いい加減”高松”の2文字から離れようと思います。今回は東京都荒川区の玄関口である、JR・京成・日暮里舎人ライナーの日暮里駅前のモニュメントを紹介します。首都圏在住なら日暮里(にっぽり)なんて読めて当たり前だと思いますが、それ以外の地域では難読地名として扱われていることが多いらしいですね。

まずは東口都バスターミナルにある、「回天一枝」と題された太田道灌騎馬像です。
こちらによりますと、作者は僧侶・彫刻家の橋本活道氏で、題字を書いたのは元東京都知事の鈴木俊一氏とのことです。

詳細の説明も書かれていましたが、「道灌の「山吹の一枝」の故事にちなんで、それを契機に文の道に目覚めた道灌が、まさに「回天」の勢いで文の道を極めていったこと」を表現しようとしてこの名前になっているのことです。「山吹の里の伝説」についても記述がありましたが、「道灌が狩りの途中で雨に遭い、蓑を借りようとあばら家に立ち寄った際に、そこの少女は一輪の山吹と「七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」という歌を捧げた。怒った道灌は雨の中帰りこのことを家臣に伝えたところ、「蓑一つ無い貧しさを山吹と歌に託したのだろう」と聞いたことで己の無学を恥じ、歌道に励むようになった」という、道灌が歌道を始めるきっかけの伝説とのことです。

次は駅前のステーションガーデンタワーのペデストリアンデッキ下にある「昇龍」というタイトルのモニュメントです。これは”ひぐらしの里”第一種市街地再開発事業の記念モニュメントとして、2008年に制作されたもののようです。作者のサインがあり「Hiroshi.T」と書かれていましたが、詳しい作者の名前はわかりませんでした。この赤いぐにゃぐにゃした棒を天に昇る龍に見立てているモニュメントなのでしょうね。まぁ、こんなタイトル聞いたら、猫ひろしじゃなくても「しょーりゅーけん」って言いたくなることでしょう。え、私だけ?

最後は駅北側の下御隠殿橋にある「下御隠殿橋の完成にあたって」という銅製の記念碑です。下御隠殿橋はもともと昭和3年(1928年)に建設された橋なのですが、老朽化していたことと幅が狭かったことを理由に架け替えが行われ、それが完成した後にこの記念碑が設置されたようです。ここにも「列車ウォッチングができる生きたトレイン・ミュージアム」と書かれていますが、ここは山手線、京浜東北線、宇都宮線、常磐線、東北・上越新幹線、京成線といった多くの列車が行きかう場所なので、私のような人間はしばらくここにいても飽きないんでしょうなぁ。
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- 2014/07/15(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
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