多度津駅前のモニュメントを紹介します。駅の名前は有名だったので”香川県多度津市”があると思っていたのですが、ここは仲多度郡多度津町であります。なお私は2013年1月と2014年5月の計2回ここを訪問しているので、今回使用する画像は両方の訪問日のものが混じっています。予めご了承願います。

まずは「四国鉄道鉄道発祥之地」と題された、8620形蒸気機関車の動輪のモニュメントです。8620形の動輪は過去にも
総武本線成東駅と
信越本線新津駅のものを紹介しており、今回で3つ目になります。この多度津駅は1889年(明治22年)に讃岐鉄道が丸亀-琴平を開通させたときに開業した駅であり、同社の本社があったそうです。ちなみにこれはJR四国として営業している鉄道の発祥の地ということであり、実際に四国で最初に設立・営業開始した鉄道は伊予鉄道高浜線なのだそうです。

続いては「少林寺拳法発祥のまち」と書かれたモニュメントです。少林寺拳法は1947年(昭和22年)に、宗道臣氏が中国の嵩山少林寺で伝承されている少林拳を元に、人づくりの「行」としてここ多度津で創始された拳法なのだそうです。私は少林寺拳法と少林拳が違うなんて知らなかったので、少林寺拳法自体が中国で伝承されているものだと思っていました。これは一つ勉強になりましたね(;^^)

続いてはロータリーの外、横断歩道を渡ったところにある「太湖石」です。これは多度津町と上海市普陀区との友好交流五周年を記念して、同区から寄贈されたものです。この石は石灰岩系統のものであり、開いている穴などは自然による造形なのだそうです。中国では友誼・幸福・安詳・和平の象徴とのことです。

太湖石の足ものには普陀区長からのメッセージの石碑がありましたが・・・達筆すぎて読めねぇ・・・

最後はまたも8620形蒸気機関車ですが、こちらは動輪だけではなく58685号機がそっくりそのまま静態保存されています。動輪もちゃんとあるようなので、先ほどの動輪の種車とはまた異なる車両のようです。説明のところ書いてある「シュッ シュッ ポッポ シュッ ポッポ 懐かしい”汽車ポッポ”の歌は遠い昔の思い出になってしまいました」の文が妙な寂しさを醸し出しているような気がします。
そういえば四国ではSLの観光列車は走っていないですね。復活運転を望む声が上がっているようですが、いざそのときになったら多度津工場のC58形333号機あたりが復活するんですかね?(まぁ、予算を確保する時点で頓挫しているようなので、余程のスポンサーでもつかない限り難しそうですが・・・)
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- 2014/06/24(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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