今回紹介するのは旅の目的地その3。といっても今までの3つの内、一番最初に訪れたのがここなんですけどね。というわけで今回は新潟県糸魚川市にある、JR大糸線平岩駅前のものを紹介しようと思います。平岩駅は大糸線非電化区間の中でも、新潟・長野の県境に近いところにある無人駅で、ウィキペディア調べによりますと、駅の乗車人員はなんと7人!たぶん今まで紹介した駅の中で最も利用者が少ないところが
JR磐越西線翁島駅だと思いますが、それをはるかに下回っています。

そんな平岩駅の駅舎まん前には、人物の顔のレリーフとともに大きく「頌徳」と彫られた、結構年季の入ったように見える石碑が設置されています。正面から見ると良くわからないのですが、裏面にはちゃんと記述がありました。
ん!思いっきり欠けてるぞ! 石碑は平岩駅が開業してから約6年経った1963年(昭和38年)に設置されたものとのこと。まだ50年くらいしか経っていないのですが、上越地方山間部の厳しい風雪にさらされていたので、劣化も早かったのかもしれませんね。
読み取れる部分だけで詳細を書いていきますが、この石碑は”戸澤三千太郎”という方の功績を称えた石碑のようです。この戸澤氏は元北小谷村長だった方であり、大糸線全通に尽力したとのことです。説明によれば大糸線は計画から40年経って漸く全通した路線であり、途中戦争などの影響で幾度と無く工事が中断し、撤去の話も持ち上がっていたそうですが、全通を促進する期成会が立ち上がり、戸澤氏は全通のために奔走されていたそうです。こういう経緯で全通した大糸線ですが、現在では残念ながら非電化区間はJRトップクラスの赤字路線として有名になってしまっています。なんとか活性化できる策を考えていきたいところですね。
ちなみに私が平岩駅に降り立ったのは、この石碑をゲットするだけではありませんでした。それについてはまた後日、気が向いたら書こうかなと思っています。
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- 2014/10/17(金) 23:00:00|
- 駅前モニュメント
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