10月に旅をした際には、新宿駅から臨時快速の「ムーンライト信州」を使用しました。

(新宿駅にあさま色の189系・・・違和感がありすぎる・・・)
「ムーンライト信州」は新宿から長野県の白馬駅まで運転される臨時列車で、3連休前や長期休暇期間などに運転され、ハイカーを中心に人気の列車となっています。この列車、終点に着くのも早朝であり、かつその終点の白馬駅には時間をつぶすところがないようだったので、私は途中の駅で降りました。

その駅こそ今回モニュメントを紹介する、長野県大町市の中心であるJR大糸線信濃大町駅です。ここの近くにはコンビニがあり、食料調達が可能なので、白馬より先に行く人はここで降りて時間をつぶす人が多いようです。ちなみに上の時計台は「歓迎」と書かれている、観光地の駅にありがちなものですが、黒部ダム50周年を記念して設置されたもののようです。

モニュメントはすべて駅前ロータリーにあります。まずは上の「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」という文が刻まれた石碑です。これを説いたのは、地元で旅館を営んでいた百瀬慎太郎氏とのことです。
こちらによれば、百瀬氏は旅館経営の傍ら、北アルプス・針ノ木岳の登山者の世話や、登山ルートの整備、山小屋建設など、針ノ木岳登山の開拓者として活躍した人物であり、現在でも「針ノ木岳慎太郎祭」が開催されれるなどして、その功績が称えられています。ちなみに石碑の文は百瀬氏の名言として、針ノ木岳のほかの場所にも記述されているそうです。

次は上の石碑の隣にある湧き水です。山の麓ということで、ここもキレイな水が地中を流れているらしく、このように駅前に湧水が作られています。湧水として整備されているものとして、以前JR北陸本線の
魚津駅や
生地駅、徳島線の
蔵本駅など取り上げてきましたが、ここのものもそれらと同じで飲料水として使用できるようです。流石に訪問時は早朝だったので汲んでいる人はいませんでしたが、時間によっては汲みに来る人がいるのかもしれませんね。ちなみに画像真ん中に写っている鳥は、湧水のおまけとして設置されている銅像です。

最後は駅舎の前にあるとても小さい石灯籠です。正直ただの石かと思って見落としそうでした。丁度草に隠れてしまっている部分に火を灯すところがあるのですが、草に隠れてしまうくらい小さい石灯籠が果たして本当に利用されていたものなのかはわかりかねます。ただの飾りかもしれませんね。
全国駅前石灯籠巡り・・・やったらあちこちにあってキリがなさそう(笑)
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- 2014/11/09(日) 20:00:00|
- 駅前モニュメント
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- 2014/11/10(月) 09:25:12 |
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