今回は航空基地があることで有名な青森県三沢市の玄関である、青い森鉄道三沢駅前のモニュメントを紹介します。

まずは西口への階段を降りてすぐのところにある、2体の大きなこけしです。こけしと言えば、以前
JR上越線群馬総社駅でもこけしを紹介しましたが、そこはこけしの産地ということでした。しかしこちらは近くの小川原湖に伝わる伝説をこけしで表現しているようです。具体的なことは説明板に書かれていますが、飛鳥時代の朝廷貴族であった橘中納言道忠公の息女である玉代姫と勝世姫は、旅に出ていた父を尋ねてこの地に来たのですが、父は既に他界しており、霊に誘われるようにそれぞれ別の沼に身を投じたようです。姉が身を投じた沼は姉沼と呼ばれており、妹が身を投じた沼は妹沼と当初呼ばれていたようですが、後者は現在の小川原湖となっています。地域に伝わる伝説をこういう形で知ることができるのも、モニュメントの一つの役割といえるでしょうか。

次は1931年(昭和6年)に三沢市淋代海岸から米国まで太平洋無着陸横断飛行を成し遂げた飛行機「ミス・ビードル号」をモチーフとしたゆるキャラの像です。その名も・・・
”ビードル君”です。
いやはや、この名前ではトキワのもりにたくさんいる某けむしポケモンと同じ名前じゃないですか。まぁ、この飛行機から名前を取ったら仕方が無いんですけどね。ちなみにビードル君については
三沢市のホームページでも紹介されていますが、その記事によれば、このビードル君は三沢駅を”見守って”いるらしいです。なんだか駅前交番みたいですね(笑)。

また、駅前の観光案内マップも「ミス・ビードル号」をイメージさせるデザインになっています。ちなみに「ミス・ビードル号」は実物こそ現存していませんが、実物大の模型が
青森県立三沢航空科学館にあるようです。

続いては駅裏の東口ロータリーにある大きな石碑です。「県南地区造園組合創立10周年記念事業」と記載されているのでその事業の竣工記念碑なのでしょうけど、”造園組合”ということなので、このあたりの木々を植えたり、石を置いたりしたのでしょうか。一応その風景も撮影してきたのですが、個人的には石碑が結構大きかったので、庭の風景よりも石碑の方が目立っちゃっているんじゃないかなーと思いました(でもどうなんだろう。モニュメント探しばかりしてるからそう思えるのかしら・・・)。
スポンサーサイト
- 2015/03/31(火) 18:00:00|
- 駅前モニュメント
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0