予約投稿ばかりしているから、記事を書いている時期と反映される時期がずれるので、旬なネタが結構書けなかったりします・・・

先月のダイヤ改正で、北海道の”赤電”ことJR711系が営業運転から引退しました。北海道で電化が開始された時から走っていた形式ですが、最近まで残っていたのは1980年に製造されたグループのみでした。しかし過酷な北海道の気象環境で30年以上使用されていたこと、札幌都市圏の人口増加に耐えられなくなってきたことなどから、この度引退することになりました。個人的には子供のころに「北海道の電車」と本に載っていたのがこの形式だったので、寂しさとともに、自分が歳をとったことを痛感させられています。

もう一つ、京成電鉄でも、長年”赤電”の愛称で親しまれてきた電車が引退しました。京成の赤電については
随分前にも記事を書きましたが、京成の”赤電”は旧3000形から続いてきた昔の塗装からとられた愛称であり、その塗装をかつて纏っていた最後の形式である3300形が先月完全に引退したのです。また、3300形には系列の北総鉄道にリースされていた編成(画像右(再掲))もありましたが、こちらも本家3300形引退の翌週くらいに引退しています。3300形は末期はほとんど京成線内のローカル運用ばかりだったので、私は金町線乗りに行ったときくらいしか見かけなかった一方、北総の方は最後まで地元の京急線まで乗り入れてきていたので、個人的には後者の方がなじみが強かったです。
このほか”赤電”の愛称は西武やJR常磐線などでも使用されていましたが、どちらも既に引退しています。なんというか、昭和の時代は電車の色を赤っぽくするのが流行だったんでしょうかねぇ。ちなみに京急や名鉄など、いまでも赤い塗装を纏っている私鉄の車両は、”赤電”とは呼ばれない模様です。

ただし、例外として遠州鉄道の電車は今でも全て”赤電”の愛称で親しまれています。もともとこの会社が赤電と呼ばれ始めたのは30形(画像右)が赤い塗装を纏ったからだったそうですが、それ以降導入する電車全てが同じ塗装を纏っているので、いまでも”赤電”の愛称が続いているのです。遠鉄では30形が引退している代わりに新車(2000形)が導入されていますが、これも未だに”赤電”塗装を守っていますから、今後もしばらく”赤電”と呼ばれるんでしょうね。
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- 2015/04/14(火) 18:00:00|
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